☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

宇宙への旅立ち・・・手作りデニムの世界

2018-02-05 00:02:19 | アートライフ

  
 年明けに「まるてんぼう」のHINATAくんからTELがあり
 手作りデニムのショルダーバッグが届いた
 もちろん1点もの

 昨年秋、蓼科のペンション・プラネットで
 「まるてんぼう」の社長さんに出会い
 プラネットさん所有のいろんなデニムの作品を見せてもらった
 
   銀座のデパートでたしかグッチとルイヴィトンと

   まるてんぼうという組み合わせの
 展示会があり、何せ1点ものゆえプラネットさんから借りて

    出品された作品を返しに来られたところだった
 以前から蓼科の東急リドートのお店の看板を見て
    デニム好きの私は気になっていて
 お店に寄ってみたいと思っていた 

 
 いろいろなお話を双方からうかがってこれもご縁と
    富士見のお店にご一緒した
 今はご両親と子ども7人のファミリー企業

    全員がデニム職人さんでそれぞれ
 自己ブランドとして1点ものの作品を生み出している
 作品創りのテーマは「宇宙への旅立ち」
 
 社長の哲学もなかなかのもので芯が通っている
 これからの展望もしっかりある
 しかしその中で育ちその道を歩いてきた子どもたちも

    それぞれ大変だったろうと漏れ聴く話の中で思う

    プラネットコレクションの中にとってもかわいくて

    いい感じのバッグがあった
 奥様が「女子力が高い」とおっしゃるご主人のものらしい
 
 社長さんの創るバッグは最低でも数十万から百万はするという
 そのバッグは3番目の娘さんの作品で私でも何とか買えるお値段と聞き
 社長さんに相談した
 私は富士見のお店にいたHINATAくんに注文することにした
 彼のトレードマークは「鳥」なので野鳥好きの私にはぴったり
 デニムらしいデニムで赤の皮を少し使ってほしい、後はお任せ



 注文してから届くまでに注文主の期待は膨らむ
 何か月か待って届いたとき注文主の期待以上のものでなければならない
 とは社長さんの言葉
 そのとおり期待に応えてくれた
 丁寧な仕上がりの華やかで素敵なバッグだった
 
 今だからかえってカッコよく持てる気がするのだが…

 

 

           

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観世会館とマリオネット

2014-03-28 00:28:38 | アートライフ

  
    いろんな種類の桜が咲き始めた
  玄関にも小ぶりの桜を八重咲きの赤いチューリップとマーガレットと

    一緒に活けた
    桜草、ミニバラ、柳等々表玄関も春の装い

  しかしまだまだ寒く冷え込む日が多くて夜を思うとなかなか

  春のコートに移行できない
  予報ではそろそろ本格的な暖かさになりそうだけれど・・・

 久しぶりに観世会館へ
 知り合いの言わば小鼓の発表会なのだが、当代のそうそうたる

 能楽師の方々が脇を固めての舞台だ

 昨年、大鼓の石井流の石井保彦さんや観世流シテ方の味方玄さん

 女性シテ方の鷲尾世志子さん等のレクチャーを本当に身近で
 少人数でとっても贅沢に受けたこともあってなのか
 お囃子の音やリズム、響きが今回違って聞こえた

 大鼓の流派の違いや細かい所作等にも目がいき改めてお囃子や地謡の

 心地よさを感じたり短い時間ではあったもののその奥深さを
 また違った感じで受け止めることができた

 お囃子、地謡、仕舞と総勢7人での知人の舞台も無事に終わり
 本当は昼過ぎからの一番人気の片山九郎右衛門さんや

 味方玄さんの舞台を拝見したかったのだが
 観世会館を後に車で次の目的地の生駒市に向かった

 2年半前に亡くなったSさんのご主人を「偲ぶ会」がJ庵で開かれる
 しばらく御無沙汰している間にまさかの喪中葉書にびっくりした

 こけら落としからご夫婦で関わって来られたJ庵でそのとき

 出演していたゆかりのポルトガルギターとマンドリンの男性デュオ
 「マリオネット」を招いての言わば「偲ぶ会コンサート」
 ちょうど「どうしてられるかなー」と話していた所にご案内を頂いた

