無線室

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小湊鐵道は150MHz帯

2013-08-10 15:32:02 | 鉄道無線
 以前お伝えした小湊鐵道の列車無線導入。運転台に富士通製の無線機が取り付けられたとの目撃情報もあります。

 総務省の総務省無線局等情報検索で検索をしていたところ、7月29日の更新で小湊鐵道の列車無線がヒットしました。
 これによると6月26日に免許され、周波数は200MHzとされています。鉄道無線の周波数は上2桁を四捨五入して表示されるため、150MHz以上250MHz未満に割り当てられているのです。
 しかし、上記の条件で実際に鉄道無線用として使える周波数は以下のとおりです。
150.23
150.37
150.39
150.53
150.79
150.93
150.97
151.05
151.09
151.25
151.33
151.61
151.65
151.77
151.79
152.19
152.49
153.29
153.39
153.47
153.65
157.69
157.97
158.07
159.17
(MHz)
 ただし、150.97MHzは新幹線架線延線作業用、158.07MHzは作業連絡用としての割り当てです。従って、実質的には上記の表からこれら2波を抜いた23波のうちのどれかということになるでしょう。

 なお、いすみ鉄道無線局等情報検索で検索すると100MHzと表示されます。50MHz以上100MHz未満の割り当てということで、下記のうちのどれかの可能性が高いでしょう。
59.87
59.90
62.72
64.25
64.28
148.05
148.09
148.71
 
148.93
149.07
149.09
149.19
149.47
149.51
149.83
149.85
(MHz)
 142~148MHzにも鉄道無線の割り当てがありますが、これらは複信式や半複信式用としての割り当てとなっていることから、この周波数の可能性は低いと考えられます。

 房総半島を横断する2つの鉄道会社の周波数が、未だに判明していません。現地へ行った折には、ぜひとも周波数を判明させましょう。