Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

カトリック伏見教会

2012年03月30日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

聖母女学院の正門横には、落ち着いた趣のある教会が建っています。
1940年代頃に建てられたようです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


京都・伏見 聖母女学院 (旧陸軍十六師団司令部)

2012年03月29日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

京都伏見で見たいと思っていたのは、
現在、聖母女学院の建物として使われている、
美しい赤レンガ建築です。 

 

 



1908年(M41)に、陸軍省の技師による設計で建てられました。 

完璧なシンメトリー、古典様式にのっとった、美しい外観です。 

日露戦争後のさらなる軍備充実のために
第16師団が新設されて、砲兵、工兵、騎兵、歩兵、などのための
施設や練兵場が多くあったそうです。



すぐ近くの大きな通りは、軍事物資や兵隊を運ぶための
「師団街道」という名前が今も表記されています。 



戦後になって、平和を愛した、聖母女学院の創始者、
フランスから来た修道女、メール・マリー・クロチルド・リュチニエのもとに払い下げられたそうです。
マリア像が、とても優しく美しいですよね。 

学校で勉強していたころ、日本史の明治時代は、
海外との戦争の話ばかりで、ちょっと苦手でした。

でも、いくつかの陸軍の施設として建てられた建築物を見ていると、
とても不思議な感覚になります。 



欧米に大きな後れをとっていた日本が、海外と戦うために、
海外に負けない建物も造ることが出来るのだ、
と見せつけたくて必死だったかも知れませんが、



なんだか、優雅な空気を感じてしまうのです。
戦争の為の建物なのに。。。

内部は入れませんでしたので、ガラスの扉にレンズをぴったりくっつけて撮りました
内扉がとても素敵~ 

日本の明治時代、欧米は、私の大好きなヴィクトリア朝の全盛期、
そんな影響を受けて、美しいなと感じる建物の多くが明治時代に建てられているので、
最近は、明治時代の人物にも事件にも、
興味を持てるようになりました。 

鎖国の江戸時代から、急激に欧米化を目指した日本、
とってもエネルギッシュで、パワーに溢れていた人物が
たくさんいたのでしょうね。 

先日、假屋崎省吾さんも、美しい建築を見るのが好きで、
フランスのロワール渓谷へよくお城を見に行くとお話されていました。
多くの人たちの美意識から生み出された、美しい建築を見ると、
長い歴史が醸し出すさまざまなものを
感じ取ることが出来て、作品作りに役に立つそうです。

明治時代に財力を持った実業家、
そういった実業家から設計を依頼される建築家、
実業家と建築家が生み出した建物が時代に与える影響、 

そういう面から、苦手な明治時代を見るのも、面白く感じます。 

聖母女学院という学校名も、素敵で憧れます 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


伏見散策

2012年03月29日 | ★おでかけ & お食事(西日本)

 

 

 

城南宮を出て、以前も訪問した寺田屋近くまで来て、
伏見の酒蔵、黄桜へランチに寄りました。 

ランチのお店を特に考えずに出てきたので、
酒蔵の営業しているお店なら、美味しいだろう~と思って
入ったのですが・・・
こちらは、あまりに酷すぎました。。。
いつも、お食事したお店は、とっても美味しくて、気に入ったお店のみ、
UPするようにしているのですが・・・
接客ではなく、お料理そのものがあまりに酷い。。。
こちらは、どんなにお腹が空いていても、もう行かないと思います。 

そのまま、黄桜に車を停めて、少し近くをぶらぶらしました。 

中書島という駅の近くの通りで見かけた建物。
なんと温泉の建物。まだ現役でした。
中の温泉は、ローマ風呂みたいなのかしら?
それとも、富士山の絵が描かれているタイプかしら・・・?見てみたい 

 

こちらは、良く分からない赤レンガ造りの建物。 

ちょっと荒れていました。 

 

でも赤レンガの風合いが良いです。 もったいないです。

 

 



美建築へ続く~

 

 

 

 

 


京都・伏見 城南宮神苑

2012年03月28日 | ★お花見・紅葉・ガーデニング・植物園

 

 

 

週末は、京都伏見方面へ出かけてきました
まずは、城南宮へ。 
高速の出口にも近くて便利でした。

平安京遷都の時に、国土守護の神社として創建されました。 



平安京の南に位置するから、城南宮と呼ばれているそうです。

そして、平安時代末期、あの平清盛の実の父親として
NHK大河ドラマで描かれている、白河上皇(伊藤四朗)が
源氏物語での光源氏の理想の邸宅、六条院を真似て、
城南離宮を築きました。  

  

神苑では、しだれ梅がたくさん、
すでに、散り始めでしたが、それでも幻想的で、見応えがあり、
ほのかな甘い梅の香も漂い、今年初のお花見を楽しめました。

この日の京都は、お天気の変わりようが激しくて・・・
突然暗くなり、雨が降ったり、青空になったり・・・ 

なかなか、写真の色を調整するのが、難しかったです



青空になると、同じ梅も、とっても綺麗な色で撮れました♪
光でずいぶん変わってしまいますね。。。




 

椿も、とてもたくさんの品種が植えられていました。
まだまだ、可愛いコロンとした蕾がいっぱいで、
見頃はこれからのようです。 

さまざまなテーマのあるお庭が連なっています。 

 

春、秋には、平安絵巻そのもののような、
「曲水の宴」という祭礼が行われます。 

 

 

 

 

 