 J庵の前回のマリオネットのコンサートにも参加させてもらったが

 もう10年前にもなると言う
 そのころSさん宅にもJ庵にも数回お邪魔していた

 ゆかりの人たち(遠くから来られてる人も)が会場をうめて
 奥様のごあいさつ(やっぱりまだまだ涙が流れる)のあと

 マリオネットのコンサートが始まる

 ポルトガルギターの調べいろいろな種類のマンドリンの音色が郷愁を誘う音楽
 代表曲の「南蛮渡来」や「RuRu」はやっぱりよかったけれど
 新しい曲も含めてしっかりしたテクニックと曲作りのもとで

 ファド音楽を基調にしながらもクラシック調、ボサノバ調、フォーク調、
 歌謡曲調等々様々なバリエーションで聞かせる所がすばらしいと思う
 しばらくぶりで聞いたが進化・深化が感じられて嬉しかった

 
 Sさんの遺影や収集された珍しい蝶の標本ケースが飾られた会場は

 大いに盛り上がり優しくとってもいい雰囲気に包まれた 

 向こうは全く感知しないことだけれどマリオネットさんとは

 何がしかのご縁があるようなのだ
 マンドリンのYさんとは同じ地域に住んでいて毎日ほど車で

 Yさん宅の前を通っているし
 旧知の大阪の女性社長がデビュー当時から支援していたことが
 これもまた別の友人からの誘いで行った大阪の知り合いのお店の
 閉店コンサート(マリオネット出演)でばったり会って知った

 毎年行く信州で安曇野へ行った時には必ず立ち寄る素敵なギャラリーカフェに
 いつもマリオネット関連グッズがたくさんおかれていて

 きっと関係があるんだろうなと思っていた
 今はそこはフレンチレストランになっていて今は別の場所に

 移られたらしいけど・・・
 そんなこんなで勝手にご縁を感じていたのだが

 今回会食のときに少し話した  

 
薪ストーブが静かに燃える現代の竪穴式住居をイメージして
 建てられたというJ庵
 会
食会では故人の思い出話が語られ静かに夜は更けていく

 10数年前にSさんご夫妻にご購入頂いた家人の絵(ヌードなんだけれど)が
 今日初めて会った東京在住の娘さんにもとっても気に入ってもらってる

 ことがわかり 奥さんにも「我が家の家宝だ」とか言って
 もらって嬉しかった

 久方ぶりでお会いできたことやお話できたことをSさんの奥さんにも

 J庵のご夫妻にもとっても喜んで頂いて
 しばらく遠ざかっていた
ご縁がまたつながってまた深まっていくような
 心嬉しい時になった
 これもSさんの暖かいはからいかも…

                     
                                

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土ひねり・土遊び

2013-12-11 00:02:46 | アートライフ

 
 今日は強い風が吹いている
 秋の終わりを告げるように散紅葉が舞い上がる
 今年も残すところあと少し

 今年始めたことの一つ
 本当は去年の2回の下準備があったからできたことなんだけど
 手びねりの陶器をたくさん作ったこと
 わずか半年月一回の割にはほんとにたくさんできた

 今焼きあがってるものでも花器が三つ
 自分の作った花器に大好きなお花を活けることができる

 なんて今年まで思っても見なかった
 趣味で作陶をしている知り合いの二人の女性からそれぞれ作品を頂いて
 花を活けてみると買ったものとはまた違ってすごく味わいがあってよかった
 自分のもしかり、と
ってもいい!

