Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

田尻歴史館(旧谷口房蔵邸)

2012年06月28日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

 

UPが、とても遅いですが、先々週末は関空の先にある、
田尻歴史館へ出かけました。

歴史館と名付けられていますが、
旧谷口房蔵邸、1922年 (T11)に建てられた洋館、
和館が建てられています。

大阪は繊維の街として有名ですが、
谷口房蔵氏は、この田尻町で生まれ、
「綿の国で生まれた、綿の王」と称された人物です。



もともとは、谷口氏が経営する紡績工場があった場所で、
来訪者を出迎えるための迎賓館として建てられました。



和風な門構えの向こうに、瀟洒な洋館が見えます。
ドイツのユーゲントシュティル系スタイルとされています。
英訳すると、ヤングスタイルとなるそうなんですが・・・?

谷口房蔵氏は、15歳の頃から苦労を重ねていますが、
故郷である、この田尻町を紡績業で豊かにするために
綿を仕入れるための港、輸送するための鉄道の導入、
そして教育のために尽力したそうです。

綿を仕入れるために作られた港は、
今、漁港になっていて、朝市などで新鮮な魚が買えるようになっています。



また、以前訪問して、素晴らしい建築と感じた
大阪・綿業会館の設立にも、谷口氏が尽力しています。

お庭から見ると、一層素敵です。

次回は素敵な内部のご紹介です。

 

 

 

 

 

 

 


ポケットアロマ♪

2012年06月28日 | ★お気に入り(アンティーク、食器etc)

 

 

 

最近、気に入っているモノ
Terracuoreのポケットアロマ。


このポケットアロマは、ロールオンタイプで、
気軽に手首などにアロマを塗ることができます。

人ごみや、暑さで、少し疲れた時に
少し塗って、香りを感じると、
アロマの効果で、すっきりします

もちろんオーガニックで、肌に直接つけても安心です。
10cmもない大きさなので、ポーチにもしっかり入ります

 

 

 

 

 

 

 


尼信 世界の貯金博物館と・・・

2012年06月26日 | ★おでかけ & お食事(西日本)

 

 

 

昨日の、押入れの整理整頓ですが、
下段の右半分のスペースは、
もともと、モノをそんなに収納していなかったので、
ゆとりはあったのですが、
最終的に完全に、右半分のスペースが空っぽになりました♪
すっきり~

 

 

さて。。。尼信会館の方に、是非寄って下さいと勧められて、
会館から数10m先の、
「世界の貯金箱博物館」へ。 

見るまでは、貯金箱博物館~??でしたが、
なかなか!!奥が深くて面白かったです♪
撮影もOKとのことでしたので、撮らせて頂きました。



貯金箱博物館なのに、アンティークな時計がずらり~
いつか、アンティークの置き時計が欲しい、と思っているので、
思わず、じいっ~~と見ていたら、
係のおじさんに捕まりが、丁寧に説明を始めて下さり、
結局、展示の全ての説明を伺いました
(やはり、説明を聞いてみると、
知らなかったことが多く、へぇ~を連発してしまいました!)



実は、こちらは、単なる置き時計ではなく、全て貯金箱なのです。
なぜ、時計と貯金箱が一緒になっているの・・・?
昔の人は、「時は金なり」と、
時間もお金も大切にしていたからとのこと。

さまざまな、面白い理由から作られた貯金箱が多くてびっくりしました。



人間とお金は本当に深い関係なのだな~と改めて感じました。



お金といえば、縁起物も大切。招き猫にも由来がいろいろあったり、
たくさんの縁起物があり、それぞれが貯金箱になっていました。



2階にも展示室があり、イギリスの古い貯金箱も展示されています。
オブジェとしても素敵です~。



「世界の貯金箱博物館」では、他にもたくさんの展示があり、
季節ごとにテーマを替えているそうです。
夏休みなどには、子供たちの自由研究のために、
アニメなどの、様々なキャラクターの貯金箱展示などもあるそうです。

 

アニメのキャラクター貯金箱には興味はないのですが・・・
他の赤レンガ建築を見に行く途中に。。。
古い建築関係ブロガーさんの間でも有名な「うさぎ」です

「うさぎはり」と書かれた看板がある、
古い住宅の門柱に鎮座しています。
「うさぎはり」が何なのかも、
今営業しているのかも、不明のようです。

かなり大きな石像なのですが、
なかなか、うさぎの表情が味わい深いです。 



正面の左側のうさぎは、左手を上げて、招き兎になっています。
ものすごく兎が好きだった人が、開業していた鍼治療院だったのかな~?

