日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

本の部分印象。

2015-03-11 15:11:31 | 発達応援
 超早朝勤務が続いていて、家を5時過ぎには出るのですが、
毎日すれ違う、決まった人々がいます。

 まだ日も昇らぬ暗い中、ウォーキングをするご夫婦。
ママチャリとリュックでどこかへ向かう、私よりは若いが20代ではなさそうな男性。
2台連なるハイビーム気味のトラック。
毎日、同じところで立ちションする新聞配達の人(オイ!コラ!)

 5時過ぎといっても、動き出す人は多いのですね。
家の明かりがついているところも多いです。

 日の出もはやくなると、
薄暗がりで出会った人々とも、もう少しクリアな光の中で会うのですね。
最後の人は、日の出が早まったら会いたくないなぁ。

 今、認知についての本を読んでいますが、
文字が文がぐるぐる回っていて、あまりしっくり頭の中に入ってきません。

 そういう本と出会うと、私の場合は丁寧に線を引いたり、
ノートを取るなりしながら読まなくては、「なるほど」と納得するところまで行き着くことができません。
最悪の場合は、線を引いても、ノートをとっても説明できる言葉がないまま、
本だけは、一応読み終わった、という風になることもあります。

 論文や概念を説いた本は、読んでいるその文から自分が具体的事例を想起できれば、
わりと理解が早いような気がします。

 ただ、自分の卑近な例と置き換えながら読むことで、
内容が趣旨から外れて、単に自分の中に落とし込みやすい形で残る危険もあるので、
本当に理解できているかどうかは、同じ本を読んだ人と、
ああだ、こうだ言ってみなくてはわからないとも言えます。

 そんな理解速度が遅い感じで読んでいる本で、数少ない「へぇ~」と思えた記述です。

 赤ちゃんは、うまれた時には自分の母語となる言語はもちろん、
それ以外のすべての言語で使われるすべての音素の違いを識別できる能力を持っているそうです。(へぇ~)
そして、母国語特有の音素を区別できるようになると、
それを身につけるため、母国語以外の音素を識別する能力は失うそうです。(ああ、もったいない)

 さらに、赤ちゃんは生後9ヶ月までに、母語の韻律のパターンの特徴と音素の特徴と音素の並び方の確立という
少なくとも3つの手がかりを同時に使って単語の切り出しを行っているそうです。(ほぉ~)

 「単語の切り出し」というのは、たとえば、
「モモチャンネムイノオナカスイテルノオシッコカナアソビタイノカナ…」という話しかけを聞いたときに
「モモチャ」「ンネム」「イノオナ」ではなく、
「モモチャン」「ネムイノ」「オナカ」のように単語に区切ることです。


 桃ちゃん眠いのかな、いや、寝てるね。

 そんな高度なこともやってのけているんですね、赤ちゃん恐るべし。
だから、赤ちゃんの頃から!と早期教育とか言うんでしょうかね。

 成長していくと、知識も増えるし豊かになる。
そのために言語の部分では、削がれると言うか、閉じていく脳の力がある。

 生きていくことは、成長なのか、後退なのか。
そういうことを考えてしまいました。
(が!そういうことを考えさせる本ではありません、念のため
コメント
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