 かなり前に何回かの手びねり体験があったけれど

 (なぜか焼きあがりは手元に届いていない)
 口の悪い旧知の陶芸家から「粘土がもったいない」とか

 言われたことがありちょっとトラウマ気味だった
   昨年小浜でやってお皿と茶碗を作って

 ちょっと自信もついたしとっても面白かった

 手びねり独特のヒラヒラをつけて仕上げる
 自分なりのオリジナルスタイルも出来つつある
 花器かオブジェにでもなればと以前アップした大きな作品が
 とっても薄く素敵に焼きあがったことがきっかけだ
 意外なことにひらひらをつけた小鉢には何を入れても

 様になりほぼ毎日使っている
 この感じは陶器好きの私もあまり見たことがない

 (手びねりでしかできないからね)

 カップアンドソーサー5組(1組は知人にどうしてもほしいと

 粘られて泣く泣く?!プレゼントした)
 鉢やお皿など大小の器や小皿もS先生のおかげで素敵に焼きあがっている
 このところは薄く薄く仕上げることに心を砕いているがどれも割れていない

 そしてだんだん分かってきた
 以前の作陶が上手くいかなかった理由
 私の手のひらはとっても熱い(厚くもあるが)
 今まで会った人で私以上に熱い人は占星術家のM・A先生だけだ
 その手で紐作りで丁寧に仕上げていると形がだんだん崩れてくる
 いくらセオリーどおり内側に積んでいってもだ

 (小浜の冬の強烈な寒さの中でやった時だけ上手くいった)

 「紐作りだけでなくいろんなやり方があるしどんなやり方でも良い」と
 S先生に言って貰って一気に世界が広がった

 薄くけっこう強くヒラヒラにできてしかも手早く仕上がるのは

 この手のひらの熱さのせいかも・・・とこの頃思っている
 乾かしている最中にヒラヒラにビール瓶が落ちて当たっても

 ちょっと端が欠けただけですんだのだから

 陶芸を習っている人は手びねりで素人が薄く仕上げることは

 絶対無理と思っていて薄く仕上がった作品を見てびっくりされる
 「私(ど素人)が作った!」と言ってもなかなか信用して貰えない

 高温で焼いて貰ってるので陶器なのにチーンと音がする
 毎日の食卓でマイ作品が様々に大活躍

 今年磁性鍋で作った紅葉の押し葉を作ったヒラヒラ作品に散らしてみた
 (この押し葉がほとんど同じ状態で何年か持つのだ・・・)
 黒いのは花器です・・・
  

 

                    

                                 

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晩秋の紅葉巡りと紅葉の押し葉

2013-12-06 00:02:26 | アートライフ

真っ赤な夕日と茜雲がほんとに美しい季節
時が流れていく
12月に入った 2013年も後少し

今年の紅葉は2週間くらい早く進み紅葉も散り始めている
毎年なら12月に入らないと見ごろを迎えないのだけれど・・

1週間ほど前の11月の終わり
所用のついでに京都市の北の方、高野から宝ヶ池の辺りを巡ってみた
晩秋の香りが色濃く、桜はほとんど葉を落とし銀杏も盛りを過ぎて
楓も種類によってそれぞれの赤に・・・
移ろいゆく夕景の中で京都はやっぱり美しい所だと思った

4日滋賀県の湖南市から野洲市方面へ
用事とともに「紅葉の希望が丘を散歩しませんか」

と言うお誘いもあって出かけた
道中は全山紅葉がかなりすすんで金茶や海老茶がかって渋さを増している

思い出せば希望が丘は7年ぶり
やはり紅葉は少し盛りを過ぎて冬枯れの枝々も所々に・・・
またそれはそれで美しく優しい黄色やオレンジが辺りを覆おう
広々とした雑木林の風情が本当に心地よい
赤い実や白い実も可愛いらしく
高く伸びた紫式部にびっくり
散紅葉を踏みしめて歩くのも楽しい 

ふかふかの紅葉の絨毯を踏みながら綺麗な楓を探し
持ち帰ってさっそく磁性鍋で押し葉作りをした
近所で拾った桜等もついでに・・・

磁性鍋に入れて少しチンして後は少し新聞紙等にはさんで

重石をしできれば1日1回紙を取り替える
3日ほどしたらしっかり色と形と匂いも留めて押し葉となる

(特に楓は綺麗に仕上がる)
不思議なことに数年間そのままの感じで美しさを保つ
今年も2、3年前に作った楓の押し葉を友人に送った
(銀座の展覧会など秋の早い季節に会場のテーブル等に