 

 

 

 

 

 

 


尼信記念館

2012年06月25日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

 

今朝は、夫が始発で東京出張へ出かけたので、
私も一緒に4時過ぎに起きました。
夫が出かけたあと、ここ数カ月考えていた
寝室の押入れの整理を開始♪
早起きすると、本当に時間がいっぱい!

押入れの下段のモノをすべて出して、チェックして、
整理して、収納して・・・午前中で、ぐったりしましたが、
収納ケースの位置や、モノの配置を替えたりして、
少し、処分するものも出たので、
すっきり、自己満足して爽やか気分になりました!

断捨離や整理収納のお仕事をされている方のブログも好きで、
良く読んでいます。
プロの方のように、短期間ですっきりとは出来ませんが、
時間はかかっても、自分で頭を使って
整理収納していくのも楽しいです

ただ最近は、ポイと捨てればいいモノではなく、
処分方法を悩んでしまうモノを、処分したくなるので、
ちょっと考えてしまいます。。。


 

 

さて、先週末は、お隣の尼崎へ♪

尼崎は大阪と西宮の間なのですが、
案外出かけたことがありませんでした。
建築関係のブロガーさんの所で、
尼崎に、赤レンガ建築があることを知りました。

尼崎信用金庫の旧本社の建物です。 

1920年(T10)に創業した尼崎信用金庫の本店建築です。

前身の信用組合が、明治時代に建築した建物の、
当時の赤レンガをそのまま使用して、
1972年(S47)に復元しています。



内部は公開されていません。



この記念館のすぐ後ろに、尼信会館が建てられています。
そちらは自由に入館できました。



尼信会館は、尼崎の郷土の歴史館としての展示や、
地域の工芸作家の発表の場として使われています。



興味深かったのは、「コインミュージアム」です。
世界各国、170ヵ国から厳選された、
4500枚の金貨、2500枚の銀貨が展示されています。
アジア圏では、干支のコインが多く、
うさぎのモチーフのコインが、とても素敵でした
また、ハプスブルク家のコイン、マリアテレジアの肖像のコインなど、
見応えがあり、世界の地域色などが小さなコインから感じられて楽しめました。



尼崎には、この尼信記念館を始め、計3棟の赤レンガ建築が残されています。
すべて、近辺に集中しているので、一応見に行ってみたのですが、
雨が激しくなってきたので、撮影は、またの機会にします。

 

 

 

 

 

 

 

 


*:..。☆長楽館*:..。☆

2012年06月21日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

 

セミナーのあとは、また長楽館の見学をしました
何回撮っていても、毎回どこをFPにすれば良いか悩みます・・・

また、洋館の多くは、照明が白熱電球色と自然光のミックスなので、
色の調整が、とても難しいです。

今回は、なるべく撮るたびに、照明モードを替えてみたのですが、
どうでしょうか・・・
美しい洋館を、少しでも美しく撮りたいというのが、
私のカメラテーマです

長楽館と言えば、それぞれのお部屋のモールディング装飾が、
一番印象的ですが、
これは、今のように、石膏などで型取りをしたものを
貼り付けたものではありません。

左官屋と呼ばれる、漆喰の職人が、
すべて、手作業で、コテを使って西洋風の装飾を造りあげたのです。
想像がつかないほどの作業です。

明治時代から大正、昭和初期に建てられた、
美しい洋館の、モールディング装飾は、左官屋さんがいなければ
出来なかったものなのです。
特に長楽館は、超一級の技術と、美的センスのある
左官屋さんの傑作です

