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アートの周辺 around the art

美術館、展覧会、作品、アーティスト… 私のアンテナに
引っかかるアートにまつわるもろもろを記してまいります。

情熱のピアニズム@京都シネマ

2013-01-07 | 映画


またまた映画の話題をひとつ。
ツイッターでも、何度も反射的にリツイートしてしまった同映画、本日ついに京都シネマで鑑賞の運びとなりました。く~、楽しみにしてたよ!
久しぶりに訪れたミニシアターは、やっぱり映画への愛があふれてる感じで心地良かったです。画面は小さいけどネ。それにしても、マイナーな映画だと思っていたのに案外お客様が多くてびっくり。若い方も多かったですね。

この映画は99年に亡くなってしまったフランスのピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの短くも情熱的な人生の一端を、存命時の映像や取り巻く人々のインタビューで構成したドキュメンタリーです。
彼は、私にとって今も一番大好きなジャズ・ピアニストです。ジャズってクール(知的)でカッコイイけどちょっと難しい…、ゴリゴリタイプもいいけど、やはり旋律やハーモニーの美しさを求めてしまうんですよね~。
ビル・エヴァンスも素敵ですが少し神経質な感じ…そこに出会ったペトルチアーニは、美しいけど骨太な感じが、すんごく好みでした。最初にビビビと来たのは、上記のCDに収められている「It's A Dance」という曲。なんて、なんて美しい曲なんだろう!!ライブでカバーされているのを聞いたのだけど、すぐCD買いました。
そして彼の身体のことも知ったのですが、そんなことは、本当に全く感じさせない、というか関係ない、というか。ソロのライブアルバムも大好きです。

彼の死を知った時は、本当に惜しくて残念に思ったものですが、その理由とかよく知らなかったのです。
今回映画では、いろいろなことが改めてわかりました。生まれつき骨折しやすい身体…よくあんな力強いプレイに耐えてくれたものです。お父さんが音楽家でけっこう英才教育を受けてたんだ~とか。そして常に前へ向かって疾走するようなひたむきさ。障害のことなんて全然気にしてないってのは本心だろう。でも息子さんが遺伝子を受け継いでしまったことには衝撃を受けました…。
そして何と言っても奔放な女性関係。お相手の方がインタビューに登場するのだけど、ヒドイ去り方をされても、皆さんミシェルのことを心から愛しているという表情がとても印象的だった。

もっと身体をいたわる生活をしていたら、もっと長く生きていられたのかな…。でもあのような疾走した人生だったからこそ、素晴らしい音楽が生まれたのかな、とも思う。
今回、彼の生の声をたくさん聞けて嬉しかったのですが、もっと演奏を聴かせる場面もあってもよかったかな~とも思う。やっぱりそれこそが「ミシェル・ペトルチアーニ」だから。
もう亡くなって14年もたつのか…と思っていたら、何と鑑賞日の1/6が命日でした。ミシェル、素晴らしい音楽をありがとう!これからもずっと聞き続けるよ!
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映画「レ・ミゼラブル」

2012-12-29 | 映画
もう年末ですね~。お気に入りの美術ブログを拝見していると、そろそろ今年の展覧会ベスト○○という記事が増えてきました。
2012年の美術展の私の振り返りは、お正月にゆっくりさせていただくとして…。

きょうは映画の話題をひとつ。
この年末より、とっても話題の(かな?)楽しみにしていた映画が始まり、早速見に行きました。
ミュージカルでおなじみの「レ・ミゼラブル」です。
この物語はユゴーの「ああ無情」として比較的小さい頃からよく知っていまして、とても不幸な中に救いがある「昇華」のストーリーとして、子供心ながらけっこう好きだったんですよね。
そして、20才も過ぎたころミュージカルとして再会、最初は国内で見ました。あの回り舞台のような装置は斬新でおもしろかったです。その後、ロンドンへ旅行へ行った際、現地でも観劇。日本語版を見ていたのでお話がよく理解できて、しかも歌の数々があまりに素晴らしくて、思いっきり感激したのでした。

さて、今回の映画は、このミュージカルを映像で再現。実際に舞台で活躍している役者も起用され、舞台で使われている楽曲をすべて使用。何といっても心惹かれるのは楽曲の素晴らしさとそれを引き立てる歌唱力。今回の映画の特徴は、歌の同時録音。編集で歌声をかぶせるのではなく、演技しながら歌っているのだって!
こちらをご覧ください↓


