倉吉駅から宿の車で、三朝温泉街へ向いました。
近代的な大きな温泉旅館が建ち並ぶ中で
どっしりと威厳と風格を漂わせているのが、こちらのお宿
1932年(S7)の創業以来変わることのない姿だそうです。
創業当時、最高の日本建築の旅館をということで、
宮大工がこだわって、年月を掛けて、
今では手に入らない銘木を使って造りあげられています
日本建築での最高のものは、銘木にこだわると、
以前、滋賀の住友活機園でお勉強しました
建物のほぼすべてが、
国の登録有形文化財に指定されています
この「太鼓橋」も国の文化財です!
一般住宅に、なんとなく付いている和室は、
どうしても好きではなく、なんで日本人が作る家の和室が
あんなに安っぽいのだろうと、思うのですが・・・
本物の日本建築は、やはり素晴らしく、美しく
宮大工たちの心意気を、ものすごく感じられます
私たちは、一番右端の建物のお部屋でした。
こちらのお宿の客室は、すべて同じ造りのものが無いように、
という宮大工のこだわりで、
お部屋の造りが全室違うのだそうです
ロビーで、鳥取のお茶菓子を頂いて、お部屋に案内して頂きます。
鳥取では、雪景色を楽しみにしていたのですが、
あいにく?お天気が良すぎて、あまり雪は見られませんでした。
お部屋の近くの廊下も、様々な木が使われているそうです。
客室名は、すべて木々の名前が付いているそうなのですが、
ものすごいのは、客室名の木と、
客室の天井と床柱に使われている木材が同じということです
例えば、「梅」の間なら、お部屋の天井と床柱の木材が
すべて梅の木、ということなんです。
廊下の雰囲気も、素晴らしかったです。
「洗心」と書かれているお部屋は、お茶室です。
私たちのお部屋の前の廊下の木の凄さが見えますでしょうか?
幅が5~60cmある1枚板です!
これは、肥松という松の木で、
今では、入手困難な木材だそうです~
美しく磨き上げられていて、木目の美しさがなんとも言えません。
私たちが泊まったお部屋です♪
「海棠」の間でした
ハナカイドウの名前は良く聞きます。 桜に似た花で、バラ科の木です。
お部屋の広さは、それほどでは無いのですが、
それなのに、天井にいろいろと変化があります。
こういうノブ、いいですね~
そして、お部屋に付いている露天風呂~
私は、大勢の人と同じお風呂に入るのが好きではないので、
こういう客室露天風呂が、一番心置きなく温泉を楽しめます。
このお風呂も、お宿の自噴の天然温泉なので、
とっても湯あたりが優しく、何度も入って、
入り続けていました
朝の露天風呂も、本当に気持ち良かったです。最高
身体がとってもスッキリ、軽くなりました~
いつでも、すぐに入れる温泉のある家が欲しいです~