また、館内でたくさん見られる、美しいステンドグラス
明治期~の洋館建築に必ず用いられているステンドグラスですが、
日本のステンドグラスの草分けの1人、
宇野澤辰雄氏が制作したものです。
良きライバル、小川三知(オガワサンチ)と並んで、
この時期の洋館建築のステンドグラスを多く手がけています。

宇野澤辰雄氏の作品は、国会議事堂、横浜開港記念館、箱根富士屋ホテル、
万平ホテル、中之島図書館、舞子ホテルなどでも見られます。

 

長楽館でのティーセミナーの記事は、
「サロンレッスン」のカテゴリーでUPしています。

 

 

 


*:..。☆長楽館ティーセミナー*:..。☆

2012年06月20日 | ★お菓子・お料理教室

 

 

 

 

 

長楽館のティーセミナーに参加してきました。
平日の、午前中の円山公園、
まだまだ人も少なく、木々も青々としていて気持ちが良かったです。 
何度訪れても、幸せな気持ちになる長楽館です。

 

 

爽やかなウエルカムティーを頂いてセミナーが始まります。
今回は、サプライズゲストとして、
ムレスナの創始者のアンスレム氏と、
ムレスナジャパンの社長の、お2人がお見えになり、
紅茶への熱い思いを語って下さいました。



1人1人にティーポットが用意され、自分で茶葉を入れ、
紅茶を注ぐ実習をして、テーブルへ戻ると、
アフタヌーンティーの用意がされています



目で見るだけでも楽しいティーフーズ♪
今回は、スコーンでなかったのが、少し残念・・・



ティーフーズを頂いている間に、何種類もの紅茶を
先生やシェフがサーブして下さいます。
紅茶は、発酵食品なので、とても身体に良いとのこと。
やはり質の高いものが効果が高いそうです。
お水にもこだわって淹れられた紅茶は、
水色も本当に、綺麗です~



こちらのセミナーで頂く、ムレスナティーは、
香りはとても高いのですが、喉越しが、とてもなめらかで
本当に、身体にスッ~としみ入る感じがします



夏にぴったりのアレンジティーも教えて頂きました♪
とても気に入りました



セミナーのあとは、また長楽館の見学をしました
次回に続きます♪ 

長楽館の建築の記事は
「ヴォーリズ&その他近代美建築」のカテゴリーでUPしています。 

 

 

 

 


ダイヤモンドの職人

2012年06月18日 | ★お気に入り(アンティーク、食器etc)

 

 

 

 

以前、ダイヤモンドジュエリーをTASAKIさんで購入した時に、
日本ではTASAKIさんだけが、
原石からの研磨加工を、日本で、それも神戸で、
職人さんが行なっている、というお話を伺って、とても感動したので、
もし可能なら、工場の見学をしてみたいです~と伝えていました。

先日、希望がかなって、担当の外商さんが、
私にTASAKIさんを紹介して下さった方と、私を案内して下さいました。

団体の工場見学ではなく、個人的に案内して下さったので、
これまた感激しました

なんとダイヤモンドの原石を持たせて頂き、
(きっとその辺に落ちていても
    拾ったりしないと思います~
汚れたビーズか、ガラスにしか見えません~!)

そこから、どのようにあの輝く商品になっていくのか、
普段実際にダイヤモンドの研磨加工をされている
職人さんが、作業場を回りながら、とても丁寧に説明して下さり、
また私たちの、素人質問にも丁寧に答えて下さいました

ダイヤモンドのあの引き込まれるような、輝きは、
気の遠くなるような、職人さんの細やかな、
地道な作業によって生み出されることを知り、
本当に、感銘を受けました。

そして一層、縁あって自分の所に来た
ジュエリーへの愛着と、大切にしようという
気持ちが更に強くなりました。

普段、ジュエリーの商品は、デザイナーさんのお話は聞いても、
研磨加工の職人さんのお話を聞くことは、まずありません。

でも今回見学させて頂いて、研磨が基本で大切、と
改めて感じました

日本では、このTASAKIさんの職人さん達が
ジュエリーの国際鑑定機関GIAよりも厳しい基準で
また、オリジナルの方法で研磨加工しているのだそうです。

0.0~以下の誤差しか許されない、研磨加工ですが、
TASAKIの職人さんは、
「弊社では、ダイヤモンドのカット言えば、
エクセレント以上としか考えていません。」とおっしゃっていました。

