Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

倉吉 美建築

2013年01月31日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

 

明日から2月!!
今月は、お正月早々夫婦でダウン、
その後、先週夫が軽いノロ症状となり、自宅で寝たきり。。。
とっても、ぐったりした年明け1ヶ月でした。

今年は、いつもに比べて、寒さが厳しく感じられて、
なかなか思うように、身体が動きません。。。
無理をすると、頭痛がひどくなるので、
2月いっぱいは、冬眠生活とすることに。。。
3月から、また家の中の見直し、整理、お掃除~など頑張ろうと思っています。
去年、かなり思い切った見直し、整理、処分をしたので、
今年は、さらに細かくモノを見直し、
日用品、実用品も含めて、気に入ったモノだけを
身の回りに置くようにしていこうと思っています♪

 

 

 

さて・・・日本的な町並みが印象的な倉吉でしたが、
なかなか素敵な、洋風建築もいろいろ残されていました♪

こちらは、1931年(S6)に建てられた、
旧日本貯蓄銀行の倉吉支店の建物です。

倉吉で初めての鉄筋コンクリート造りだそうです。
今は、「ギャラリー和」というショップ&カフェになって
使われています。

昔の銀行の支店は、とても小さな建物が多いのですが、
それでも、素敵がぎゅっとつまった、重厚だけど
可愛い建物が多いです~ 

 

こちらも、もと銀行の建物です。
1908年(M41)に建てられた、旧国立第三銀行倉吉支店です。
日本的な土蔵造りですが、擬洋風建築とも評価されています。
鳥取県内の、国の登録有形文化財大1号の建物です。 

今は、「白壁倶楽部」として、カフェ&レストランとして、
また、地元の音楽家の演奏会なども開かれているそうです。 



この外観は、当時のままの姿で残っているそうです。

こちらも、少し大きめの一般住宅と変わらない大きさですが、
雰囲気がとっても素敵でした。
内部も、当時の様子が残っているようです。

 

 

そして、こちら、一瞬???と思ってしまう建物。。。
倉吉で、江戸時代から酒造業を営んでいる、
旧家、小川家の建物。  

すごく日本的な焼き板の壁の表だけ、宮殿風~
建物の表だけを洋風にしたものは、
看板建築と分類されるのですが、かなり極端

でも、この堂々っぷりに、これもアリなのね・・・と
なんとなく納得させられてしまいます。 

 



でも裏側に回ると、もしかしたら、この建物を建てた方は、
新しいものを、どんどん試してみたくなる
超前向きな方だったのかも、と思ってしまいました。 



広~い敷地なのですが、壁が白壁、レンガ積みの壁、
そして、日本的な石積み、などが使われているのです。
なかなかおもしろい趣を醸し出しています。 

ちなみに、国の登録有形文化財です 

 

 

そして、小川家の少し先には、小さいけれど、
歴史を感じさせる建築物。 



1932年(S7)から、1990年(H2)まで、
現役だった、倉吉初の上水道施設です。 

すぐ近くに今も、大きな川が流れていて、
その水源地から、水を汲み上げるポンプ室だったそうです。



昭和初期までは、こういう施設も、
レンガ積みや、石積みで造られていて、
とっても良い雰囲気を残してくれています。 



「萬解泉」と書かれています。
尽きることのない泉、と言う意味です。

奥に最近建てられたらしい建物がありますが、
倉吉特産の赤瓦を使い、昔の建物とのバランスも崩さないように、
窓がアーチ型に造られています。 

これで、鳥取、倉吉レポートは終わりです。
お付き合い有難うございました~ 

 

 

 

 

 

 

 


倉吉 手打ち蕎麦 ひわだ屋

2013年01月30日 | ★お蕎麦

 

 

 

先月から、頑張ってソフトファニッシングのレッスンに通っています♪
生地を10m単位で扱うので、大変ですが、
大好きな生地を使っての作業なので、とても幸せ気分です

昨日、ようやく全てのパーツにカット出来たので、
生地を自宅に持ち帰り、1度洗って、アイロンを掛けて、
それからスタジオで縫製をします。
天然の繊維なので、洗ってみたら、ものすごく柔らかく、
光沢がまろやかになって、びっくりしました。
早く、美しい生地がカタチになるように、頑張ります~
 

 

 