あ~、今も「On My Own」を聞くと泣きそうになります…。
演劇には演劇の生身の迫力というものがあると思いますが、映像の迫真力はやはりスゴイと思いました。
最初のジャン・バルジャンが囚人として働かされているところや、嘆きの「夢やぶれて」を歌うファンテーヌが娼婦に身を落としてしまうさま、そして学生たちの反乱が銃撃で制圧されてしまうとこなどは、演劇では味わえない大迫力でした。

お客さんもけっこう多かったですね。きっとミュージカルのファンなんだろうな~。ミュージカル知らずにいきなり映画みたら、やっぱり違和感あるでしょう。ほとんどセリフが歌ですからね。
ロンドンでは、もう何度も訪れているような着飾ったおばあちゃんと孫娘がウキウキと開演を待ち、名場面では涙しているのを見かけて、とても印象的でした。なんだか、演劇あり映画あり、演技も歌も堪能できる「レ・ミゼラブル」という芸術が、たくさんのファンを巻き込んで、長年かけて醸成されているように思います。
自分もそれに魅せられたひとり。今度ロンドンに行ったら、またゼッタイ見に行く!
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映画『この空の花』

2012-08-19 | 映画
大林宣彦監督作品である『この空の花―長岡花火物語』を見に、京都みなみ会館へ出かけました。

この映画のことを知り、ぜひ見に行きたいと思ったのは、美術評論家である椹木野衣さん(@noieu)が、5月頃からツイッターで猛烈にプッシュされ、それに触発されて鑑賞した人たちの感想が尋常でなかったからです。そこにあるのは「衝撃?!」

当初は上映している映画館も少なく、関西でもほとんどなかったのですが、上映を望む声が静かに力となったのでしょう、この8月から大好きな映画館であるみなみ会館で上映されることになり、とても嬉しかったです。とはいえ、テレビ等のメディアではほとんど取り上げられていないので、ツイッターをしていなければ、また椹木さんをフォローしていなければ、存在すら知らなかったのかもしれませんから、幸運な出会いだったと思います。

ストーリーは複雑に絡み合っていますが、主役は長岡市が世界一と誇る「花火」。長岡市は終戦間際の1945年8月1日にB29による大空襲を受け、町は焼け野原となり、1400人余りの人々が亡くなりました。この方々への鎮魂と復興の願いを込めて、終戦のわずか2年後から花火大会は始まりました。そして2004年の中越地震を乗り越え、さらに2011年の東北大震災で亡くなられた方、被災された方をも慰めている、本当にスペシャルな花火なのです。
この「長岡花火」を軸に、過去と現在、天草・長崎・広島そしてハワイと、時空を超えて繰り広げられるまさにワンダーランド!「映画は、限られた作品の時間の中で、いかに長い時間と広い空間を表現するかに尽きる」とは、わが敬愛する中江裕司監督の言葉ですが、そういう意味では、「この空の花」には無限の時間と空間が広がっているように思いました。
なぜなら、作品の中だけに留まらず、映画を見る私たちの時間と空間にもつながっているからです。

私は、広島生まれ。でもたまたま父の転勤で一時的に住んでいただけなので、ほとんど記憶もなく、成長してからも町を訪ねたことがありません。そうはいっても生まれた町なので、何かのつながりを感じますし、毎年8月には厳かな気持ちにもなります。親の世代は空襲を体験してますし、そんな自分が、今この時代に、原発問題にも日本国民として直面し、未来について思いを馳せる…ここにも物語は続いているんじゃないか?

「まだ、戦争には間に合いますか?」

この映画のキーワードとなる、意味の深い言葉…。不思議な存在である少女、元木花を始め自在に操られる一輪車の群れが、不思議感覚を増幅させます。造り物のようで迫真に迫る空襲シーン。そして最後の花火の場面では、何の涙かよくわからないのだけど、泣いてしまいました。
登場人物がこちらを向いて話しかけてきたりして少々演劇っぽくもあり、でもすごく映画らしい映画を堪能できた気がします。

「長岡花火」見に行きたいです!びわ湖花火も楽しみですが、ちょっとレベルが違うみたい?きっとこの先ずっと、「花火」は私にとって特別な意味を持つでしょう。

京都みなみ会館では、8/31まで上映。機会がありましたらぜひ!
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ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち

2012-02-28 | 映画
最近とんと映画を見ていないのですが、これだけは絶対行こうと思ってた。
pina ピナ・バウシュ 踊る続けるいのち

前衛的なダンスで知られるピナ・バウシュ、以前、映画「トーク・トゥ・ハー」の冒頭にピナのダンスシーンがあり、あまりのインパクトに目が釘付けになってしまいました。いつかは実際にステージを見てみたいと思っていながら(びわ湖ホールに来たこともあったのに!)、2009年にピナが急逝、非常に残念に思っていました。そのピナをヴィム・ヴェンダース監督が撮るとなると、見逃すわけにいかないじゃあないですか!

