8月から9月にかけて、無線関連書籍が相次いで発売されます。毎年発行されているものの最新版ばかりですが、発売日順に取り上げてみました。
『FB2015・周波数バイブル』(マガジンランド/税込み800円) 前回お伝えしたとおり、大幅値上げとなった『周波数バイブル』の2015年版です。8月26日の発売から1週間がたったにもかかわらず、公式サイトには一切言及がありません。従って、上記のリンクはAmazonのものです。
今回は水色の表紙となっており、都道府県別の周波数順で掲載。お目当ての無線局の周波数を調べるより、受信機をサーチして引っかかった周波数を調べるのに適しています。『ラジオライフ』付録の『ラジオライフ手帳』よりも幅広いジャンルを網羅しているので、手元に置いておいて損はないでしょう。
ただ、毎年のことですが表紙がカールしてしまうのはいただけません。本棚に収納するなり、何かの下敷きにすればカールする心配はなくなりますが、1冊だけ単独で置いておくと数日で表紙が丸まってしまうのです。この点だけは、ぜひとも改善を望みます。
『おもしろ無線受信ガイドver.15』(三才ブックス/税込み1500円) 8月28日に発売された、さまざまなジャンルの無線の聞き方を指南する『おもしろ無線受信ガイド』の最新版です。巻頭に、2013~2014年の無線界の動きを特集。以後、受信機レビュー、各ジャンルの聞き方、アンテナのレビューと続きます。最新の周波数データを掲載した『周波数帳ミニ2014-2015』が付録です。
中身としては初心者向きではあるものの、自分が普段聞かないジャンルを改めて見ればノウハウがわかりやすく書かれています。デジタル化が進みつつある中、何を聞けばいいか参考になるでしょう。
『航空無線ハンドブック2015』(イカロス出版/税込み1850円) 9月29日発売予定の『航空無線ハンドブック』2015年版です。今のところ公式サイトにもAmazonにも掲載されておらず、『エアライン』2014年10月号の広告にしか記述がありません。広告には綴じ込み・別冊付録は明記していますが、特集などの具体的内容は書かれていないのです。現在鋭意編集中といったところでしょうか。例年通りなら、受信機やアンテナのレビュー、ACARSやADS-Bなど「目で見る」エアバンドの紹介、特定の便を出発から到着まで追っかける仮想交信ドキュメントなどが掲載されるものと思われます。
手元の書籍を最新版にアップデートして、無線界の現状を知ってみてはいかがでしょうか?
今回は水色の表紙となっており、都道府県別の周波数順で掲載。お目当ての無線局の周波数を調べるより、受信機をサーチして引っかかった周波数を調べるのに適しています。『ラジオライフ』付録の『ラジオライフ手帳』よりも幅広いジャンルを網羅しているので、手元に置いておいて損はないでしょう。
ただ、毎年のことですが表紙がカールしてしまうのはいただけません。本棚に収納するなり、何かの下敷きにすればカールする心配はなくなりますが、1冊だけ単独で置いておくと数日で表紙が丸まってしまうのです。この点だけは、ぜひとも改善を望みます。
中身としては初心者向きではあるものの、自分が普段聞かないジャンルを改めて見ればノウハウがわかりやすく書かれています。デジタル化が進みつつある中、何を聞けばいいか参考になるでしょう。
手元の書籍を最新版にアップデートして、無線界の現状を知ってみてはいかがでしょうか?
遅ればせながら、「おもしろ無線受信ガイド」を入手致しました。
私が真っ先に見る、鉄道無線のコーナーですが、デジタル化が進んでいる中で、文章が「やや少なめかな?」といった雰囲気でしたね。
一応、関西圏のデジタル化についても若干書かれてはおりましたが。
それと、RL10月号には久しぶりにCタイプの事が書かれておりましたね。
地元民からすれば、「報告が遅いよ」と思いますが、投稿しなかった私も悪いですね。
記事の中の、「南武支線」はCタイプが使われているそうですが、これはなぜDタイプが使われないのでしょうか?
