風のささやき 俳句のblog

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春の池甲羅干す亀岩に寝て心干す我木陰のベンチに 【短歌】

2021年04月21日 | 短歌
春の長閑な日の午後でした

池のある公園を歩いていると
池の真ん中の岩の上に
大きな亀が四匹
甲羅干しをしていました

面白い風景だなと思って
足を止めて眺めていたのですが
亀はじっとして動きが見られません

そのうち飽きてしまった僕は
木陰の下のベンチに腰を下ろしたのですが

春風に吹かれていると
いつの間にか湿った心が
乾いて軽くなったように感じられて

ああきっと先ほどの亀も
こんな気持ちのいい気分を
楽しんでいるに違いないと
亀の甲羅干しの姿を思い出していました


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