日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

手をつなぐ知識。

2015-04-11 21:35:15 | フォイヤーシュタイン
 久しぶりに晴れ間が見えたので、カーペットを洗濯しました。
梅ちゃんが、気ままにカーペットに粗相をするのですが、
曇りや雨で、洗うに洗えず。

 「ほら!梅!」と粗相をしそうになっているとき、呼びかけると、
「あ!」と言った感じで、猫トイレに行くんですが…。



反省の色、なし。

 フォイヤーシュタインをしていると、
1つの知識はそこに留まり、独立しているものでなく、
他の知識とつながり、またつながりとしていく中で、
具体物からは慣れて抽象的な概念を作っていくのだなぁということを強く感じます。

 フォイヤーシュタインをしにきている子どもと。
長く、3点を結んで直角をつくるという課題に取り組んでいます。

 この課題は、一見すると易しい課題です。
はじめは何回かのトライで先に進むだろうと、私は思っていました。

 3つの点を結んで直角にするだけの課題ですが、
やっていく中で、子どもは3点を見れているのか、ということや
直角ということがわかっているのか、ということや
プリントを離れたところで、直角と出会ったら、
子どもの中で、「フォイヤーシュタインでやった3つの点と一緒だ!」と思えるのか、など
課題が持つ色々な要素もあぶり出されてきました。

 そして、なによりも、入れ子式になった3種類の直角を見つけることが
こんなにも難しいことだということに、大人になった私は気がついていませんでした。

 一緒に学習する子どもさんが、ここで一様に引っかかるので、
3つの点を結ぶことの難しさやそれをクリアーするための具体的な方法や
できてから、子どもの中でどのように抽象化されるのか、ということなどを
意識して考え、子どもの話から察しと、いつも勉強になっています。

 今日のフォイヤーシュタインで、直角三角形の色板を使って勉強していたら、
色板を2つ使って、正方形を作る瞬間が何度かありました。

 こうした経験も次のステップの準備になるのだろうなぁと思いながら、
黙って、偶然作られ、崩される正方形を見ていました。

 直角三角形をもう少しきわめていきたいと思うことでした。


 
コメント
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