さて、先日の鳥取の続きです。。。

お宿を出て、車で送迎して頂いて、
倉吉の白壁土蔵群、赤瓦建築地域へ。

いろいろな地域に、昔ながらの日本的な街並みの景観が
保存されていますが、
同じように見えても、その土地、その土地で違いがあるのですね。



倉吉では、赤茶色に見える石州瓦や、 

白い漆喰と黒い焼き杉板の壁の土蔵造りの建物、 

 

町家造りの建物が、かなり多く保存活用されています。 

倉吉の老舗酒造、高田酒造の母屋は、
1843年(天保14)に建てられた、県の指定文化財です。
大吟醸をお土産に購入♪

そして、この高田酒造では、休日のみ、お蕎麦を頂くことが出来ます♪

美味しい日本酒をつくるお店のお蕎麦!
かなり期待して入りました♪
少し早めに行きましたが、小さなスペースに、
ちょうど私達で満員でした。

同じ建物内ですが、お蕎麦屋さんは、「ひわだ屋」という名前です。
指定文化財にもなっている建物の吹き抜けは、大迫力でした。

お蕎麦は、絶対冷たい、盛、が大好きなのですが、
さすがに、この吹き抜けで、暖房が全然効いていなくて・・・
食べきる頃には、思い切り、身体が芯から冷えきってしまいました

でも、私の大好きな細切りで、コシがあって美味しかったです~

かなり身体が冷えてしまったので、
このあとすぐに、「米澤たいやき店」で、
たい焼きをテイクアウトしました♪
約60年、営業されている、このお店のたい焼きは、
皮がものすごく薄くて、白くて、あんこの甘さが、
そして、何より温かくて、とぉ~っても美味しかったです

 


こちらは、1877年(M 10)創業の桑田醤油醸造場。
今でも、木の樽で醤油を作っているそうです。
味見をして、再仕込み醤油を購入しました。
関西では、溜醤油と言われているお醤油で、
濃厚で、甘みもあって、お豆腐やお刺身にぴったりです♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


旅館 大橋 本松葉活蟹三昧

2013年01月26日 | ★登録有形文化財指定宿

 

 

 

建物、温泉と共に楽しみなのが、松葉ガニ三昧のお料理 



自分たちのお部屋での食事、ということでしたが、
お食事の後の匂いが気になるので・・・
(カニって、頂いている時は、ものすごく美味しいのですが、
その後、ちょっと独特の匂いが気になります・・・)
可能なら、他のお部屋で、と伝えたら、
私たちのお部屋の造りとは全然違うお部屋で
お食事を頂くことが出来ました~ 



こちらの、お宿は、総料理長も素晴らしい方で、
「現代の名工」を受賞、「黄綬褒章」を受賞、
そして、調理師界の殿堂入り、
「インターナショナル美食アカデミー賞」を受賞されている方なのです 
美しい盛り付けは、この総料理長の生み出したものだそうです。

茹で蟹も、たっぷりあって、大満足♪
やはり、新鮮な活け蟹を湯がいたものは、甘みがあって美味しい 



お正月早々ダウンして、お節料理を食べられなかった私達には
とっても嬉しい、「旬菜盛り込み」
おめでたいお料理が、とっても上品に、美しく盛られています
味は、もう~美味しい!!としか言えません。。。 

そして、蟹味噌と甲羅酒
これも、本当に朝獲った新鮮なカニならでは・・・
熱燗のお酒を、少しずつ甲羅に入れて頂くのですが、
なんとも言えない、絶妙に美味しくクセになる、深みのある味



そして、本松葉ガニの花咲造り
お部屋の照明が消されて、この演出 



ろうそくは、大根の桂剥きで出来ています
お醤油やカニ酢など付けなくても、このままで頂いても、
甘みと海の風味が・・・
自然の作り出す美味しさ・・・ってすごいね~と
夫と、感動しながら頂きました 

どれも、新鮮で美味しいタグ付き松葉ガニなので、
一緒に注文した、お宿オススメの日本酒を飲むのも忘れるほど。。。 
こちらは、活けガニのフリフリ鍋用♪
お鍋の出汁が、また美味しかった