 はらはらと散らしておくとなかなか評判が良い)
昨年は作らなかったけれど今年は綺麗な紅葉を

たくさん拾ったので作りたくなった

滋賀の紅葉も満喫
燃える夕日とピンク色の空
近江富士と呼ばれる三上山や連なる山々
滋賀も京都とはまた違う長閑で美しいところがたくさんある

12月に入って家のあちこちにクリスマス飾りをした
もうそろそろクリスマス気分になってもいいかな・・・


                       
                            2,3年前に作った押し葉

                           

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薄紅のコスモス揺れて・・・

2013-09-29 10:07:04 | アートライフ

 
さまざまな虫の声が聞こえてくる秋の訪れ

川の土手で真っ赤な彼岸花が咲いているのを見つけて
「もう咲いているんだ!」とちょっとびっくりしていたら
少し行くと白い彼岸花が・・・ちょっとめっけものをした気分

なかなか去らない暑さと思いもよらない台風の襲来に心惑わせていたら
知らぬ間に時は進んでいた

このところコスモスばかり描いている
(やっぱり我知らず秋の香りを求めてたのか)
昨年までも水彩やアクリルで何枚か描いたことがあるが

強く惹かれて描いていたわけではなかった

「1分間で絵を描こう」でたまたま何枚か勢いで描いたら
その表情のなかなかの面白さにあらためて気がついた


路地売りのを買って描いている
花々のそれぞれの表情、蕾や茎や葉の様子や動き
優しさの中に力強さや野性味がある  
それぞれの表情を描いていくのがむずかしいけれどなかなか楽しい

秋桜・コスモスで思い浮かべるのは
さだまさし作詞作曲山口百恵が歌った「秋桜」と
4年生の教科書にも載った今西祐行作の「一つの花」

「明日嫁ぐ私に苦労はしても笑い話に時が変えるよ心配要らないと笑った・・・」
万城目学の「鴨川モルモー」の主人公が強烈な隠れ「さだファン」だ
知ると笑ってしまったりするが
時にさだまさしは詩人だと思うことがある

まさに旧来の「日本の母」の姿と言う感じで沁みる
我母との大きな違いに「いいなー」「羨ましいなー」と思ったものだ

「旧来の母」では無い私も「アルバムを開いて子どもの幼い頃の思い出を

何度も繰り返したりしない」し
「苦労」と言う言葉にも抵抗感があるし、結婚したら

人生は、「苦労するのは当たり前・・・」という
感覚もちょっと違うなーと思う「母」ではあるが
秋桜さく陽だまりで「・・・笑い話に時が変える」なんて素敵な言葉を
娘に送る母の姿は何と美しいことか・・・

「一つの花」は「ゴミ捨て場のようなところに忘れられたように咲いていた」

1本のコスモス
そんな場所でも逞しく力強く美しく可憐に咲く1本のコスモスに

娘への万感の思いを託し
敗戦色が濃くなった戦場に向かう父
・・・の姿等々が心に残るお話

読んだり学んだりしてこのお話が好きになった子どもたちは
コスモスは優しく美しく一見華奢に見えるけれど
「優しいけれど勇気のある花」「可愛いけれど芯の強い逞しい花」

「たくさん仲間を増やせる花」・・・
と言う印象を持つという

そんなこんなを思い出しながら
描く時は何にも考えずただコスモスだけを見て
ただただ描いている・・・ 



                         

