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風のささやき 俳句のblog

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托鉢の僧の手の鈴涼風か耳瑞々しく潤いわたる 【短歌】

2021年07月28日 | 短歌
随分と暑そうな衣装を身につけた
托鉢の僧が道端に立っていました

最初は気付かなかったのですが
その手に持たれた鈴が鳴らされて
初めて気がつきました

鈴の音は随分と高く涼しげで
後ろから涼しい風が吹いてきたような
そんな涼感がありました

2回、3回と鳴らされたその鈴の音は
僕の耳を瑞々しく潤し
僕はそのお礼に
戻って御布施をしようかと思いました