炙りガニは、お部屋に調理師さんが来て、
目の前で焼いてくれました 

焼き加減が、これまた絶妙 

活けガニの天麩羅美味しすぎです 

親ガニ牡丹汁とカニ飯
どちらも味が濃く、美味しいのですが・・・
さすがに、お腹が苦しくなってしまって、
こちらは、一口ずつ頂いて、食べきれませんでした 

 



お食事をしたお部屋の露天風呂は、こんな雰囲気でした 

 

 

 

翌朝ものんびり温泉に入りました~
身体がとっても温まったお陰で、次に向かった所でも
たくさん歩けました♪

 

そして、朝ごはん盛りだくさんで美味しかったです
シジミの佃煮が気に入りました

 

 


三朝温泉 旅館 大橋

2013年01月25日 | ★登録有形文化財指定宿

 

 

 

 

 

倉吉駅から宿の車で、三朝温泉街へ向いました。
近代的な大きな温泉旅館が建ち並ぶ中で
どっしりと威厳と風格を漂わせているのが、こちらのお宿 

1932年(S7)の創業以来変わることのない姿だそうです。  

創業当時、最高の日本建築の旅館をということで、
宮大工がこだわって、年月を掛けて、
今では手に入らない銘木を使って造りあげられています

日本建築での最高のものは、銘木にこだわると、
以前、滋賀の住友活機園でお勉強しました

建物のほぼすべてが、
国の登録有形文化財に指定されています 

この「太鼓橋」も国の文化財です! 

一般住宅に、なんとなく付いている和室は、
どうしても好きではなく、なんで日本人が作る家の和室が
あんなに安っぽいのだろうと、思うのですが・・・ 

本物の日本建築は、やはり素晴らしく、美しく
宮大工たちの心意気を、ものすごく感じられます 
私たちは、一番右端の建物のお部屋でした。



こちらのお宿の客室は、すべて同じ造りのものが無いように、
という宮大工のこだわりで、
お部屋の造りが全室違うのだそうです 



ロビーで、鳥取のお茶菓子を頂いて、お部屋に案内して頂きます。
鳥取では、雪景色を楽しみにしていたのですが、
あいにく?お天気が良すぎて、あまり雪は見られませんでした。 



お部屋の近くの廊下も、様々な木が使われているそうです。 



客室名は、すべて木々の名前が付いているそうなのですが、
ものすごいのは、客室名の木と、
客室の天井と床柱に使われている木材が同じということです

例えば、「梅」の間なら、お部屋の天井と床柱の木材が
すべて梅の木、ということなんです。 

廊下の雰囲気も、素晴らしかったです。
「洗心」と書かれているお部屋は、お茶室です。 



私たちのお部屋の前の廊下の木の凄さが見えますでしょうか?
幅が5~60cmある1枚板です!
これは、肥松という松の木で、
今では、入手困難な木材だそうです~
美しく磨き上げられていて、木目の美しさがなんとも言えません。 



私たちが泊まったお部屋です♪ 



「海棠」の間でした
ハナカイドウの名前は良く聞きます。 桜に似た花で、バラ科の木です。

 

 

 

お部屋の広さは、それほどでは無いのですが、
それなのに、天井にいろいろと変化があります。 

 



こういうノブ、いいですね~ 



そして、お部屋に付いている露天風呂~
私は、大勢の人と同じお風呂に入るのが好きではないので、
こういう客室露天風呂が、一番心置きなく温泉を楽しめます。 



このお風呂も、お宿の自噴の天然温泉なので、
とっても湯あたりが優しく、何度も入って、
入り続けていました 

朝の露天風呂も、本当に気持ち良かったです。最高
身体がとってもスッキリ、軽くなりました~
いつでも、すぐに入れる温泉のある家が欲しいです~ 

 

 


