日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

思い出す自分。

2015-03-21 21:51:41 | 日記
 日中は半袖で過ごせる暖かさでした。
こんな日が来ることを、冬にはいつも忘れています。
季節が巡ることも知っているのに、不思議なことです。

 今日はフォイヤーシュタインの日でした。
一緒に勉強をしている子どもは、すごいがんばりを見せて、
涙を流しながらも、最後までがんばっていました。

 涙を流せば、許してもらえるかも、などという生易しい涙ではなく、
自分ができない悔しさやイライラや焦りや辛さ、そういうものが入り交じった涙でした。

 思えば、私も小さい頃よく涙を流す子どもでした。

 自分でできないから、父や母に宿題を教えてもらいながら、
しかし、教えてもらっても全くピンと来ない答え。
何度も説明してもらっても、ちっともわかるようにならず、
気がつけば、わからないからなのか、
わからないことを「どうしてわからないの!」と言われるからなのか、
すぅ~っと涙が出てきます。

 また、お風呂に入りながら、父に
「1cmってどのくらいの長さか、指で1cmをつくってごらん、と言われ、
それを何度も繰り返すうちに、風呂から上がりたいのに、とか
テレビが観たいのに、とイライラしてキーキー父に言ってみたりとか。

 そんな悪態をさらした記憶が山のようにあります。

 少しずつ、少しずつできることが増えてきて、
自分でやるべきことが、少しずつでも見えはじめたときに、
少しずつ、落ち着いていったような気がします。

 子どもと勉強をすると自分の子どもの頃のことを思いだしたりします。
貴重な良い時間をもらえているなぁ、と感謝することでした。

コメント
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