Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

愛の歌

2014-05-21 | Weblog
たった今、朝の8時。
降り続けていた雨。
風が強くヒューヒューと音を立てていたけど
今はやんで

ちょうど目の前、南の窓から外に視線を向けると
何層もの雲の間に青い空が見える。

予報ではまだ降るようだけど
なぜか、南南東の空には、ずっと見ていたいような青空がある。
ホッ、とする。

…と書いている間に青空は広がって
青空の周りは、朝の光も帯び
とても綺麗だ。

南の窓から外を見ると、雲の間に青空。
その辺りから鳥の声も聴こえてくる。
ムクドリかヒヨドリの声に似ている。

昔、よく遊ばせてもらった神社がある方角だなぁ…
と思いながら
今も昔も全然変わらない
神社の、あたたかい穏やかな空間を思い出す。

物心ついたかつかないか、そんな幼い頃と
何の誤差もない変わらぬ姿が
今、ふと改めて
『それってスゴイなぁ…』と思う。

変わっていくもの
変わらなければいけないもの、がある一方
変わらずにあるもの
変わらずにずっとあってほしいもの、がある

神社の存在は
後者だろうな。

諸行無常。
とうとうと流れる時間。

僕たち、私たちが
大切にしているもの
大切にしている人たちが
あの青空のように穏やかに暮らせる日々であるように、
それも後者。
とっても、とっても後者だ。

変わらずにあってほしいもの。
ずっと平和であってほしい。

ずっとさ。










愛の歌が雨の中、流れていた

愛の歌が流れる遥か彼方では
変わる筈のなかったことが
変えられてしまうかもしれない
そんな話し合い、なのだってさ

『平和』って、何だろう
そんな例え話、
応用が効きすぎる
そう思うのは僕だけでない筈で

過去の記憶を汲んで下さい
二度と味わいたくない痛みを

と、懇願しても
いつも願いは置いてきぼり
雨の中、あのビルが見えなくて

愛の歌が流れていた
その頃、僕は、汗を流していた
労働という幸せの中で

愛の真髄も見えぬまま
引き継いだ命を抱いて
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