鳥取 仁風閣

2013年01月23日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

鳥取で訪問したかった洋館は、こちらでした♪

白亜のシャトーのような「仁風閣」 

この「仁風閣」は、1970年(M40)の、
当時の皇太子(後の大正天皇)の山陰地方行啓に合わせて建てられた、
まさに、迎賓館です。 

鳥取藩主の池田家の14代公爵が、
宮内省匠頭、片山東熊に依頼して建てたものです。 

片山東熊氏、といえば、あのジョサイア・コンドルの弟子の1人で、
辰野金吾氏と同期生です。

日本一美しい宮殿建築、迎賓館赤坂璃宮をはじめ、
京都国立博物館、奈良国立博物館、など錚々たる宮廷建築を残している
建築家です 

私の大好きなフレンチ・ルネッサンス洋式を基調としています。 

もともと皇太子殿下のための宿舎として作られたので、
室内のお部屋の名称が、すべて「御」の字付きです。 



こちらは、元、「御風呂場」だったお部屋です。 

当時の家具と共に、陳列ケースがたくさんあり、
その中に、当時使われた鳥取藩主池田家ゆかりの、
モノ、資料が展示保管されています。
一番目を惹かれたのが、洋食器 



陳列ケース内は、撮影禁止なので、画像はありませんが、
創業して間もない、「ノリタケ」の洋食器でした
シンプルな丸型ではなく、優雅な形状の食器で、
金線、そして金でモノグラムも付けられた食器で、
今でも欲しくなるような食器でした
オールドノリタケで良く見られるヤジロベイの裏印でした。 

鳥取では、この「仁風閣」で、初めて電灯が灯されたそうです。
文明開化と騒がれた当時でも、
この白亜の洋館と光り輝くシャンデリアに、
地元の人達は、びっくりしたでしょうね 

「仁風閣」は、その後市の公会堂、県の迎賓館などに使用され、
また鳥取震災で、被害を受けたものの修復され、
県立の科学博物館としても使われていたそうです。 

その間、熱心な仁風閣保護運動が続けられていて、
県から、市が譲り受け、1973年(S48)に、
重要文化財指定を受け、修理復元されて、
公開されるようになりました。 

仁風閣保護運動に尽力したのが、鳥取の医師、吉田璋也氏です。
吉田璋也氏は、柳宗悦に師事し、民芸運動に情熱を注いだ人物です。
鳥取駅前近くに、その吉田璋也氏が建てた「鳥取民芸美術館」があり、
日本の生活様式の美、を楽しむことができます。

窓ガラスが、揺らめいているのが見えますでしょうか?
このゆらぎが、ほっとさせてくれるんです~ 

使うことは出来ませんが、優雅な螺旋階段があります。 

支柱が一切無い螺旋階段
木材をどうやったら、こんなふうに細工することが出来るのでしょう? 

登ってみたいけれど、ちょっと怖そう~ 

 

こちらは見学コースの階段です。ゴージャスな階段です 

 

 

 

「仁風閣」という名前は、当時皇太子殿下の行啓に随行した、
海軍大将、東郷平八郎の命名 だそうです。
そして、東郷平八郎の直筆による書だそうです。

すごい柱が・・・
正面は「御寝室」です。 

畳の間に、マントルピース。 

そして、こちらは「御座所」。
「仁風閣」で一番豪華な室礼のお部屋です

大好きです~こういう家具
洋家具に見えますが、漆塗りに菊花の金蒔絵仕上げの家具です。
以前、明治村の洋館内でも見たことがあります。 



こちらは、入り口からしか見学できないので、
間近で見られないのですが、
カーテンボックスも装飾が凝っています 

マントルピースは、、イタリア産の黒大理石で作られたもの
左右にグリーンのタイルが見えますが、
それは、当時イギリスで有名だった陶芸家、
フラックスマンの作品なんだそうです。 

今では見られない、優雅な家具、インテリアを見られるのは、
本当に、うっとりします 

 

 

 

 

庭園は、池泉回遊式庭園、と言う造りだそうです。
お庭も、様々な様式や格式があって1つの世界を造っているので、
奥の深い世界なのでしょうね。 



まだまだ、ゆっくり過ごしたいと思いましたが、
宿へ向かう時間が近くなってしまったので、
もう出なくてはなりません・・・ 



本当に、美しい、建築でした 

 



鳥取駅から倉吉までは、この、名探偵コナンの
とっとりライナーに乗りました
コナン君、好きなので、思わず写真撮りました
コナン君の作者が鳥取出身なんですね~ 

こちらの電車は、ドアは自分で、手動ボタンを押して
開閉して、乗り降りするんです。
以前、新潟の電車もそうでしたが、結構びっくりします
思わず、ボォ~と、ドアが開くの待ってしまいます。
下手したら、そのまま乗りそびれて電車が行ってしまいますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


鳥取 わらべ館(旧鳥取県立図書館)