作業場で、職人さんが使うルーペで、
加工中のダイヤモンドを見てみましたが、
それでもとても小さくて、よく見えませんでした。
本当に緻密な作業をされているんです。



見学を終えた後は、神戸本社のショールームを見学♪
ショールームには、ミスユニバースの優勝者の頭に載せられる
クラウンが、いくつか展示されていました

初めて知ったのですが、日本のミスユニバースには、
全て日本で作っている、TASAKIのジュエリーで
作られたクラウンを使っているのです。

今は、素敵な商品も、実際にはどこで作られたか
分かりにくいものが多い中、
こうやって、日本人の職人さんが日本で
丁寧にコツコツを作って下さっていることに、
なんとも言えない感動を感じました。

職人さんは、地味な仕事なんです~
とおっしゃっていましたが
とても誇り高い素晴らしい、お仕事と思いました
 

可愛い~、欲しい~と言っていたら
「一千万円?一億円?です~」と言われました

こんなリカちゃんもTASAKIさんが作ったのですね♪
シルクのドレスに、ダイヤモンドとパールがいっぱいでした

貴重な経験をさせて頂けた1日でした 

 

 

 

 

 

 

 


神戸 パラスティン邸

2012年06月14日 | ★美建築レストラン

 

 

 

ランチの後は、こちらへ移動してティータイム

1914年(T3)にロシアの貿易商によって建てられた邸宅です。

修学旅行生がたくさん歩いていましたが、
平日の異人館は、空いていて、ゆっくり貸切で楽しめます 
結婚式なども行われるようです。
インテリアは、女性的で落ち着きました

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ST. GEORGE JAPAN (旧クルベ邸)

2012年06月11日 | ★美建築レストラン

 

 

 

 

ランチへ向かったのは、少し奥まった場所にある、
「St. GEORGE JAPAN」

ドイツ人の貿易商人のクルベ氏の邸宅だった建物です。
調べてみたのですが、資料が少なく詳しくは分かりません。
100年は経っているようです。 

外観も華美なものではなく、
どっしりと、威厳を感じます。 



入り口のドアも、とてもどっしりとした木製のもので、
なんとなく、どなたかの人の家を訪ねたかのような気分になります

あまり画像は撮っていないのですが、
玄関ホールから、洗面所に至るまで、
木材が豊かに使われて、とても重厚で、
落ち着く雰囲気でした。

私たちのテーブルは、緑溢れるテラスに面していて、
結婚式の時には雛壇になる場所だそうで、
とても居心地が良かったです

画像は気持よく許可を頂いています。
カツオを使った前菜
メインでも良いような一品でした

ネセロリのスープ

鴨肉を選びました
ソースが、こだわっていて、鴨肉にぴったりで
とても美味しかったです



デザートも数種類あって楽しい~



テーブルの間隔が離れているので、とてもゆったりと過ごすことが出来ました。
お料理も、美味しくて、スタッフの女性もとても素敵で、
結局、私たちは、ほぼオープンから、他の方が帰られた後まで居りました



このお店、前から伺いたかったのですが、
なかなか予約が出来ず、今回3回目の予約で、伺うことが出来ました。
どんなお店なのでしょうね~と友人と話していたのですが、
伺って納得のお店でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


北野 ヴォーリズ建築

2012年06月08日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

今日は、朝から自分にどっと疲れてしまいました
先日コーヒーメーカーが使えなくなったので、
気に入ったものを買い替えるまで、
お湯を沸かして手注しドリップでコーヒーを淹れています。

