日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

算数わからんちんの気持ちはわかる。

2015-04-13 17:08:20 | 発達応援
 洗濯物を干しているときに、いつも目にする隣の家の梅の木。
いつも緑の葉っぱきれいだなぁ~と思っていたら、
今日は丸い梅の実がじゃらじゃらつきはじめているのに気がつきました。
少し暖かく、良い感じで雨も降り、一気にむっちりなってきたのでしょう。

 こうしているうちに、あっという間に、梅支度の季節になるのですねぇ。

 先日、子どもさんの発達支援教育を情熱的かつパワフルにしている、
ママさんと電話でお話ししました。

 そのママさんはご自身が、算数で困った経験がないようで、
ご自身の子どもさんの算数の飲込みの悪さを嘆かれていました。

 私自身は、算数の飲込みが悪いお子様だったので、
算数以前のところで、こういうふうにひっかかったよ~と話をしたら、驚かれていました。

 たとえば、問題文で動物が出てきたらその動物に引っぱられて、
問題が足し算、引き算であることを忘れて、最終的には時間に追われて最後適当な答えを書いたり、
繰り上りのある問題で、確かめのつもりで絵に描いていたら、
絵をうまく描くことに気をとられ、しかも、問題と合わない数の絵を描き、
上手に描けたので、そっちの数を信じて筆算でした答えを書き直し、
あり得ない答えになっているのに気がつかなかったり。

 また、親が勉強を教えてくれていると、
前回も教えてくれたのに同じ間違いすると怒られるなぁ~と、
そっちのほうの意識が強くなって答えられなくて、結局は「忘れたの!」と怒られたり。

 だからといって、夏休みの宿題を8月30、31日に慌ててやったりすることもなく、
そういうところは無事に無難にクリアーできていました。

 算数ですごく、苦労した記憶は低学年の頃のものがほとんどで、
小3以降では面積の問題が嫌だったなぁ~というのと、
分数が計算はできるのですが、具体物で表すのが嫌な感じだったという記憶があります。

 絵に引っぱられなくなって、計算は引っかからなくなったように思います。

 今、何するとき?
これが自分の中でコントロールできるようになって、
余計なものにひっかからなくなったのでしょうね。

 自分が何をしているのかを、見失いそうになったときに、
「あれ、今、何していったけ?」と自分で立ち止まり、自分で軌道修正できる力をつけることも、
フォイヤーシュタインで目指す、自立した学習者への大きな一歩だなぁと思うことです。



 
コメント
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