2013年01月21日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

 

大阪から、スーパーはくとに乗って、お昼に鳥取駅に到着。
ランチは、アクセスを考えて、駅ビル内の「とれとれ市場日本海」
という、一応、回転寿司屋さん♪

休日なのに、鳥取駅は閑散としていましたが、
このお店は、次々にお客さんが入ってきます。

一応回っているお寿司もありますが、
すべて、目の前の板前さんに注文して、握って頂きます。

ネタが、どれも美味しい
10種類くらい、頂いたかな・・・
日本海の旬のオススメを教えて頂いて、
1貫1貫、感動しながら頂きました
シャリは、鳥取産のお米に、二十世紀梨を使った梨酢を使っているそう♪
とってもまろやかで、美味しかったです。
値段もすごくリーズナブルで、大満足のランチでした

後日、檀れいさんの名匠の里紀行を見ていたら、
ちょうど鳥取の松葉ガニの特集だったのですが、
こちらの、回転寿司「とれとれ市場日本海」も紹介されていました
(私達が宿泊した旅館や、立ち寄った鯛焼き屋さんも紹介されていました♪) 

 

 

鳥取でも、美建築を見てきました~ 
まずは、「わらべ館」という、旧鳥取県立図書館の建物です。



なんだか、神戸の生糸検査所に似ている~
1932年(S7)に建てられた、国立の神戸生絲検査所の
2年前の1930年(S5)に、同じ設計者、
置塩章氏によって建てられたものです。 

鳥取市では、1943年(S18)に、大震災があり、
1952年(S27)には、鳥取大火という火事の
災害に見舞われたそうです。 

今回は全部見られませんでしたが、
鳥取市内には、そういう大災害に耐え残った建築がいくつか残っています。

この旧鳥取県立図書館も、災害や、取り壊しの危機を乗り越え、
外観が復元保存されました。  

昭和初期、戦前の建築を見るたびに、
当時は、地方も都心部も同じように、
美しい建物が建てられていて、本当に豊かな時代だったのだな・・・
と感じます。 

設計者の置塩章氏は、神戸を拠点にして活動して、
全国からの注文を受けていたそうです。
大阪、神戸、尼崎などにも氏の設計建築が残っています。 

装飾がずいぶんシンプルですが、
現代の超シンプルなコンクリート建築と比べると、
とても人間味を感じる建物です。 

図書館として建てられた当時の看板だそうです。 

このあとは、もう1ヶ所、1番の目的の洋館へ出かけました♪

 

 

 

 

 

 

 

 


鳥取 松葉ガニ♪

2013年01月16日 | ★おでかけ & お食事(西日本)

 

 

 

鳥取へ、松葉ガニと温泉を堪能しに出かけて来ました 



口に入れた瞬間から、笑いが止まらない美味しさって、
このこと~

写真の整理が出来たら、また順にUPしたいと思います

 

 

 

 

 

 






 


12月 イタリアンクッキング♪

2013年01月15日 | ★お菓子・お料理教室

 

 

 

 

ブログの下書きのページの一覧に、
昨年の記事が、まだ残ってます。。。
 

UPが遅くなってしまいましたが、
12月のイタリア料理

かぶ、いんげん豆を使った、とっても優しい味のスープ、
牛肉の煮込み料理、(クリスマスにも作りました♪)
かわいい苺のタルト
赤ワインと一緒に、すべて美味しく頂きました

こちらの教室に通うようになって、
食材をいじりすぎず、お塩とハーブと、
おいしいオリーブオイルと、ちょっとした一手間で、
簡単に美味しいお料理を作れるようになりました。
ずいぶん、キッチンにハーブの種類が増えました

また今年も楽しみに通いたいと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 


中之島公会堂 特別公開(3)

2013年01月15日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

大阪中之島公会堂の、シンボル、ステンドグラス
旧貴賓室(特別室)です。 

鳳凰と、大阪市の市標の「みおつくし」がデザインされているのだそうです。 

色も鮮やかで、とても美しく、そしてこんなに大きな
ステンドグラスを作るのは、とっても大変だったと思います 



全体的には、洋の印象がありますが、
天井には、日本書紀の天地開闢をテーマにした日本画が描かれています。
天井と、その下の四面にも、日本の天地創造の神様の画が描かれています。 