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土と遊ぶ・・・素敵な焼き上がり

2013-07-22 00:04:13 | アートライフ

 
 今日この夏始めて自宅のすぐそばでセミの声を聞いた
 いつもの夏の気配に何故かほっとする
 この数日は涼しい風が吹いて猛暑に一息ついている

 このところ月に1回 陶芸をしている
 と言ってもまだ3回だけれど・・・
 ロクロは使わず「手びねり」
 
本当に「土で遊ばせて貰っている」感じだ

 先生は伝統工芸展等に出品したりずっとデパート等で

 展覧会を開いてこられた代々の陶芸家で
 京都の有名料亭等で作品を使っているところもあるらしい
 講演等のあとで指導されたことはあるだろうけれど

 たぶん教えることは今までなかったと思う
 今回はS先生の遊び心と言うか半分以上奉仕感覚で見て貰えることになった
 主催者宅との長い深い繋がりがあってのことだ

 質の良い土等は用意して貰えるし
 素焼きや上薬をつけての本焼き等は「お任せ」でして頂ける
 
 分からない所は聞くともちろん教えて下さるが
 細かい指導や「こうしなさい」は一切無く好き勝手に遊んで良い感じ・・・
 そこが私にはありがたい

 既成概念から離れていろんなやり方があることを教えて貰ったり
 驚いたことに「何でもあり」の感じで
 「なかなかおもしろい」と言って貰ったり
 だんだん楽しくなっていろいろ試してみたくなる
 
 したがって土の分量や焼き上がりを考えていろいろ

 工夫していく等々自分である程度
 やりながら勉強していくということになる

 昨年の夏と初冬に福井県の小浜で2回作陶体験をした
 小浜に詳しい友人たちと行く途中の道の駅等で

 買い物をし美味しいお寿司等を食べ
 京都から小浜に移り住んだクラフト作家に陶芸も

 教えて貰う盛り沢山な日帰り旅

 こちらは普通に土の量も決まっていて短い時間ながら丁寧に教えて貰った
 それが今回役立っている
 1回目は変形の長皿、2回目は紐作りで変形の小鉢とペンダントトップ
 絵付けもした長皿は便利に使っているが小鉢等はまだ

 取りに行けていないのでさてどんな風に仕上がっているだろう
 それがきっかけで陶芸がちょっと面白くなって今回につながっている

 5月6月に作った作品が今回S先生マジックとともに素敵に焼きあがった
 乾かす段階で土が良いのか練りがいいのか今までと違う

 感覚で仕上がるのが不思議
 それぞれ味がある感じに焼きあがった!ちょっと 感謝、感激・・・
 先生にも「なかなかいい」と言ってもらったオブジェ風に

 仕上げた花器が特に良い感じ
 お香立ても鉢も小鉢もみんなしっかり使えるのがありがたい

 大きすぎたり重過ぎたり仕上げの工夫ももっと必要だったり・・・と

 反省点・工夫点も見えてきた
 次はもう少し考えて丁寧に作ってみよう
 さてどんなものを創ろうか・・・
 愉しみ、楽しみがふくらんでいくのが嬉しい




                                   

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美術館と春爛漫

2013-05-06 00:30:19 | アートライフ

神戸の美術館での家人の初めての展覧会も終わり
終盤にかかったゴールデンウィークももうすぐ終る

今回の展覧会は1階の広ーい贅沢なスペースに4人の個展形式
思い切った作品展示ができるのが何より魅力…

今まで奈良や横浜、愛知等、美術館やそうした形式のところでも

何回か開いてきたけれど、1回だけということもあり
「作品を如何に見せるか」にどうしても意識が行って
「このスペースで全体として如何に表現していくか」

というところまではなかなか意識が向かわなかったし
今から思えばまだまだ余裕が無かったとも思える

神戸はしばらく続けるつもりなので感覚が広がるだろうし
それを楽しむこともできるだろう
家人の個人としての展覧会も全国各地で40回以上開いてきたが
どんな作品を展示するかはもちろん作家が決めるが
可能な場所では私が展示の主導を取ることにいつの間にかなっっている

