荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

旧醸造試験場第一工場

2022年09月18日 | 散文

先般「滝見不動」に遭遇した帰り道に出逢った旧醸造試験第一工場です。その存在は知っていて、ずっと前にブログに報告しました。その当時は石神井川の近くだ、とのみの認識でしたが、先般の遭遇でやっと私の中で点と点が繋がりました。これで何処からでも行けます。

 

久しぶりに訪問します。

 

說明板を読みます。「重要文化財  旧醸造試験場第一工場    旧醸造試験場第一は、『赤煉瓦酒造工場』とも呼ばれる煉瓦でできた建造物です。1904年大蔵省(現在の財務省)に創設された醸造試験場の酒類試験工場として、日本酒等の醸造技術の近代化と発展に多大な貢献をしてきました。明治初期の貴重な赤煉瓦建築物として2014年12月に国の重要文化財に指定され、壁や天井には実用的で美しいアーチが多数あります。  設計は妻木 頼黄(つまき よりなか)です。」

 

工場の中が覗けます。

 

入口近くのアーチの窓です。

 

「土足厳禁」とあったので、靴を脱げば見学できそうでした。右手に沓脱ぎと下駄箱が有ります。今思えば入ったら良かったのに・・・、散策のポリシーを思い出しました。「また来ることは無いから行ってみる」次回があれば入ってみましょう。

 

見上げる煉瓦建築物です。

 

銅像が有ります。

 

說明板です。

司馬遼太郎氏が小説「坂の上の雲」で書いていました。「東京帝国大学を主席で卒業した夫々の才能が、夫々の分野の先駆となり権威となって国を造っていく・・・」こんな話でした。正岡子規と秋山真之が大学予備門に入学した項の記述です。

 

赤煉瓦工場を眺めます。

 

 

工場の裏の小屋にモーターが有ります。

 

醸造施設のようです。

 

 

更に、「日本醸造協会会館」の文字がある建物が在ります。入り口には「日本醸造協会」です。現役の組織です。

 

暫くして廻った草原の向こうにその建物を見ます。

 

そして赤煉瓦酒造工場の遠景です。

いつになるか分かりませんが、次回は工場の内部を紹介します。


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