…と言っても、ヴェンダース監督が20年来の約束であったピナの映画を撮ろうと準備をし2日後にリハーサルを迎えるという日にピナが突然亡くなってしまったので、実際にこの映画の主役としてピナは登場しない。でももちろんピナのダンスが主役だ。
ピナが生前に選んでした4つの作品「春の祭典」「カフェ・ミュラー」(「トーク・トゥ・ハー」に出てきた作品だ!)「コンタクトホーフ」「フルムーン」のダンスシーンの躍動感が3Dで飛び出してくる!それにピナの薫陶を受けたダンサーたちがピナのこと、ピナのダンスのこと、ピナとの関わりについて語るのが挟まれる。肝心のピナの映像や言葉が少ないから謎めいて想像力を掻き立てられる。

ダンサーたちの体の動きは凄まじい!何ていえばいいだろう…すみずみまで神経のいき届いた本当に人間にしかできない動き。作品は演劇の要素もあってこのシーンが意味しているものは…なんて深く考えさせられたりもするが、動き自体はよく見ると同じ流れを反復し続けていて、ひとつひとつに別の意味がありながら「永続」する身体の営み…といった不可思議な感覚に陥る。

舞台装置もたいそう斬新だ。「春の祭典」では土を敷き詰めたり、「フルムーン」では水が張られたり!舞台の上で雨が降りそそぎプールのようになった舞台でダンサーたちはズブ濡れになって跳ねまくる。さぞかし実物は迫力の舞台だっただろう!(もちろん映像でも十分伝わる!)

今回、このピナの素晴らしい舞台を再現するために3Dで撮影された本作品、確かに舞台に奥行きがあって迫力ありました…が、どうもあのメガネが嫌なんですよね。色も本来じゃない気がするし…。本作品では、舞台上だけではなく屋外での美しいダンスシーンも織り込まれておりまして、そういうのは裸眼で見たかったなあ~。3Dじゃなくても十分迫力ある画面になったのでは?なんて思ってしまいました。どーなの3D?

少しだけ見ることのできたピナの姿は凛としてとても素敵でした。踊りのシーンも、同じ動きでも他のダンサーと全然違う!その伸びやかさ。繊細さ。ヴェンダース監督も本当に残念だったことでしょうね…。

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ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人

2011-02-17 | 映画
やーっと見に行くことができました。ニューヨークの現代アートコレクターである夫婦を描いた作品、「ハーブ&ドロシー」。見ている間、ずーっと嬉しいというか、うるうると感動してしまった。

映画は、現在の夫婦への日常の姿とインタビュー、それからもう何年も前から有名だったようで、もう少し若い時期の映像、さらに若い時代の写真、そしてアーティストや美術関係者などへのインタビューなどで構成されています。
淡々としているけれど、少しずつの彼らの日常の姿やエピソードの積み重ねで、本当にスゴイ夫婦なんだ~としみいるように感じることができます。

決して裕福ではない彼らが素晴らしいコレクションを築くことが出来たのには、それなりの理由がありました。まず、目の付けどころがすごく良かった。当時、抽象表現主義とかポップアートなどが席巻していたアート界、そんな作品はとても買えなかったので、彼らはミニマルアート、コンセプチュアルアートにいち早く目を付け、理解されずに作品が売れていなかった若い作家を支援しながら作品を購入していったのです。アーティストであるチャック・クロースが言っていました。「二人にタダ同然で売ってしまったのは誰も見向きもしない作品に興味を持ってくれたからだ」って。アートの分野の中でも難解と思われがちなミニマルアート、コンセプチュアルアートですが、彼らに言わせれば「美しい」「流れがある」。すごく単純だけれどでも本質を言い当てているような言葉で評する。
それから彼らは本当に憑かれたように毎日ギャラリーや美術館やアーティストのスタジオを訪ね、綿密に情報を収集し、借金しながらも貪欲に作品を買っていったのでした。しかも一人の作家が気に入ると、過去の作品から現在の制作過程まですべてを知りたがり、小さな習作も含めて欲しがったそう。特にハーブの買いたいと思ったときに作家と交渉する姿は、なかなかの策士と見てとれました。

彼らが1992年に、作品の先行きを心配しすべてをワシントンのナショナルギャラリーに寄贈することになり、小さなアパートから作品を運び出す場面は驚愕した。引っ越し用の何トンものトラックで5台、6台。どこにそんなに詰まってたんだ~??
今は、年に何回か、ナショナルギャラリーを訪ね、自分たちのコレクションと対面しているそうです。

もうお二人とも歳を取っておられるけど、いつも手をつないでホントに素敵な夫婦。作品を見るとき、前のめりに獲物を射るような鋭い眼差しのハーブと背筋をピンと伸ばして感動を言葉にできるドロシー。大好きなアートに囲まれ、お互いがお互いに対し感謝と尊敬の念を持ち、子供ともいえる作品たちが人々に喜びを与える。どんなにか幸せだろう!!