家人は今回は今までにないといわれるアクリル画に絞って大作等を出品
他の三者も漆喰と銘木の木切れを使った「画」やオブジェ 

名匠の作った和紙に漆を用いて描いた作品等
この展覧会でしか見られないオリジナリティ溢れる

それぞれに見ごたえある展覧会になったと思う
今回も多くの人に来て頂いた

1週間、美術館を訪れる人たち(一般客)をとっくり観察してみると
人にもよるが特に美術館巡り大好きと思われる人の多くが
個々の作品を観る時間より作品説明やその思い

作家プロフィール等を見る時間の方が長い
どの人もとっても熱心に掲げられた文章を読む…
掲げる文章等を工夫したその甲斐はあったけれど…

「美術鑑賞」は感性ではなく思考(頭)でしているのだ
右脳ではなく左脳でするのだ…日本の場合…とつくづく感じた
感じるより分かりたい、理解することが大事…と言う感覚

まず作品を見て深く感じることがあったり興味がわけば
作品の解説等や作家のことを知るためにプロフィールを

読めば良いと普通に思うのだが…

その辺りを何とか打破しないと日本の美術シーンもなあ…

と感じたりもした
  

いろいろな美術館の特に有名な作品展の場合は文章の前に
長蛇の列ができるのでうんざりするが…
(我々の場合はどこへ行っても早い早い、ほとんど流して見るべきものを

   ほんの少し長く、解説等は興味がわいたほんの少しだけ…)

もう5月だというのに今年は何だか肌寒く春爛漫とはなかなか行かない
展覧会に兵庫県の三木市から来た人が

「4月の終わりだというのに今日は朝から雪が降っていた」と言っていた
4月の初めから半そでがほしくなりそのまま初夏に突入する年も

あるからまあ色々あるのだ

家人はアクリル画とは打って変わって以前から頼まれていた油絵の

青い馬の絵をもう描き始めている
なんか良い感じで進んでいる
11月に京都での企画展も決まった
10年ぶりで「墨」で行こうかという話…これもオリジナルの

「墨絵」だがまたまたどんな世界が広がっていくのだろう
楽しみたのしみ…

つつじは満開ホウチャクソウは花開きアッツザクラも見事

ジャスミンはあと少しで芳しい香りを放つ
植物はこの寒さの中でも今年はひとあし早く歩みをすすめている
きっと光は溢れているのだ
これから柔らかな若葉の季節が始まる  
光の季節を満喫したいものだ

     

                                   




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草墨・・・earth art

2013-01-26 00:03:17 | アートライフ

 
  ワークショップをやらないかと言う話があり
 「墨遊び」なら・・・と話がすすんでいる

 「草墨」と名付けた「earth art 習字」
 あえて書道とは言わない
 「道」がつくと「遊び」「アート」と

 ちょっと違ってくる気がするから

 幼い頃から墨字に親しんできた
 (と言っても一番親しんだ時期は小学校までだけれど)
 学生時代やまたその時々に榊莫山先生等に

 教えを受けたこともあったけれど
 その道を深く進むことはなかった
    だからまあセオリーに乗っ取って書けるのは楷書までだ

 しかし海外に誇る「日本文化」としてもきわめて大切だし
 毛筆・墨はとても魅力的で大好きだったので
 今までの人生でできるだけ毛筆は使える時は使うようにしてきた
 ボールペンやマジックと同じくらい抵抗無く書くことができる

 「書道の世界」は基本の筆の持ち方や筆遣いさえ流派や

 先生によって全く違ったりする
 「絵の世界」以上に魑魅魍魎の渦巻く世界が今尚続いている
 我勝手流に楽しむに越したことはないと思っている
 (筆文字は本当にその人が現れるので怖いしある

  意味わかりやすい世界ではある)

 「草墨」は10数年前に考えた「墨」と「墨字」に

 抵抗無く親しむ
 一期一会のアート
 自然の草や木の実等を折り曲げたり束ねたりして筆を作る
 その筆に墨をつけて和紙に一気に書く
 主に好きな漢字一字を書いてもらうことが多かった

