荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

都電の痕跡を追ってー2

2020年02月26日 | 散文

亀戸緑道公園の動輪があるスペースにいます。ここはどんな場所でしょうか?

 

線路が南に延びています。

 

頭上には首都高小松川線です。

 

真っすぐに線路が走っています。

 

線路脇に欄干のデザインがあります。よく見ると、川の上を電車が横切っています。

 

「昭和42年当時の風景」らしいです。都電は昭和47年に、荒川線を除いて廃止されました。

 

反対(西)側の景色です。ここの欄干にも同じ絵があります。国は、立ち退きの必要がなく、工事を進めやすい川の上に高速道路を造りました。日本橋の上に高速道路を造ったように、ここでも同様の手法で、竪川の上に高速道路を造ったのです。竪川とは、「縦川」です。一方、幾本か、大横川等の「横川」があります。江戸から東の地区を見て、東西に流れるのが縦川、南北に流れるのが横川です。

 

今は暗きょになっていますが、ここは大きな川でした。

 

この川の上を電車が横切っていた訳です。橋の名残りです。

 

傍らに説明板があります。「橋の記憶」です。

 

「江東区 都電線路図」を見ます。現在地は赤く囲われた「竪川通」です。右隣りの「水神森」跡からスタートした訳です。

 

そして、この場所の写真があります。かつての竪川と現在の竪川です。

 

さて、ここで線路が無くなります。橋の間だけ、記念に線路を、デザインとして造ったようです。

 

緑道公園は、亀戸から、大島緑道公園になります。因みに「おおじま」と読みます。昔は沼川の中の大きな島だった地区です。

この話、続きます。

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