光はすっかり春の色をして日々輝きを増し
大地に溜まった芽吹きの熱は地上にあふれんばかり…
すっきりとした冬の青空はなくはや花曇りの感じ
今年の季節の行きつ戻りつは激しくて
時にウロウロしてしまう
「春を呼ぶ」東大寺のお水取り(修二会)も始まった
2月も残り少なくなったので「雛飾り」を…
いつものようにミニ雛を其処彼処に
陶雛2組 縮緬雛2組 貝雛1組
近年押絵風ミニ貼り雛2枚に織り雛のミニ額も加わった
移ろう季節の中で冬から春へ向かう短歌を…
シャンシャンシャン降り積む雪の白い朝記憶に残るあのバスの音
子供の頃タイヤチェーンは当然まだ金属製で
雪の国道を多くの大きなタイヤを履いたバスが通ると
独特のいい音がした
しんしんと雪がたくさん降る朝はその音が大きく響いた
音の記憶は不思議
遠い思い出の中に今も心地よく響く音がある…
曇り空一瞬の青煌めいて誘うがごとく翡翠は飛ぶ
光は明るくなったが頬うつ風は冷たいO川沿いを歩く
一瞬の青が目に飛びこんだ!「あっ!カワセミだ!」
飛んでは止まり飛んでは止まり…
わたしが追いつくのを待つようにまた飛んではまた止まり
カワセミと出会えだけで幸せ
カワセミと遊べてもっと幸せ…
紅色と白を交互に和紙椿「花ごしらえ」の響きもゆかし
今年ももうお水取りの行が始まっている
コロナ禍の厳戒態勢の中で1270回目の修二会
今年は参篭見舞いに行くこともできない
昨年「花ごしらえ」で作られ練行衆と「行」を共にした
紅花とくちなし染めの少し煤を被った和紙椿一輪
有難くも我が家の車のフロントに…
「水取り」に臨む覚悟の僧おもう白き粉雪舞い散る宵に
今日は一辺して粉雪が舞う寒い夕暮れ
A紙の夕刊に東大寺のお水取りの記事が
管長インタビューも…
数日前東大寺に近しい方に連絡を取って今年の様子は聞いていた
らしいと言えばらしいのだが衣着せぬ率直お話ぶりから
この疫病下で1270回目のお水取りの行を行い取り仕切る
並々ならぬ覚悟や決意のほどが伝わってくる
今日のように厳しい寒の戻りや暖かすぎる日もある
1270年途切れることなく連面と受け継がれてきた1か月近くの厳しい「行」
20年以上の連続参拝は諦めて今年は遠くから
満願達成までの無事と浄化への「祈り」をささげよう
梅三分水仙菜の花とりどりにマスク外して春を吸い込む
白梅紅梅色に色とりどりの花が咲き始めた
古木の下お庭沿いよく手入れされたお花の公園
いつもと何か違う!?なんか物足りない!
と思ったら「何だ!」「マスクのせい?!」
漂ってくるはずの「香り」がしなかったからだと気が付いた
春の扉は香りが無ければ開かない…
漂ってくるはずの「香り」がしなかったからだと気が付いた
春の扉は香りが無ければ開かない…