春秋眠

１０月１７日、金曜日。
午前１１時すぎ。
晴れ。

風の音が聴こえてきます。
今日は風が強いです。
すっかり秋の今日この頃だけど
こんな風の音を聴くと冬がまたやって来る準備が
少しずつちょっとずつ、進んでいるのだろうなと思います。


夜中、午前１時頃にブログを書こうと携帯を手にしたけど
いつの間にか眠ってしまい
途中、意識は起きたけれど瞼は開かず…今に至ってしまいました。

春眠暁を覚えずではなく
秋眠暁を覚えず…今日はいつもよりたくさん眠ったけど
何時間眠っても眠いです。


何となくふっと
『春眠』
なんていう文学作品とかあったかな…？
なんて思ったので机の上に置いたままの広辞苑を開き
『春眠』の文字を探してみましたが
そういった作品はなかったです。
気のせいでした。(>_<)


もし、僕が過去の時代に生まれていて
お坊さんだったりしたら
『春眠』とか『秋眠』という名前だったのかも。（んなことないか）
『ムーミン』を思い出す言葉です。

ムーミン、かなり小さい頃
不思議なアニメだなぁと思いながら観ていた記憶が朧にあります。
でも、どんな物語かは覚えていません。
朝方なのか夕方なのか放送時間さえ記憶になく…

スナフキンや、ニョロニョロ(って言ったっけ？)
頭にお団子ヘアの女の子…ミーって名前だったかな？
あと、カンガルーみたいなキャラクターがいたような気もするけど
登場人物(妖精？)もあまり覚えていないです。

だけど、スナフキンがお気に入りだった記憶はあります。
スナフキンさんは旅人なのでしょうかね？
あの、飄々とした感じと骨のある感じが子供心にも好きだったな。

今、広辞苑でムーミンを引いてみましたが…
やっぱりありませんでした。m(_ _)m
どんな物語か…絵本ってあるのでしょうか？


そしてムーミンを広辞苑で引いていたら
『文殊菩薩』の姿が目に入り
偶然開いた頁では
『聖観音』の姿が目に入り
なんというか…かっこ良かったです。

かっこ良いと思うことは、きっと罰当たりなのだろうな。
申し訳ないです。
かっこ良いというか、ステキだな。

仏像が好きなのでつい
目がとまってしまいました。
形が綺麗なところ、意味のある存在、彫られた方の並々ならぬ思い。
注がれる思い。
全てがきれいだなと思えます。


春眠からムーミン、仏像…
着地するのが自分でもいつも予想不可能です。
すみません。m(__;)m



















『春秋眠』

浅く、深く

眠っても、眠っても
追い付かない

夢を見ても、潜っていっても
出てこない

追い付きたいのは
自分の背中
夢を見たいのなら
目を閉じる

全てに湧き出ル
曼荼羅の隅から隅まで
千鳥足で歩く

頭の上に空があるのなら
眠っても眠っても目覚めた時には
金銀、紫の暁がある
そんな眠りが風に乗る