私がこの頃ギャラリーへ行き出したのは、彼らの影響も少しはあるのだけど、作品を買うってことはそんな甘いもんじゃないんだよっと戒められた気もします。コレクターへの道は険しいのだ!

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『ミックマック』

2010-10-09 | 映画
私の街の映画館であった滋賀会館シネマホールが閉館して以来、好みの映画を見る機会がすっかりなくなってしまいました。きょうは久しぶりに大阪のガーデンシネマで鑑賞、『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督の最新作である『ミックマック』。意味は"いたずら"。
フランス映画にしては珍しい勧善懲悪ストーリーではありましたが、ストーリーや映像の味付けはまさしくフランスのエスプリって感じで気が利いててよかったです。登場人物たちもえらく個性的、ガラクタで作られた家もすごく凝っていたし、アクションシーンもふんだんで、撮影にもずいぶんとお金がかかっているようでした。でも『アメリ』でもあったように、時折マンガちっくな映像が織り込まれているのが楽しい。

さて、脇役のひとりに、皆からアーティストと呼ばれている発明家のおじさんがいまして、その人が作る動くおもちゃ(アート作品??)がすごく目を引きました。何せガラクタで作られているので武骨で不気味でもあるのですが、何だかカワイイんだ!!最後のシーンに出てくる衣装を吊るしたハンガーがダンスを踊っているようにクルクルと舞う作品?は、ホント、ロマンチックで素敵でした。

映画鑑賞の後、チラシを物色していて見つけました。『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』。東京などではもう上映されているようですが、大阪そして京都はこれからいよいよです!レンブラントの「夜警」をはじめ、数々の名品を有するこの美術館は、実際未だに改修工事が終了していないとのこと、改修工事をめぐって展示室では絶対見られない美術館の舞台裏と本音の人間模様を描いたドキュメンタリー…だそうです。面白そうすねえ、ぜひ見にいきたいと思いました。

ドキュメンタリーってわりと好きです。でも映画作品になっているということは、事実をただ写しているのではなく、編集によってつくり手の意図が反映しているんですよね。そのギリギリな感じがすごくおもしろいなあと思うのです。美術作品でいうと、ドキュメンタリーに当たる作品ってどんなだろう。やっぱり写真かな??
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さようなら、滋賀会館シネマホール

2010-03-28 | 映画
私は、滋賀の地に越して来てから、近所に映画館のある環境がとっても嬉しくて、しかも好みの映画が満載で、その上だいたい1000円の格安で見れるという、お気に入りだった「滋賀会館シネマホール」。7年前に県営であったので一旦廃止となったのが、公設民営のミニシアターとして復活、映画館を存続させるには自分自身がしょっちゅう通うことだ、と強く思い知ったのですが、ついにこの3月末で閉館となってしまいました。

ラストの日は、仕事で行けませんので、きょうの最終鑑賞となったのはカウリスマキの『浮き雲』。一度見たことあったのですが、しみじみとした良い映画だったので、ラストの一本に選びました。部屋のインテリアや人物の服の色などが、北欧らしいブルーや渋いエンジなど、色が美しく印象的でした。カウリスマキの役者たちは、表情が読めない!その表情でそのセリフ??ってのも頻繁にあって、気が抜けません。同じ映画を見るのも、その時々の心持ちで見えたり感じたりするものが違うものだな、と思いました。



いつもはホント10名いたら多いくらいの映画館、きょうは20名以上はいたかな~。お店の閉店セールもそうですが、なくなるとなると人がやってくる。閉めざるを得ない大きな理由は、人が来なかったからなのに。
このように私たちに素晴らしい作品を提供してくれている側は、本当に苦労しながらやっていて(例えば安い給料、少ない休み)、結局存続できない場合もたくさんあるって、こういう状況って、本当にどういうんだろう…。客の立場を超えてもっと何かできることがあったのではないかと、とても哀しい気分です。
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