あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

葛藤

2009-03-14 11:05:25 | 同人誌・グッズ
身軽になる…関連で、自分にとっては痛い話なんだけども、書いておこうと思う。
ここまでぶっちゃけないほうがいいのかもしれないけれど…。

さすがに10年以上前に発行した同人誌(特に創作系)がほとんど動かなくなってきていて、思い切って処分するかなあ…と思った。
盛大に燃やしてしまうことが出来ればそれがいいんだけど、昨今はどこででも火が焚けるわけではない…。よって処分となると、表紙をちぎって、奥付けなど個人情報の載っているページをちぎって、ひもでしばって廃品回収に出せる状態にする…。

古典的価値が出るまで持っておけば…という旨もあるが、えーと、それってどんな風に??みたいに考えた。…たとえば、実はうちで発行した同人誌の中に、今、まんが家になってる人の作品を掲載させていただいたものがあるんだけど…その方は、作品がアニメ化されたこともあるんだけども、だからってその同人誌が売れるわけじゃないのだ。(実は、ヤフオクに、その○○さんの作品が載っています…なんて書いて出品してもらったことあるんだけど、ほとんどアクセスもない状態だった。…ふむ…。)
それにまあ、もうつきあいも全然ない方なので、あんまりその名を前面に出して在庫を売る…というのを躊躇してしまうという面もある。

ああ、なんか書いてていろいろ…軽い吐き気さえしてくるジャンルの話だが、逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ。

本は、腐らないようでいて、腐ってしまう…生モノなんだ。新鮮なうちに売らなくちゃいけないんだ…。
まあ、そんなんで、よし…処分しちゃうか…と思い、創作本の入っているダンボール箱を開けた。そして…ぴかぴかひかる(PP加工なんです)同人誌の表紙を見たら…どうしても捨てる気になれなくて、もういちど、箱のふたをそのまま閉じた。
まだ、捨てられないのだ…。

何事もなかったかのように、同人誌活動を続けることにした。…だって、それしかないんだもん。捨てられない自分がいる限り、即売会には出続けるべきだし、そのためには新刊があったほうがいい。…それだけだ。それから、幸いにも、まだ続けられる状況なんだ…。この不安定な営みを…。そのことには、すごくすごく感謝しながら…何事もなかったように続けることにした。

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