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風のささやき 俳句のblog

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目が合った老婆の瞳に春色の穏やかさあり生き永らえた 【短歌】

2020年03月11日 | 短歌
お昼時
皆で昼食を食べようと
食堂に入りました

普段はさほど込んではいない食堂が
珍しくその日は満員状態

注文を頼んだ後は
食事が出てくるまで
しばらくお茶を飲みながら待っていました

後からお年寄りのご夫婦が入って来たのですが
自分たちの会話が途絶えた合間に
周りを見回していたら
そのご婦人の方と目が合いました

春の色にも似た
とても穏やかな眼差しでした

きっと今まで色々なことがあったことでしょう
それをすべて引き受けて生きてきた
その果ての穏やかな瞳なのかなと思うと

自分もそこまで辿り着けるのかなと
不安になりました