今朝は、なかなかお湯が沸かないなぁ・・・と待っていたのですが
あまりに遅いので、確かめてみたら、
IHのモードが、湯沸かしではなくて、炊飯モードに。。。
はぁあ~~お湯が沸かないはずです。。。 

 

 

さて、仏蘭西館から、ランチのお店に行く途中の異人館。
以前は、ベージュ系の外観で、控えめな色合いでしたが、
今は、かなり目立つ可愛らしい外観になっています。

1930年(S6)に、
NY、ナショナルシティ銀行の神戸支店社宅として建てられました。
ヴォーリズの作品です

数年前まで、日比谷花壇の所有で、
時によっては、中にも入って見学出来たようなのですが、
現在は、不明です。




外観の色合いは、ヴォーリズらしさとは少し違うようになっていますが、
窓などの装飾は、可愛らしさが感じられます。



現在の所有者の、大切に保存していこうという思いが
感じられる、可愛らしさです

 

 

 

 

 


神戸 仏蘭西館(洋館長屋)

2012年06月06日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

  

 

 

先日、友人とランチをした時に、
北野の異人館、仏蘭西館で待ち合わせをしました。


元は、外人向けのアパートだったそうで、
外観は、シンプルですが、室内は、フランスの美術品、家具で
ゴージャスに設えてあります。

家具は、ロココやルイ16世スタイルも多く、
照明やガラス作品はアールヌーヴォーの
ガレ、ドーム兄弟の作品が無造作に飾られ、
絵画は、シャガールや、藤田嗣治のものなど、
またルイヴィトンの創業当時のバッグなどもあり、
見どころがいっぱいでした


 



こちらは、陶器で出来ているストーブです。可愛い


            



とても可愛らしいデスクと、ティファニーのランプ。



プリンセスルームですね




仏蘭西館と対になっている、洋館長屋の「ベンの家」。



窓周りが、とても素敵です。
室内は、動物の剥製が多いということで・・・
寄りませんでした

 

 

 

 

 

 

 


滋賀 石山寺

2012年06月05日 | ★おでかけ & お食事(西日本)

 

 

 

 

 

「住友活機園」を出て、石山寺が近いから寄ってみよう、
と夫が言うので、また更にテクテク歩いて、石山寺へ。


源氏物語を書いた、紫式部が滞在したことで有名なお寺です。 

大変歴史の古いお寺で、こちらのご神木(↓ )は、
平安時代からのモノだそうです。。。 

お寺の名前の由来となった、奇岩、巨岩が随所にありました。 

 

 



源頼朝の供養塔もありました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


滋賀 住友活機園

2012年06月04日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

滋賀・石山の、「住友活機園」を見学してきました。
年に1度だけの特別公開の為、事前申し込みをして、
抽選で見学することが出来ます。

5倍ほどの倍率だったそうですが、運良く当選出来ました。

名前からも分かるように、
日本の4大財閥の1つ、大阪を本拠地としている、
住友家に関係があります。

以前見た、住友家の子息の豪邸の、門番の家が、
とても好みだったので、
この「住友活機園」の建築もとても興味がありました。


住友財閥は、世界最大の財閥、ロスチャイルド家よりも
歴史が古いそうです。


住友の名前は、将軍家足利家に仕えていた室町時代から
歴史に登場するようですが、 
一説によると、桓武平氏に起源があるとも言われているそうです。

徳川家にも仕え、武家社会で、ある程度の地位に付くのですが、
武士を辞め、京都の洛中で「富士屋」という本と薬の店、
そして「泉屋」という銅商を営みました。
この銅商が、住友財閥のもとになっています。 


 

JR石山駅から歩いていくと、小高い場所に見えてきます。 

この「住友活機園」と呼ばれている建築は、
住友家のご当主が建てたものではありません。

住友家は、当主が権限を持つのではなく、
「君臨すれども統治せず」という、住友家の家祖による家訓があり、
特に明治時代以降、住友家以外の出身の番頭によって、
さまざまな業務が行われていました。

