今日で五月も終わり
早くはやくと思いながら
新たな日々は過ぎ・・・
三月のうたはあまりにもなので
まことに遅ればせながら春のはじめから若葉のときまでのうた（短歌）を・・・
我が春のうた
かすかなる風鈴の音の聞こえ来て何故かしみじみ春めく今宵
夕暮れ時が長くなり暖かさも感じる優しいひととき
どこからか聞こえるきれいな風鈴の音が妙に心に沁みる・・・
満開の花を濡らすや桜雨うす桃色にしずくが光る
春の雨はひやひやする
せっかく開いた桜がもう散ってしまうのかと
でも桜にかかる雨もまた美しい・・・
野辺渡るアンデスの風吹き寄せて京の町屋にケーナの響き
チャレンゴやケーナを聞くと行ったこともないアンデスの風を
感じるのが不思議
京の町屋でのコンサートもなかなかよかった
なでられて黒光りする牛たちもほっこり長閑な天神の春
受験シーズンは大変でした
天神さんの牛さんたち
春の日差しを浴びてほっこり顔に見えます
よみがえる白つめ草の冠のおさげの友と野原のにおい
幼き日並んで編んだシロツメクサの首飾りやかんむり
この時期になると香りとともに思い出します・・・
子らの声少なくなりし界隈に新しき鯉風切り泳ぐ
新築の家が建ち早々と鯉のぼりが泳いでいる
今時あまり見かけなくなった鯉のぼり、しかもご近所に２軒
勇ましく元気が良い、ちょっと嬉しくなった
艶やかに残雪光る蝶が岳羽を開けた揚羽のごとく
安曇野の若葉の頃は素晴らしい
田植えの終わった田に流れゆく水路
野には幾多の緑、残雪鮮やかな北アルプス・・・
黒姫へ向かう野山の若葉道風も光も緑に染まる
本当に言葉もないくらい美しいよろずの緑の季節
心地よい風こころよい光みんな緑みんな青色・・・