洋と和の折衷が、どちらも存在感を感じさせながらも
違和感なく、お互いを殺さず、美しく見せるところがすごいです~ 

ドアは、象嵌によって装飾が施されています。 

途中の階段の窓から写してみました。 

何度見ても、美しい赤レンガ建築です 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


中之島公会堂 特別公開(2)

2013年01月11日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

 

 



中之島公会堂で行われた、ワンコイン見学会&コンサート。
初めてのノコギリオーケストラを堪能した後は、
館内の見学へ♪

このゴージャスな天井のお部屋は、「小集会室」
なんと謙虚なお名前なんでしょう~ 

美しい色のステンドグラスにモールディング装飾・・・
まるでお城のような美しさ 

それもそのはず、
明治生命館鳩山会館旧琵琶湖ホテルを設計した
岡田信一郎氏の案をもとに、
東京駅ですっかり有名人の辰野金吾氏と、
辰野金吾氏と、大阪での活動を共にした片岡安氏が実質設計をしたから 

 

 

 

そして、こちらは、「中集会室」・・・ 

教会のようなアーチに、天井のステンドグラス・・・
まるで、舞踏会の行われる宮殿のようです



こちらでは、美しいドレスを纏った女性達による
フルートの演奏が行われていて、とても優雅な気分で見学しました。 

天井ばかりの画像ですが、フロアは、ものすごい数の人達で
埋め尽くされています。

演奏会用の観覧席があり、途中休憩に座りたいと思って、
席が開くのを待ってみるのですが、
どこからともなく飛んでくる、大阪のおばちゃんに座られてしまいます。

この中之島公会堂、様々な行事に使うことができるそうで、
結婚式も出来るそうなんです~
その辺のホテルより、ずっと素敵ですね 

1918年(T7)竣工の中之島公会堂は、
大阪の株式仲買人だった、岩本栄之助が私財100万円を投じて
建てたものです。 



岩本栄之助の母の、
「誰もが使えるものを作ったら」という助言のもとに、
大阪の市民が使える公会堂を建てることになったそうです。 



その岩本栄之助の精神が、100年近く経った今でも、
受け継がれている美しい建物です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


中之島公会堂 特別公開(1)

2013年01月09日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

 


昨年のクリスマスの頃、中之島公会堂へ出かけました。

外観は何度も見ていますが、なかなか内部に入る機会がありませんでした。 

中も素敵なんだろうな~、見たいなぁ~と思っていたら、
クリスマスの頃に、特別公開されるというので、早速♪♪ 

内部の特別公開と、クリスマスコンサートが
同時に行われ、なんと500円 

前売り券を購入した時は、クリスマスコンサートは、「おまけ」の気分でした。
が、実は、とても素晴らしい演奏で、感動しました

 

早く、特別公開のお部屋を見たいと思いつつ、
ちょうど、コンサートの始まる時間が近かったので、
まずは、大ホールのほうへ~



大阪府民のための公会堂ということで、
ホールも、「大集会室」という表記がされています。
が、中に入ると・・・
素晴らしい~  





ヨーロッパに見られる、◯◯座にも負けない、ゴージャスさ
時代を超えて、生き残ってきた強さと、美しさ。。。
観覧席の椅子も、なんだか、とても腰が落ち着きました

国内外の一流の演奏者も訪れるだけあって、音響も本格的。
コンサートは、このホール以外の場所も含めて、
フルートの演奏会、ジャズ、そして、ノコギリオーケストラ
演奏が行われました。 



コンサートは、時間をずらしてプログラムされているので、
3種類とも、聞くことができます。

私たちは、ノコギリオーケストラの演奏を聞くことが出来ました。
最初、ノコギリ音楽、と聞いただけで、どんなの???
演奏が始まった途端、なんだか腰の骨がずれるのでは、
と思うような、ヒョ~ン???な音に、一瞬頭痛を感じそうになりました。

が・・・!!!最後は、もう楽器がノコギリということを
忘れてしまうくらい、素晴らしい演奏で、
感動して思わず涙目になってしまったほどでした
まさか、500円で、こんなに素晴らしい音楽と、美しい建築のコラボを
満喫できるとは、思っていなかったので、
大感激でした

次回は、美しい内部をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 


梅田阪急 Chandelier Table ♪

2013年01月08日 | ★美建築レストラン

 

