まるみのあっちこっち巡り

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宇和島市立伊達博物館

2023-10-03 00:39:12 | お出かけ 四国



伊達政宗の長男(庶長子)秀宗が初代藩主となり
栄えた城下町に残る伊達家ゆかりの名所を
訪ねてみることにした愛媛県宇和島市。
夏のような暑さで、まず博物館へ行きました。







宇和島市の古地図の上を通り、展示室へ。
初代宇和島藩主伊達秀宗、以降9代藩主
伊達宗徳に至るまで当地を治めた伊達家伝来の
貴重な史料や、宇和島の文化遺産を展示しています。







伊達家屋敷跡に建設され開館したのですが、
耐震性が満たさないために移転し、
隈研吾氏の設計で建築計画がありますが、
反対運動などもあるようですね。







宇和島伊達家ゆかりの調度品や衣裳、
古文書、武具など約4万点もの
文化財保護のためにも
早く解決するといいですね。







伊達家の家督を継ぐ者として育てられた秀宗は、
人質として暮らしていた豊臣家で、
「秀」の通字を受けて秀吉・秀頼の側に仕え、
一時は豊臣姓まで賜ったこともあり、
徳川の世になると家督相続者から外されることに。







父・政宗の計らいで初代・宇和島藩主になったものの
正室の子として生まれ、人質の苦労もせずに
政宗の跡を継いだ弟のことを遠く離れた
宇和島でどのように思っていたのでしょうか。

政宗から秀宗に贈られた「唐物小茄子茶入」と
伽羅の名香「柴舟」は宇和島・伊達家の家宝であり、
こちらの博物館に所蔵されています。

愛媛県宇和島市御殿町9-14

2023.5.1


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