日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

母雑考。

2015-03-04 14:50:20 | 日記
 カンロの「百年のど飴」という大層な名前ののど飴があります。
そして、やはりカンロの「金のミルク」という飴ちゃんがあり、
私はこの2つを同時に口にいれ、2個食いするのが大好きです。
職場に行く時も2つの飴を口の中で、かろかろとブレンドさせて楽しんでいます。
同僚にも勧めてみたら、「甘いものに塩の感じだね。」とか「ミルクがより濃い」とか様々な感想。
チャレンジしてくれた同僚たち!サンキュー!

 75歳の母は、縛られるのが嫌いな自由な精神の持ち主です。
「こうしなさい」「こうあるべき」という所からは、少し距離を置き、
なるべく自分が好き、良い、と思ったものを選んでいるように思います。

 私が小学生の頃、クロスステッチで刺繍をするのにハマり、
見本の通りに出来上がるのが嬉しくて、喜んでいたら、
「見本の通りにするのが嫌」と自分で好きなように、自由に刺繍をして、
子どもながら「わぁ~、きれい、かわいい」と思うような作品にしていた記憶があります。

 また、中学生の頃、課題であったスモック製作。
母に教えてもらうと、「型紙がダサい!」と言って、
課題で与えられた型紙をジョキジョキ切って、胸元に切換えがあり、
タックをとってゆったりしたものに変更。
しかし、裁縫が苦手な私はそれはそれは大変な思いをして、
しかも、家庭科の先生には勝手なことしてと言われながらも、
どうにかこうにか90%以上が母の手によって作られたスモックが完成。

 出来上がりを見ると、どうみても、
母の型紙のものが同級生のものより、着やすいしおしゃれ。

 そうか、嫌だな、と思ったら、文句を陰で言うよりは自分で好きにして、
その代わり、怒られたりしても自分なりの理由がちゃんと言えればいいかな、と
生意気な中坊女子は思ったことでした。

 「みんなで一緒にっていうのが、私はすかん!」(「すかん」は鹿児島弁で「すきでない」「嫌い」ということ)
昔から、母のよく言う言葉です。
自分はどうしたいのか。
自分の好きな様にばかりはできなくても、
「みんながそうだから」で流されるのは許せん!という母です。

 些細なことですが、小さい時に、外食でメニューを選ぶ時に
「お母さんと一緒でいい。」と言って、「自分で選べないなら、食べなさんな!」と怒られて、
あれこれ迷いすぎて、時間がかかっても「さっさと選びなさい!あんた待ちだ!何様ね!!!!!」と怒られ、
子ども心に「偶然、一緒のものが食べたい場合はいいのかな?」「さっさと見て選ばねば!」と
ドキドキしたものですが、良い鍛錬、訓練になったな、と思います。

 そんな話を電話でしたら、
「えー、そう?全然覚えてない。あんたの妄想じゃないね?」と。

 いつまでも、かないませんなぁ~

 
コメント
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