 

 

 

すっかりお正月気分も抜けて・・・
と、書きたいところですが・・・
やっと、今日、普通に朝起きることが出来ました。
先日、夫がダウンしてから、見事に夫の風邪を引き受けてしまいました。
私は風邪が長引くタイプなので、
ずいぶん慎重に予防していたつもりだったのですが。
かなり辛い1週間でした
結局お節も、初詣も、お正月らしいこと、なんにもしていません~
でも、まだ身体に力が入りにくいのと、
PC見ていると、気持ち悪くなってきてしまうので、
少しだけPCをチェックして、のんびり過ごします。

 

昨年の下書きからの、日記です

十数年前に、何度か見ていて、ものすごく素敵な場所と
記憶に残っていたのですが、
関西に住むようになってみたら、すでにもう見ることが出来ない。。。
残念に思っていたら、
リニューアルする梅田阪急で、また見られると知って、
すごく楽しみにしていました 

ものすごい混雑が続いていますが、ランチを頂きました。

見事な天井装飾と、シャンデリア
そして、伊東忠太による、美しいガラスモザイクの霊獣。 

十数年前、大阪の夫の実家へ来ていた時に、
何度か、阪急のコンコースを歩いて、
ものすごい迫力と、美しさと、
一私鉄とデパートが、こんなに素晴らしい空間でつながっているなんて~
と惚れ惚れした記憶がずっと残っていました。 

関西に住み始めて、近代建築の美しさに惹かれるようになって、
あっ、そうそう、あの場所はどこだったんだろう~と
気がついた時は、もう阪急の建て替えが始まっていて、
見ることが出来ませんでした。
とってもがっかりでしたが、「シャンデリアテーブル」という
レストランの内部に、当時のまま再現されると知って、
楽しみにしていました♪

デパートのグランドレストランで、
こんな素敵な文化財が見られる所は、なかなか無いと思いますが、
やはり、コンコースとして使われていた
当時の雰囲気は、本当に、豪華で素晴らしかったです。
興味のある方は、「阪急百貨店、旧コンコース」etcで、
検索されると、画像が見られると思いますので、
是非ご覧になって下さい。 

1929年、大阪が、大大阪と言われた時代に、
鉄道と百貨店をつないだ、日本で初めてのターミナルデパート
の阪急ビルディング。

再利用されて、またこうやって見ることが出来て
良かったです♪

ちなみに、ランチ、写真撮っていません。
この天井の文化財目当てで、出かけたので、
期待していなかったのですが、、、
とても手頃で、美味しく頂きました
こんな素敵な文化財を眺めながらお食事ができるので、
オススメです~

私は生パスタのセット、夫はコラーゲンカレーを
頂きましたが、なかなか良かったです

長く大阪に住んでいらっしゃる方には、
思い出深い場所なのでしょうね。
レストランの順番待ちの人たちが、
中に入ってきて、じっと眺めていたり、
写真を撮ったり、お食事中の人たちも、
シャンデリアや天井をバックに、記念撮影している方も
たくさんいらっしゃいました♪

 

 

 

 

 

 

 


良い1年になりますように♪

2013年01月01日 | ★日記

 

 

 

2013年、新しい1年が始まりましたね
お天気も晴れやかで、清々しい気持ちで目覚めました。

が、元旦から何故PCに向かうことが出来ているかというと・・・
夫がダウンし、熱が8度以上~

珍しく食欲もないというので、
雑炊を作るため、お米を炊いている最中です。

いつものように、夫の実家でお節を頂く予定にしていたので、
ぽっかり、時間が空いてしまいました。

いつも超マイペースなブログですが、
訪問して下さり、本当にありがとうございました

また、わざわざメッセージを送って下さる方が多く、
本当に嬉しく、感謝しています。
私は、なかなか自分から声をかけたり、
またブログ上でも、コメントを書いて送るということが、苦手なので、
わざわざメッセージを送って下さることに、嬉しく感激しています。

時々面倒になってしまう時もありますが・・・
頑張って続けてみよう♪と元気を頂いています

今年も、たくさんの、美しいものを見て、
感動を忘れずに、常に胸にトキメキを持って、
過ごせていけたらいいなぁと思っています

どうぞ宜しくお願いいたします