 まずみんなで自然のある場所を歩き回って

 筆の材料になるものを見つけるところから始める
 次に色々イメージしながら筆作りをする
 練習はするがほんの少し
 一発書きの面白さにかける

 出来上がった作品の「面白さを肯定」し
 台紙を工夫したり「作品として飾ること」を大切に

 アーティスティックに仕上げる
 バリエーションは工夫次第で色々に広がる

 ワークショップは主には子どもたちの集団で色々やったが
 大人にも子どもたちにも評判はとても良かった
 自分に対する開放感とアート感が大きかったようだ

 この寒さの中外に出るのも億劫なので
 「筆」の材料を内ににあったもので賄ったので

 あまり代わり映えしなかったけれど
 ちょっと遊んでみた・・・
 できはともかまずはく「面白さを肯定し」

 家のあちこちに飾っている・・・
 

                                
                                              

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ピラミッドハウスとピアノの調べ

2012-05-23 00:15:09 | アートライフ

ジャスミンが甘い香りを放ち
育ったピンクのカスミ草が満開
ムギセンノウも次々と可愛い花を開かせる・・・
公園のうす紫の桐の花が目を惹く
百花繚乱の季節 

伊丹のホールで田尻さんのピアノコンサート

 
今日は「ベートーヴェンの交響曲をピアノで・・・」シリーズほぼ最終の会
交響曲第2番と8番がメイン、ベートーヴェンとしてはちょっと

異色といえば異色で面白い曲想だ
特に第8番は・・・
「コラリオン」序曲と「エグモンド」序曲
こちらはダイナミックさといい重厚さ、ドラマチックさ等々まさに

ベートーヴェンという感じ・・・
奥深く沁みこみ心を沸き立たせる演奏にひたすら浸る

アンコールのショパン
ノクターンと「別れの曲」
あまりに美しい音色と歯切れ良いリズムが全身に沁みる、染みる、沁みわたる
やっぱりショパンはいい!!田尻氏のピアノは素晴らしい!!
身も心もほんのりと上気してピアノの調べの熱に浮かされた感じで

心地よい時間が後も長く続いた

コンサートを終えて西宮のSさんのピラミッドハウスへ
ほぼ1年ぶり・・・

ピラミッドハウスは昨年も書いたがピラミッドエネルギーが込められた家
去年も久しぶりにここで時を忘れて真夜中まで話し込んだ
今まで歩んできた道の話、今取組んでいること

私が研究してきた発達障害(能の機能障害)等々の話・・・

Sさんには何か深く沁みることがあったらしく気持ちがほんとに

楽になったり新しい扉が開いたと・・・
この4月に我が町が誇る日本一の朝掘り筍と筍料理と求めて来て

ご一緒したときに聞いた
(ぬかを使わないでゆでる最高の筍と自竹林を持つ老舗の

 オリジナルな京筍のコースに感動してもらった)

娘さんも会いたがっているという話を前から聞いていたので仕事帰りに合流
またまた一歩進んだ話がいっぱい出来た・・・

ピラミッドハウスは建築士のご夫婦が建てていて
家人はそのお宅にも他のイルカ型等のピラミッドハウスにも

Sさんともども伺ったことがある

二人はとっても不思議な出会いを海外の島でして・・・
家人が伺った時には奥様はその時はすでに命は終わっているのに生きていて?!
もう後しばらくで本当に亡くなることもわかっているという話だった・・・
(その言葉通りその時期に亡くなったとSさんは言っていた) 

私はピラミッドハウスを建てているのはその建築家の力が

大きいと思っていたが奥様が不思議な力を下ろし
そのイメージをご主人が設計図におこして建てていたと聞いた

このピラミッドハウスが出来上がった時にも奥様が来て不思議な「舞」を舞い
「上からエネルギーをおろしましたから・・・」と話したらしい

初めて聞いた話だがSさんは他人事のように大して気が無い様子で話していた
しかし初めのころはここでシャボン玉ように虹色がついたとても

美しいオーブ球(たまゆらのようなもの)を実際によく見たらしい 

星型の建物の中心を真ん中にして座っていると

自分がどの位置にいるのか分からなくなってしまう
勝手に少しづつ移動している感じがする
確かにエネルギーが螺旋状に回って上がっていってると感じる

少しの筋肉の痛みや体調不良等ならここにしばらくいると直ってしまうらしい

今年も4人でつきない話がはずみ
次の機会にはより深い広がりのある話が出来そうでちょっと嬉しい・・・

                           