路線が複雑なのは、何となく理解出来ますけど。
首都圏のCタイプ路線とは、大変珍しいですね。
指令コールサインが知りたいです。
『おもしろ無線受信ガイド』は、全体的に「聞くなら今」という流れではないでしょうか。
各ジャンルでデジタル化が進んでいることから、アナログの運用を記録するという側面もあるのかもしれません。
南武支線がCタイプなのは、貨物主体の路線だからではないかと思われます。
東京貨物ターミナルから来た貨物列車は、浜川崎で南武支線に入り、鶴見方面へ向かうもの、尻手から新鶴見方面へ向かうものに分かれます。
東タ─浜川崎間がCタイプなので、そこに合わせたのではないでしょうか。
デジタル化する前からCタイプなので、デジタル化後もそのままということのようです。
では、東(タ)~川崎貨物間の東京港トンネル内もCタイプなんですね。
確か、昔のRL誌でカートレインの話題が載っており、列車無線の事も載っておりまして、浜松町を出たカートレインが東京港トンネルを走る際の無線システムが書かれておりました。
私自身、Cタイプ区間路線が当たり前の地域に住んでおりますと、「首都圏でCタイプ?」と聞くと異様な感じに思いました物で。
話は変わりましてあの「おもしろ無線~」で消防無線の記事が載っておりましたが、どうも仙台市消防局の「Xデー」が11月っぽいのです。
この11月、理由が有りまして、東北本線長町駅北側に「新・仙台市立病院」が11月に完成するのです。
現在の市立病院は、地下鉄五橋(いつつばし)駅前に有りますが、数年前に病院の敷地内に「仙台市救急センター」が併設されました。
この「救急センター」は、新しい市立病院に移動致しますので、恐らく新しい救急センターはデジタル無線機しか装備されていないと思われます。
救急センターは、救急波だけでなく、朝の消防波の通話試験にも登場する為、消防無線も必須になるでしょう。
そうしますと、新しい市立病院が完成する11月に救急センターも新しくなりますので、このタイミングで消防無線(救急無線も?)デジタル化されるのではと予想しておりました。
まあ、私の勝手な判断ですが。
もし、これが本当ならばアナログ波もあと二ヶ月の命となりますね。
長文ですみません。
情報ありがとうございます。
もしそうなら、そろそろ消防車や救急車に見慣れない長さのアンテナが装着されるころかもしれませんね。
ぜひアンテナにも注目してみてください。
先のコメントで、新しい救急センターが出来ると申しましたが、残念ながら救急センターの基地局アンテナが確認出来ません。
現在の救急センターは病院と別棟の為、基地局アンテナが直ぐに確認出来ますが、新しい救急センターは病院と併設されている為確認しにくいのです。
ましてや、高い病棟と救急ヘリポートが建設された為、ますます見辛いのです。
じっくり建物をぐるり回って確認すれば良いのですが、ウロウロ歩いて不審人物と間違われて職質されたら嫌ですので。
車両のアンテナもそうですが、基地局側のアンテナも注目ですね。
ただ、防災行政無線と同じ周波数帯なので、アンテナを見ただけでどちらか判別つきにくいでしょう。
150MHz帯から260MHz帯に移行すると電波伝搬も変わることから、既存の150MHz帯基地局以外の場所にデジタル無線の基地局を設置する可能性があるかもしれません。
メインの指揮車を見れば良かったのでしょうが、何分指揮車は消防署の陰に停まっており、屋根を見る事は出来ませんでした。
手前に水槽車が停まっていたので、これが壁となって屋根を見る事が出来なかったのです。
時々、消防署を通るきっかけを作らなくては。
消防車は出場でもしないと全容を見ることはできませんが、救急車ならまだ多少は見る機会があると思います。
あとは、市の入札情報もこまめにチェックすれば、いつごろ工事を行い、いつから運用開始するか判明するかもしれません。
今まで私は市の公共事業に無関心だった為、入札情報なんて全く気にしておりませんでしたね。
地下鉄東西線の工事入札でさえ、全然見ていなかったのです。
たまたま工事現場で看板に、「○○JV」等と書かれていた物を見た程度でした。
う~ん、仙台市の入札情報ですか?
市の広報紙(市政だより)に載るかどうかですね。
或いは区役所に赴いて、貼り出された情報を見るかになりそうです。
入札情報は、電子入札のからみもあってネット上で簡単に見ることができます。
仕様書で、周波数や出力、納入時期が書かれていたりもします。
特に既存の無線システムに無線機を追加発注する場合、仕様書で実装すべき周波数が書かれることから、未判明だった周波数も判明が可能です。
落札結果も掲載されているので、どの業者が納入するかもわかります。
さすがに随意契約だと困りますね。
確かに、今やネット時代ですからわざわざ紙というアナログ媒体で確認する必要は有りませんね。
話は脇にそれますが、無線のジャンルになりますのでお尋ね致します。
最近、宮城交通の路線バス(2扉車)屋根上にオレンジトップのアンテナが付いた車両が登場致しました。
恐らく、デジタルMCAかとは思いますが、周波数帯はどの辺りでしょうか?
