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読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

会社をやめたら社長になろう!というエール「『身の丈起業』塾」(前田隆正著/光文社刊)

2007-03-24 05:32:44 | 本;ビジネス
第1章 会社をやめたら社長になろう―定年はもうひとつの人生への扉、開けるが勝ち
第2章 社長の名刺は気持ちいい―あなたのビジネスのチャンスは無限
第3章 失敗した社長には理由がある―失敗に学ぶ成功への近道
第4章 成功した社長の「こうすればうまくいく」―収入+生きがい+居場所
第5章 社長なんて簡単になれる―事業計画から申請、税金の早分かり
第6章 「身の丈起業」で日本に活を入れよう―「SOHO隠居」のすすめ

●好きなことを仕事にできる幸せ、●ムリせず頑張らないで仕事ができる幸せ、●家族に応援されて仕事ができる幸せ、●人に頼られて仕事ができる幸せ、●地域にとけ込んで仕事ができる幸せ。SOHO企業支援で経済産業大臣賞受賞の著者がそんな幸せを教えます。

いよいよ3月も残り一週間余り。決算期が多いこの月に拍車をかけている企業も多いと思います。例年に加え、今年からいよいよ700万人に及ぶという団塊の世代の方々の退職がはじまります。今日はそんな方々に「『身の丈起業』塾」(前田隆正著)という本を取り上げたいと思います。主に団塊の世代の方々を念頭に中心に書かれています。

本書は都市再生をかけた東京三鷹市の挑戦の記録でもあります。「三鷹市は東京都のおへそのような位置にあり二十三区に接し、その利便性から昔は多くの工場が進出し活気のある都市でした。ところが時代の変遷とともに八〇年代半ばから大きな工場が100社以上も郊外へ出て行き、九〇年代半ばになると、工場出荷数でも1000億以上、雇用創出も40000人以上と、悪化を辿るばかりに陥ってしまったのです」。

著者は、サラリーマン人生の蓄積を生かした、特にSOHOスタイルでの起業をこう説きます。「会社の規模は関係ありません。あなたがこれまで体験してきたことはきっと役立つはずです。いまのあなたは、サラリーマン時代のように、組織や人間関係に縛られているわけではありません。不要なストレスから解放されて、自由になんでもできるのです。あなた自身が幸せになる会社こそ、『身の丈起業』の目指すところです」。

退職される団塊の世代の方々の内で十人に一人が起業したとしても、70万社。そこで3人採用したとして210万人の新たな雇用創出になります、今の60歳は若い。後十五年位は元気で働けます、そう思うと一回り下の世代の私などまだまだ雛同然です。モーニングセミナーに出席する先輩などを見てもそう実感します。


【著者紹介】前田隆正氏
1933年生まれ。電気通信大学卒業後、日本電信電話公社(NTT)入社。技術局調査役を経て、'81年、日本無線入社。研究所専門次長、営業統括本部長を歴任。'88年、INSエンジニアリング入社、常務取締役などを歴任。'93年、ジャパンシステム社長。'98年から「SOHO CITYみたか」推進協議会会長として、三鷹市に開設されたSOHOオフィスの入居者審査・運営に関わる。また、起業の実務を身につけるための「SOHOベンチャーカレッジ」を開設、前田塾といわれ、塾長として136人の卒業生を輩出している。2006年「Japan Venture Awards 2006」起業支援家部門・経済産業大臣賞受賞。


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんにちは (レンタルオフィース)
2007-03-26 11:44:04
http://blog.livedoor.jp/ofisu/archives/53348688.html
に関連記事としてリンクをはらせてさせて戴きました。

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