日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

逃がさない!

2015-03-14 17:38:45 | 発達応援
 カリカリご飯も食べたし、睡眠もとった。 
見つめる視線が痛い、お盆に座る、桃ちゃん。



 これは、遊んでビームです。
今は、遊べません、ご勘弁を。

 今日は、4歳の子どもさんとフォイヤーシュタインでした。
ストレッチポールを使って体動かして、その後、座学に入りました。

 途中で、アレルギーが少しあることや目を使う勉強をしたことで、
目がかゆくなって、ぱしゃぱしゃしたり、かいたりしていました。

 そして、特に、自分がわからないことを質問されたり、
少し、むずかしいなぁ、面倒だなぁという作業になると、
「目がかゆい!」と目のことをアピールしてきました。

 しかし、休憩してストレッチポールで遊んでいる時や
自分の興味のあることをしている時には、目がかゆいとは言いませんでした。

 4歳の子に酷かもしれませんが、
「あなたは、目がかゆくて大変でしょう。
でも、自分がやりたいことをする時には目がかゆいと言いませんね。
そういう風なやり方で、自分がしたくないことから逃げるのはよくありません。」というと、
神妙な顔をして、「はい。」と言っていました。

 世の中でまだ4年間しか生きていなくても、
どうすれば自分がやりたくないことから逃げられるか、ということを
子どもは幼稚園や周りの大人の態度から、しっかり学んでいます。

 体の不調は本当だと思います。
それでも、好きなことはできて、嫌いなことはしないために自分の体の不調を使うということを
今許していると、ずるずるずるずる、それが使える!ということを学習してしまいます。

 貴重な休みの日を使って、保護者の方は4歳の子どものために早起きをして、
休みの半日をつぶして、来てくださっています。
そのことも、4歳の子どもに伝えて、今日の勉強は終わりにしました。

 「次はもっとがんばるから」と言って、
4歳の子は帰っていきました。
自分でもしっかり、今日の自分の状況がわかっている訳です。

 中学生でも、自分が不利になってくると、
急に頭が痛いとか、そのときはよそ見をしていたとか、
言い訳をはじめて自分の不利な状況をなかったことにしようとする子どもはいました。

 そのたびに、進んでいたことが中断したり、もう一度クラスで考え直したりすることもありましたが、
そういうことが重なってくると、クラスの子どもたちは面倒になり、
その子どもと関わらなくなったり、上手にスルーするようになってしまいがちでした。

 そうならないために、自分でがんばる自力は小さいうちから付けておくことは必要だと思います。
その上で、どうしてもできないことは助けてもらうことも大切なことを教えていかなくてはいけません。

 がんばったり、助けてもらったりのバランス感覚を育てるのは、
とても難しいなぁと思うことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする