荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「梶原書店」の終焉

2024年05月27日 | 散文

やっぱり⁈ 今月に入って、トラックが停まっていたり、動きがあって注意していました。

もう殆ど解体されています。

ホームへ行きます。

途中から覗きます。

ホームに上がって振り返ります。いつもの場所からいつも見る景色が在りません。

「解体工事のお知らせ」です。木造2階建だった「梶原書店」です。

踏み切りを渡って、「梶原商店街」前から眺めます。ポッカリ空いた空間が悲しいです。解体工事に接していつも思う感情です。「・・・なんだかなあ」

もう面影も無い梶原書店に戻ります。

しっかり見ておきます。小さな家です。簡単に壊れます。

裏に回ります。低いブロック塀が残っているだけです。こんなのすぐに倒されます。

いつものように電車が来ました。客が乗ります。

客が降りて発車します。何ら変わらない日常風景です。でもここに「梶原書店」は在りません。

三ノ輪橋行きの電車が通り過ぎます。初夏の光の中です。

この家の後に家は建ちません。道路になります。

それなら尚のこと、記憶と記録に残しましょう。

「ありがとう、さようなら」です。・・・なんだかなあ。

初めての訪問時の記事は、こちら


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鏡山部屋が無くなっていた。 | トップ | 新緑の下の上川口屋 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

散文」カテゴリの最新記事