日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

門出船出。

2015-03-06 21:21:06 | 発達応援
 雨がしとしと降る中を買い物に行き、
買い物も終わり、ほつほつと歩いて帰っていると、
低空を曲線を描いて飛ぶ鳥が。

 つばめです。

 そして、それはそれは美しい瑠璃色。

 これまで、自分の住む家の軒先につばめが巣をつくっていたこともあったのに、
つばめって、黒い色って思っていました。
九州新幹線つばめのロゴマークの刷り込みでしょうか?

 つばめって、美しい鳥だったのですねぇ。

 今日は、以前中学校で支援員をしていた時に関わり、
特別支援高等学校に行った子どもがテレビに映っていました。

 なんでも、卒業を前に社会に出る身だしなみを整える講座があったということで、
女子生徒はメイクの仕方を、男子生徒はネクタイの結び方などを教えるという講座のようでした。

 私が関わった子は、少しふっくらしていること以外は、
時が止まったように、あどけない表情をして、楽しそうに眉毛を描いていました。
様々な実習や資格試験に挑戦し、友人関係で悩み手紙で様々に訴えていた子どもが、
拍子抜けするくらい、中学の時と変わらぬ表情でいることに、
周りの方々に支えられた3年間で、変に曲がることもなく良かったなぁと思うと同時に、
こんなに幼い顔のままで、社会に船出するのか、大丈夫か~という思いが交差した数分間でした。

 以前、支援学校の高等部の先生と話をした時に、
自立にむけて大切なこととして、「あいさつと清潔感」といわれたことがありました。

 適切な声の大きさで相手のほうを見て、あいさつをすること。
人への関心が希薄であったり、距離感がつかめず近づきすぎたり、そういうことも多い子どもたち。
小さい頃からの習慣も大切かもしれませんね。

 清潔感は、私が接した子どもたちの中にも、
カラスの行水なのか、首のうしろが茶色っぽくなっていても気にしなかったり、
髪の毛を洗わずぺったりしていたり、制服の肩がフケっぽかったりしても気にしていない、
そういう場合が多々ありました。

 皮膚を触られるのも嫌いだったり、
小学生も高学年や中学生になるとひとりでお風呂も入ることでしょう。
自分以外の人に不快感を与えない程度の清潔感を保つ。
自分で気をつけられるようになることも大切ですね。

 支援学校の高等部の卒業式はこれから。
良い春の門出、わくわくしながら社会に船出してくれることを願うばかりです。
 
コメント
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