読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

ロックとポップスが流れる珠玉のラブストーリー「九月の四分の一」(大崎善生著/新潮文庫)

2007-12-20 07:35:01 | 本;小説一般
体中で君の存在を感じている。たとえ今は遠く離れていても――。出会いと別れ、喪失と再生。追憶の彼方に今も輝くあの頃、そして君。深い余韻が残る四つの青春恋愛短篇。 逃げるようにして、僕はブリュッセルへ辿り着き、世界一美しい広場で、ひとり悄然としていた。潰えた夢にただ悲しくてやる瀬なくて。そこで奈緒と出会った。互いの孤独を埋めるような数日間を過ごし、二人は恋におちるのだが、奈緒は突然、姿を消した。曖昧な約束を残して(表題作)。――深い余韻が残る四つの青春恋愛短篇。 . . . 本文を読む