日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

懐かしい声。

2015-04-01 20:45:39 | 発達応援
 今日から4月ですね。
新入社員の方が緊張の面持ちで入社式に臨む姿が、
テレビのあちこちで映し出されていました。

 私の関わった子どもたちも、高校を卒業して、今日から働きはじめた子どもたちがいます。

 そんな子のひとりから、電話がありました。
電話は、私が卒業と就職のお祝いを贈ったお礼でした。

 とても緊張している声が電話の向こうからも、こちらに伝わってきましたが、
「先生、お土産は実家に届いて、そのとき私も母も実家にいなくて、
実家に帰った母が、送ってくれて、今日お土産届きました。ありがとうございます。」
と「お土産」のお礼が遅れた理由を息つく間もなく話すので、
私は、「それはお土産でなく、卒業と就職のお祝いだよ。」となかなか言えませんでした。

 でも、そんな早合点でおちょこちょいなところは、
良くも悪くも私が知っているその子を彷彿とさせて、
昨日まで一緒に過ごしたかのようにとても懐かしくその子のことを思い出すことができました。

 今日から仕事場に立ったそうで、どんな仕事をしたかを教えてくれました。

 仕事の内容を聞くと、中学生だったときには、
色々なところが大雑把で、雑なところがあった子が、そんな仕事に就いたのね!と
進歩と成長を感じ、頼もしいことだなぁとしみじみすることでした。

 その子は、仕事で不安や嫌なことがあったときに、
愚痴を言いながら食事をしたり、慰めたり励ましてくれる家族とは離れて暮らしています。
高校時代から親元を離れているとはいっても、不安なことかなぁと余計な心配をしてしまいます。

 「不安や心配なことがあったら、電話してね。会いにいけたら行くからね。」というと、
 「お昼休みが12時~なので、先生その時間に来てくれたら、私と話せますよ。」という返事。

 この少し、話が噛み合ない感じが、その子らしく、
これなら、そう落ち込むこともなく大丈夫そうだな、と思うと同時に、
職場で大丈夫かなぁ、と不安もよぎりました。

 中学校を卒業して、はや3年。
こうして、心配して、応援している他人もいるので、
とにかく、コツコツ地道に仕事を続けてほしいものです。

 がんばれ~~~~
 
コメント
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