無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

両毛線もデジタル化?

2014-11-16 01:52:16 | 鉄道無線
 本ブログの読者である三陸特でデジタル列車無線に出れるわけがない!!さんから、気になる情報をいただきました。それによると、両毛線がデジタル化するようだとのこと。以下、コメントの引用です。
現在、Cタイプが使用されている、高崎支社の両毛線がデジタル化されそうです。
以前より新前橋~前橋のLCXは確認していましたのでそれは近接する上越線との混信防止策の一環と思っていました。
たぶんそれはそれで間違いないんじゃないかと思っていますが、両毛線の駒形と伊勢崎に、首都圏で見る4本一組の新基地局が新たに設けられていました。

両毛線の他の区間がどうなっているのかは不明ですが、Cタイプとは別にアンテナを設置していることとデジタル化で見られる4本一組のアンテナを踏まえるとどうも近いうちに両毛線もデジタル化されそうです。
もしかすると、未確認ながら上越線や信越線もデジタル化されてしまうかもしれません。

 早速、総務省無線局等情報検索で調べてみたところ、群馬県と栃木県で、今年8月1日付でデジタル列車無線用と思われる基地局が計25局免許されていることが判明したのです。このうち、両毛線だけしか走っていない栃木県栃木市、佐野市、足利市、群馬県みどり市、伊勢崎市に基地局が配置されています。
 ということは、両毛線がCタイプからデジタル列車無線に切り替わるのは間違いなさそうです。チャンネルはどうなるのか、いつから運用を開始するのか、要注目でしょう。

 ところで、来年3月14日の北陸新幹線開業に伴いJRから経営分離される長野─金沢間のうち、信越本線妙高高原─直江津間と北陸本線市振─直江津間はえちごトキめき鉄道として開業。中でも、北陸本線区間は「日本海ひすいライン」と命名され、JR西日本のキハ122系をベースにしたET122形が走行することになっています。
 去る11月1日に、車両見学会が行われました。その模様を報告したブログで、運転台の画像に興味深いものを発見したのです。
 ET122形に装着された無線機は、何とデジタル機でした。しかも、現在JR西日本のアーバンネットワークで置き換えが進められているデジタル機と同じ受話器です。JR西日本の車両がベースなので受話器もJR西日本仕様になったのか、現行の受話器がこのタイプなのかは定かではありません。
 いずれにせよ、デジタル無線機を搭載したということは、新潟地区のデジタル列車無線区間に乗り入れることを意味します。信越本線のデジタル区間がどうなるのかも、注意深く見守っていくべきでしょう。