その2代目、名番頭、高潔な実業家と名高い、
伊庭貞剛氏が引退する時に建てた建築です。

この伊庭貞剛氏は、明治時代に、
現在の住友グループの基幹産業、銅、金属、軽金属、電工、
また住友林業、住友銀行になる各社を設立した人物です。 



門にたどり着くまでも、長く・・・



玄関が見えるまでは、さらに、池などを見ながら、
くねくねと坂を上がり・・・ 

和風の玄関が見えてきました。
「住友活機園」は、この時代の特徴でもある、
和館と洋館が一体となった建物で、
当時の姿を完全に伝えている稀有なものとして、
重文指定されています。 

もともとは、一万坪~の土地があったものの、
新幹線の開通の為、その土地の一部をJRに売却し、
現在は二千坪ほどになっています。

この庭園のすぐ脇を、新幹線が走っているのです。
見学中も、何度も爆風や揺れを感じました。
いくら売却されたとは言え、こんな貴重な文化遺産の真横に
新幹線を通す、JRという企業の不粋さを感じました。

この「住友活機園」を建てた、伊庭貞剛氏は、
「事業の進歩発達に最も害をするものは、・・・・
 老人の跋扈(ばっこ)である。」という信念で、
わずか4年で、この大番頭の地位を退き引退しています。
(どこかの政治家や、どこかの電力会社幹部に聞いてほしい言葉です



1904年(M37)に伊庭氏が引退する際に建てられました。
設計は、野口孫市氏です。

洋館の壁は、木材によるウロコ張り。
長い間、柿渋などできちんと防腐処理されてきたため、
このように当時の状態が残されています。

伊庭氏が、とにかく清楚な建物を、と希望したため、
全体的に、装飾は多くありません。  



木材のウロコ張りや、ベランダの卍型の柵や、
それを支える雲型が、どことなく和風な雰囲気も醸し出していて、
隣の和館と一体感を感じさせます。 



屋根は瓦ぶきで、避雷針の間にある、
なにかくり抜きされているものがありますが、
このくり抜きが、ハート型になっています 



外観は撮影OKでしたが、
内部は室内から庭園の方への撮影のみOK、
と言うことでした。



「住友活機園」の見どころは、木材
説明を聞くまでは、さっぱり知りませんでしたが、
日本の銘木の宝庫なのだそうです。
↑と↓の画像の木材部分は、へぇぇ~!な木材が使われているんです~



伊庭氏は、誰もが見て、お金を掛けている、大変な財力を持っている
ということを見せつける建物ではなく、
本当の教養、知識、を持つ人だけが、
素晴らしい木材を使っている、と分かれば良い、という考えだったそうです。 

一見して、お金を掛けました、と分かることをするのは成金のすること、
品性の無いこと、と言う考えだったそうです。


↓の部屋の縁側の廊下の天井の木材は、
樹齢3000年の古代屋久杉を使っています
説明を聞くまで、私は、
ずいぶん古いから、シミや変な汚れが出てきているのね~
と、思っていました。 
(恥ずかしい・・・)

また和館には、黒御影のマントルピースが設置されていて、
それが、また素晴らしい~
黒御影の塊を職人さんが、ハンドメイドで作り上げているんです。
当時は石を削る機械はありませんので。
また伊庭氏のアイディアで、とて可愛らしい細工がされていました。

そのマントルピースも、普段はふすまで隠しているのです。
その煙突がこちら↓です。 



縁側にある、こういう靴脱ぎの階段ありますよね。



当時、ですが、上のタイプ、何個も石を集めて固めたタイプは
とても珍しく高級品だったそうです。

↓の一枚岩のタイプの方が、珍重品だと思っていたのですが、
こちらは、流通品だったそうです。 



お庭を撮るように、窓周りを写してみました。
窓ガラスの嵌め込み方が、それぞれの部屋で違っています 



こちらの建物は、装飾は少ないのですが、
ものすごく贅沢な、本物の贅沢は、こういうものだ、
ということを実感した建物でした。

見学は、住友関係の方の、
分かりやすい説明を聞きながらでしたので、
とっても勉強になりました。

 

