無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

『周波数バイブル2012』発売

2011-08-29 16:30:28 | 書籍
 マガジンランドから、『周波数バイブル2012』が発売されました。発売日は一応本日のようですが、マガジンランド公式サイトには今のところ記述がありません。

 毎回配列が変わる『周波数バイブル』ですが、今回はジャンルごとに周波数順の配列です。同じ周波数では、北から南へ都道府県順で並んでいます。
 ジャンルの配列は以下の通りです。
  • 消防無線
  • 救急無線
  • 警察無線
  • 防災無線
  • ライフライン無線
  • マスコミ無線
  • 官庁無線
  • 業務無線
  • 簡易無線
  • 鉄道無線
  • バス無線
  • タクシー無線
  • 航空無線
  • 船舶無線
  • 軍用無線
  • 微弱無線
  •  各ジャンルごとの基礎知識やV/UHF帯の割当原則、用語集は今回も掲載があります。毎年コロコロ変わる配列について、以前の記事で編集者の方からコメントをいただきました。
    三才の付録の手帳と同じで
    毎年買ってくれなくなりますから
    掲載スタイルを変えて
    同一データでも
    検索方法を変えて掲載してあるんです
    古いものでもいいので
    自分の使いやすいもので
    使ってください。
     商業ベースで考える場合、どうしても「売れること」が大前提となります。同じ配列だと、読者から「代わり映えしない」と受け止められてしまうようです。さらにそこから「代わり映えしないから、今あるので十分」と思われてしまうと購買意欲がたたれてしまい、次年度版の発行が困難に‥‥という図式になってしまうのでしょう。

     ところで、これは毎年のことですが、保存状態によっては表紙がカールしてしまうのが『周波数バイブル』の欠点。1冊単独で置いておくと、1日たつと表紙がクルンと丸まってしまうのです。
     書棚に立てるなど、両側から重みをかければカールしなくなります。600円という価格との兼ね合いがあると思いますが、ぜひとも改善して欲しいところです。

     『周波数帳』に掲載があって『周波数バイブル』に掲載がない周波数、あるいはその逆もあります。従って、受信生活をより豊かにするには、両方を買って読み比べるのがいいのではないでしょうか?