☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

冷え込む京の宵に・・・

2012-01-16 00:50:36 | 徒然

 冷たい風が身に沁む
 しんしんと冷える京の冬

 今は大阪に住む友人が「やっぱり京都はさむいなあ」とつぶやく
 久しぶりに電車で河原町界隈へ
 いつもは車なのであんまりウロウロすることは無い

 1月半ばの土曜の宵
 人通りが多く賑やかだ

 「夕食を」と念のため知り合いの店に電話をする
 2件予約等で満席
  もう一件歩いていってみたらここも満席
 まだまだ新年会たけなわなのか
 景気が戻ってきたような賑わいで喜ばしいことなのだが・・・

 「ちょっと面白いもの見せるよ・・・」
 お茶でもと最初に立ち寄ったカフェで
 本来の用件が一段落ついたあと友人が古い画帳をおもむろに取り出す
 開いてみると・・・
 「藤田嗣治と分かる所が面白いね!」
 藤田嗣治を描いたスケッチが2枚
 中年男性のスケッチが2枚

 サインや日付や雰囲気を見ると
 どうもお互いに描きあった感じ
 画帳はその男性のものらしく(西宮辺りの人らしい)
 風景やヌード等なかなか達者な感じで面白かった
 1950年代のものらしい
 他にフジタの展覧会のパンフレット(「・・・さんへ」サイン入り)等
 F・Tとサインの入った筆で描いたヌード
 簡単な線が何ともユニークで面白い・・・

 友人の身内がそうした仕事をしている関係で手に入れたらしい
 「その頭の線はフジタだ・・・間違いない」
 何て家人は言って・・・鑑定には出していないらしいけれど・・・

 もう1件以前行ったことのある料理屋に行ってみると
 ここもカウンターなら・・・ということでやっと落ち着いた

 荷物を預ける時
 「こう見えてもとても大切なものなので・・・」

  「保存はちゃんとしたほうがいいよ・・・」
 「額装して飾っおいたほうがいいかな」

 フジタには以前から興味がある
 いろいろな面でちょっとミステリアス・・・

  多くの人が行きかう小正月の
 シンシンと冷える京の町で
 面白い物を見せてもらった・・・

                    

コメント
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