設計者の野口孫市氏は、高校卒業後、住友家から奨学金を貸与されて、
現在の東京大学や大学院で建築や耐震を研究しました。

その後、淀屋橋にある住友銀行本店(現三井住友銀行大阪本店)
建築研究の為に、ロンドンで建築を勉強し、帰国。
その後、本店社屋の建築の為に住友臨時建築部が発足、
野口孫市が技師長となりました。 

 

野口孫市氏は、住友家お抱えの建築家となり、
住友家15代当主が寄付をして建てた、
大阪中之島府立図書館の設計も行っています。 

「住友活機園」を見学して、
伊庭貞剛氏に興味が出て、住友財閥の歴史も
少し調べてみました。

100年を超える、住友の場合は400年~ですが、
やはり長く続いている企業は違うのだな~と思いました。 

 

 

 

 

 

 

 

 


BISTRO FUJIHARA

2012年06月02日 | ★おでかけ & お食事(西日本)

 

 

 

先週末、滋賀の石山へお出かけしてきました。
その前にランチを♪

滋賀本で見ていて、気になってはいたのですが、
この日は時間が限られていたため、
予約をしないでいたのですが、
ラッキーなことに、こちらでランチを頂くことができました

モダンですっきりとした清潔感のあるお店で、
女性スタッフ、他のスタッフも、とにかく親切で感じがいいのです
写真も快諾して頂いています。

そして、お料理もびっくりするほど、お値打ちで美味しい~
お料理のお勧めは、ご主人が手作りする自家製のハム。

最初のサラダも、その生ハムがたっぷり。
この自家製ハム、本当にとろけるようなハムなんです
塩味も、ほぼ感じ無いくらいにまろやかです。
ドレッシングも美味しかった

この1皿目で、とっても満足して。。。 

完熟トマトのスープも、ものすごく濃厚で、
とってもとっても美味しい 



ランチコースは¥1500~から4種類あって、
私達は、フォアグラを使ったコースにしてみました。

夫のは、自家製ハムの厚切りとフォアグラを使ったお料理。
ものすごい満足げな表情でした 



私は、フォワグラと柔らかく煮込んだ大根の組み合わせ。
盛り付けも、とっても楽しい~
そして、なんて、美味しいのでしょう~ 

食後のコーヒーとデザートが付いています。
とのことで、待っていたら・・・

パティシエの方が持ってきて下さいました。
きゃぁ~もう鷲掴みされました
スイーツも1つ1つ、味が違っていて、
最後まで飽きずに頂けました。

夫も、おどろいていました・・・
だって、これで¥2500-のコースなのです
とってもお値打ちコースです~! 



テーブル数は多くありませんが、私達以外は、
地元の家族連れ、普段使いという感じの方でいっぱいでした。
近くにあったら、ほんと通いたくなるお店でした 

京都の少し先ですが、石山駅から近くて、
また石山周辺に来る時には、ゆっくり寄りたいです

この後は、フォアグラとスイーツのカロリーを消費するため、
すべて歩いて移動しました~
8Kmくらい歩いて、さすがに足が疲れました!


こちらの自家製ハムにとっても感動した夫が、
今日は、自分でハム作りに挑戦すると言っています
美味しいハムを期待しています~

 

 

 

 

 

 

 

 

 


5月 フラワーアレンジメント♪

2012年06月01日 | ★お花 ・ フラワーアレンジメント

 

 

 

昨日は、久しぶりに会った友人と、
北野の、とても素敵なレストランでランチをして、
ゆっくり寛ぎつつ、お喋りを楽しんできました
また、後日UPします~

 

 

さて、5月のアレンジメントは、
「ホガーススタイル」、または「S字スタイル」と言われるアレンジでした。



生花は、それぞれの枝ぶりを見て、
そのスタイルに活かさなくてはいけないので、難しい~。

優雅なホガースにならず、硬さがありますが。。。
でも、こういう曲線的に作るアレンジは好きです