長さは20センチ位で、基台付け根部がループ状に巻いてあります。
仙台市営バスはこんなに長いアンテナ使用しておりません。
ただ、市営バスでもバス停のバス接近モニターには同様のアンテナが使われておりますが。(バス停の屋根に直接このオレンジトップのアンテナが取り付けられております)
確か、昔のアナログMCA周波数は携帯電話に取られたと聞いておりましたが、アンテナの長さからすると1GHz以上では無い様な感じが致します。
最近、このアンテナはバスに限らずトラックや介護タクシー等にも付いておりますね。
端から「デジタルなので聞けない」と分かっていた為、余り関心が有りませんでした。
(長文でごめんなさい)
MCAは、現在は基地局が850~860MHzです。
この周波数帯で、アナログとデジタルが共存しています。
ただ、移動局側は905~915MHzと930~940MHzの2種類がありますが、最終的には930~940MHzに統一されます。
ちなみに、1.5GHz帯MCAは今年3月をもって運用終了となりました。
恐らくその周波数も携帯電話の割当になってしまうのでしょうね。
話は変わりますが、今日は夕方から消防無線が賑やかでした。
仙台は、夕方から夜に掛けて雨が強く降り、道路冠水や崖崩れが各所で発生し、消防指令が毎回有り今日は聞き応えが有りましたね。
未明の石巻市の水害は、さぞ大変だった事でしょう。
1.5GHz帯のMCAは、総務省の「周波数再編アクションプラン(平成25年10月改定版)」によると、お察しの通り携帯電話に割り当てられるようです。
800MHz帯のMCAは、携帯電話の狭間で居場所を確保されています。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000253656.pdf
何だかMCAはこのまま携帯に埋もれてしまいそうな雰囲気ですね。
先日、普通のタクシーにもオレンジトップのアンテナが付いた車を見掛けました。
タクシー無線よりも安く設置出来るのでしょうか?
確か、新規参入のタクシー会社だったと思いましたが。
MCAと言えば、昔よく贈答品を買いに某お菓子屋(仙台では有名などら焼屋さんです)に行っておりましたが、時々店の向こうからMCAがガンガン流れていたのです。
かなりの音量で、まるでボリューム最大みたいでした。
最近は行っていないので、あれからどうなったかは分かりません。
確か、その時はアナログのMCAでしたね。
今はさすがにデジタルでしょう。
2016年5月末までにデジタル化しなくてはならないタクシー無線は、400MHzでのデジタル化のほかに、デジタルMCAやIP無線を活用するところが増えているようです。
IP無線とは、携帯電話のパケット通信を利用して音声をやり取りするもので、車載機の見た目はモービル機そのものです。
自前で基地局や機材を一から用意する必要がないので初期コストが低く、中小のタクシー会社を中心に導入が増えています。
IP無線と言いますと、以前三陸特でデジタル列車無線に出れるわけがない!!様が話しておりました「ボイパケ」というシステムですね?
既存の無線ですと、通話出来るエリアが限られますが、携帯電話の基地局が有る場所ならば日本全国通話が可能ですね。
オレンジトップのアンテナを付けたタクシーを、今日も見掛けました。
古臭い話ですが、オレンジトップといえば私はパーソナル無線を思い出します。
そのパーソナル無線もあと数年の命ですね。
昔のRL誌にパーソナル無線の遠距離通信の記事が載っておりました。
確か、芸予海峡を挟んで広島と愛媛で実験を行ったと思いました。
パーソナル無線は、送信に八木アンテナは使えませんが、受信には使用可能なのでそのルールを守った実験でしたね。
確か、海上100キロ離れていても通話が可能でした。
あの頃が懐かしく感じてしまうと、もう「おじさん」世代ですね。
パーソナル無線も、使用期限があと1年ほどに迫ってきました。
違法CBとともに、すっかり衰退しているようです。
幹線道路沿いの自宅で受信していても、パーソナルはほとんど受信できません。
そういえば、昔路線バスでパーソナルを使用していたところがありました。
東京都世田谷区内を走る東急バスの「東急コーチ」は、狭い道路を走るために対向車確認用でパーソナルを導入していました。
群番号は「東急」の語呂合わせで「00109」でした。
20年以上前のことなので、最近は乗っていないためどうなったかは不明です。
近所の家でもやたら長いコーリニアを立てた(違法?)基地局が有り、そこの兄ちゃんは車(勿論シャコタン)にもオレンジトップのアンテナを立てておりましたね。
チャンネルが80から倍に(確か158)増えた辺りから徐々にユーザーが減り、携帯が誰でも使えるようになるとどんどん下火になってしまいました。
パーソナル無線を業務用で使っていたので有名なのが今はなき「南部縦貫鉄道」ではないでしょうか?
あの鉄道は、廃止までパーソナル無線を使用していたみたいですね。
他にも、紀州鉄道でも使用していたと思います。