 

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春の煌き・・・Jーダンスフェスティバル

2012-04-03 00:00:02 | アートライフ

   4月新しい光輝く

   今年は雨の日、風の日、冷え込む日が暖かい春の陽射しを遮って
 心地よい早春の日々を味わうことなく4月に入った

 しかし道を歩けばもう4月
 降り注ぐの日差しの中で
 早咲きの桜が満開、梅も桃も美しく咲いて
 見上げれば白木蓮が今や盛りの華やかさ
 紫木蓮も柔らかい美しさを魅せている
 ミモザは黄色に輝き
 沈丁花だって満開
 道端にはタンポポがあちらこちらに

 ソメイヨシノもほのかに赤く一、二輪咲き始めている・・・

 たしかに新しい春
 いのちの輝きが身に沁みてくる

 毎年のように行っているJーダンスフェスティバル
 今年は30年記念のアニバーサリーだという
 25回の時も見せてもらったがもう5年も経つのかと思うと感慨深い

 大阪・梅田のフりーゼ・フリーゼのホール
 11組のダンスカンパニーが出演する
 プロとアマの違いは否めないがそれぞれの持ち味があっって面白い
 特に若い人たちの歯切れよいダンスパフォーマンスに伸びを感じる
 体の切れやリズム感が違うのだ
 今まで年齢的な違いだろうと思っていたが
 明らかに持って生れたリズム感が違うのだと今回見ていて思った

 渡辺ステージジャズセンター「MUGEN]-北の海からーは
 きれいなオレンジの着物裏が目を引く衣装もとってもよく
 ダンスは優美で見事な美しさでいつものごとく
格の違いを見せつけた
 はやみ甲Dance Canpanyはこちらもいつものごとく
 華やかに派手やかにリズミカルでカッコよかった
 ウェルネスダンシングが今年はなんかいい感じでよかった・・・
 

 JJAの代表でもあるW先生が構成演出された
 30周年記念作品「Oh!!30Years」
 参加ダンサーや各カンパニー主宰まで総出のパフォーマンス
 かなり力を入れてやってられると聞いていたので楽しみにしていた

 この大きく揺れ動いた30年の時代・人・出来事の流れを
 ダンスで描いていく
 時にダイナミックに、時に面白く、時に優雅で、時に楽しく・・・
 重くならず軽快に美しく描き出されていてとっても楽しかった

 あつい熱気の中で出演したダンサーたちが心を合わせ絆強く
 一体性をもって力いっぱい
パフォーマンスしているのが伝わってきた
 階段まで人があふれている会場も一体となった感じが素晴らしかった
 
 去年、東日本震災の後に「開催するか否か」
 「何をどのように伝えたらよいのか」
 「ダンスで何が出来るのか」等々
だいぶ掘り下げて
 考えざるを得なかったのがJJAそれぞれのの意識を変え
 絆が深まったのでは・・・と後で聞いた

 去年3月、この会場で渡辺ステージジャズセンターの
 「Lux」-光ーを見たとき
 感動して涙が流れたのを思い出す

 日本人みんなして光に向かわねばならない
 光に向かう時なのだと強く感じた
 言葉が無くてもダンスでダイレクトに伝わることは大きいのだ

 「Lux」はそれまでも何回も見ていたし
 W先生作曲の音楽も内緒で吹き込んでもらって
 カーステレオで聞いていた

 でもこのときに見た「Lux」は格別で、
 心が大きく揺さぶられ「大きな力」を貰った・・・

 春を告げる風が吹いている
 歩み出すときがきている・・・
                                       
                       
 

 

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