俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

不良少女白書

2005-06-11 23:19:37 | レビュー
 今日久しぶりにさだまさしを聴いていました。久しぶりに聴いて本当に感動した(汗。一番共感を得たのは『防人の詩』ではなくて(ぇ、『不良少女白書』です。聴いたことないひとには「は?」でしかないと思いますが。とりあえず歌を聴いてもらえばわかりますが、聞かせる方法がないので歌詞の紹介を。

あの娘はいつも哀しいくらい
ひとりぽっちで部屋の片隅でうずくまってた
誰かが自分を救いに来るのを
じっと待ってるけど 誰も来ないと判ってる

人には黒く見えるカラスが
自分には白く見えてしまう
黒く見ようと努力したのに
人は大声で聞いてくる

※何故 嫌いですか 何故 好きですか
左ですか 右ですか
ああ聴こえない ああ届かない
自分の夢がわからない ああ


あの娘はいつも哀しい位
強がってみせるけど実はとても淋しがりや
時折 燐寸を摺ってはひとりで
涙こぼしながら また時々火傷をする

少し若さに思い上がり
転がる方が楽だと覚え
本当はとても優しいくせに
すねて見せるだけの意地っ張り

※繰り返し

自分に正直に生きるなら
風に逆らって生きるのなら
居直る事が勇気だなんて
自分に甘えるのはおよし

※繰り返し


という曲です。べつに今の時代だったら不良少女に限った話ではないと思います。
 やっぱり誰かに助けて欲しいし、優しくしてもらいたいと誰もが思うこと。でもそこでじっとしている限りは誰も自分のことを相手してくれないし、手をさしのべてはくれない。ときには「訳のわからない奴」という烙印を押されてしまうことすらある。人と合わせようと努力したけど、やはり他人と違う自分に気づく。そして周りの人はうるさく「どうなのか?」訊いてくる。結局自分は何がしたいのかわからないまま。
 どの時代の若者は”若さ”のためか寂しさを隠すために強がるものかもしれない。忍耐強いとはちがうけど、なぜか我慢できてしまうんだよね。みんなの前では隠しているけど、一人になれば寂しいし、悔しいし、悲しさで涙することもある。時にはものにあたって自分を傷つけたりもする。そして「人生谷あり山あり」だといってつらいことも開き直ってみせる。そういうときに他人から優しくされると素直に受け入れられずに、意地を張ってしまう。何もかもが自分の手元にないから、何が正しくて、何が間違いなのかわからない。結局は「有り」か「無し」かなのかという疑問すら浮かんでくる。
 最終的に自分に素直になって、正直に生きるためには、開き直ることで自分に甘えることはしてはいけない。自分が素直でいるためにはつらいことがあっても、ごまかさないで、人に甘えることもなく、しっかり歩んでいくしかない…。

 なんかわかる気がします。人に優しくされるのはありがたいけど、最後は自分で立ち上がらなければ意味がないんですよね。きっと誰も悪くないんです。自分も、相手も、周りも、世の中も。ただ私たちはまだ若いんだと思います。それで無理することもないし、我慢する必要もない。ただいつか自分の足でしっかりと立てれば、失敗したって、恥をかいたって、うまくいかなくたって構わないんじゃないでしょうか…。

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1 コメント

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ごめんなさい (uNleashed)
2005-06-11 23:30:47
学校で浮くと良いぜ



浮いてる奴同士で浮いてると楽しいぜ
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