このあとは、また素敵な美建築を見に行きました♪ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


天然酵母パン♪

2012年03月27日 | ★食材・パン・スイーツ・お酒

 

 

 

すっかりUPしそびれていました。

イタリアンのレッスンで教えて頂いて、
また、レッスンでも毎回焼いて頂いている、
先生のレシピの天然酵母パン

先生のパンは、とっても美味しくて、1度自分でも~と思っていました。
天然酵母の生種をおこすところから始めるので、
まず1週間、そして、2日かけて作って焼きました

とぉ~~っても美味しかったです

天然酵母パンは、焼きたてはもちろん、
1日2日経っても、さらに美味しく頂けます

 

 

 

 

 


京都 西本願寺伝道院

2012年03月26日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

長楽館へ出かける前に、早目に京都へ行き、こちらへ。

西本願寺の正面の小道へ進むと、たくさんの仏具屋さんの向こうに
オニオンドームのある、独特の建物が見えてきます。 



1912年(M45)に、浄土真宗西本願寺派信徒の為に建てられた
生命保険会社の社屋です。

 

第22代門主の大谷光瑞が、東大卒の建築士、伊藤忠太に依頼して建築。
(この日は、街おこしのイベントで、なにか仏具の、ゆるキャラがいました。) 

赤レンガと花崗岩による、イギリス・クイーンアン様式と、
インド、中東のサラセン様式がミックスされています。 



ずっと修復作業がされていて、今年修復が終わったばかりです。

大谷光瑞は、25歳でイギリスへ留学、その後、
大谷探険隊としてインドや中東に調査、また布教に出た折に、
同じくインド、中東へ放浪中だった、伊藤忠太と出会い、意気投合! 



帰国後、この西本願寺伝道院を設計依頼します。
この伊藤忠太は、平安神宮の再現設計で、建築家デビュー、
明治神宮も手掛けています。

この伊藤忠太という建築士は、
「法隆寺の柱は、古代ギリシャのエンタシスと関係があるのではないか」と
最初に発表した方だそうです。
今では、この説は歴史の教科書にも載っていますね。
 

東京の築地本願寺別院も伊藤忠太が、この伝道院のあとに設計した建物です。

見れば見るほど、優雅なクイーンアン様式と、
エキゾチックなサラセン様式のミックス具合が
なんとも、面白い味わいです。 

伊藤忠太は、化け物や妖怪を好んでいたそうで、
この伝道院には、そういったモチーフがたくさん使われています。 

ただ、伊藤忠太の妖怪は、丸々と太らせているので、
あまり不気味ではなく、案外、可愛らしいのが多いです。
ゾウのような、鶏のような、獅子のような動物、妖怪がいっぱいです。 

 

 

 

 

 

 

 


假屋崎省吾の世界 in 長楽館

2012年03月23日 | ★バレエ・ミュージカル・舞台・映画・展示会

 

 

 

先日は、お花の先生と、大好きな長楽館で行われた
假屋崎省吾さんのお花の展示会に出かけてきました♪

展示会中は、内部の撮影は不可でしたので、
画像はありません。

特に、普段非公開の3階の和室を使った展示は、
とても素晴らしく、(↓のパンフに掲載されている雰囲気)
また廊下から見た景色は、まるで、遊郭のような妖艶さを感じました。

假屋崎さんの華道の作品も素晴らしかったですが、
さすがは、長楽館あのゴージャスな假屋崎さんのオーラすら
呑み込んでしまうような、迫力があります。

御本人もずっといらして、オリジナル商品を購入した方にはすべてサインをして、
声を掛けられていました。とても気さくな方なんですね~

こういう展示会が開かれている時は、
ものすごい人出なので、あまりゆっくりと過ごすことは出来ませんが、
シノワズリのお部屋で、ケーキセットとお茶を頂きました

 

 

 

 

 


3月 イタリアンクッキング♪

2012年03月22日 | ★お菓子・お料理教室

 

 

 

風邪も治り、すっきりしたところで、
ここ数カ月どうしようかなと悩んでいた、髪の毛を、
思い切って・・・15cm~くらいカットしてきました
今まで、胸上くらいまであって、巻いていたのですが、
今回は、久しぶりに、ちょうど肩の上くらいで、エアリーにパーマをかけて、
カラーも今までのダークブラウンから、マロンブラウンくらいに
少し明るめにして、軽~くなりました♪
良い気分転換になりました

 

 

 

今月のイタリアンクッキングも楽しく過ごし、美味しく頂きました
先月に続いて、ヴァッレ・ダオスタ州のお料理です

ワインは、チリのメルロー100%の赤ワイン

 

 Zuppa di cavolo verza con pane al forno
   キャベツのスープのグラタン 

キャベツなどの野菜スープを作ってから、先生お手製の
天然酵母パンやコクの出るものを加えて作るグラタン
とても優しい味で、身体も温まります。

 

 Cotoletta valdostana alla checca
     アオスタ風カツレツ、トマトソース添え 

日本にはなかなか入らないイタリアチーズを挟んだカツレツ。
そして、添えたトマトソースが、とぉ~っても気に入りました
簡単なのに、手間を掛けたようなお味
レッスン以降、ほぼ毎日作って、いろいろなものに添えています




そして、デザートのミルクレープ、ものすごく緊張しながら
うすいクレープをみんなでつくり、苺のジャムも作って
仕上げたのに・・・
一応写真も撮ったのですが、なぜか、酔っぱらっていたみたいで
ボケボケの画像でした。

でも美味しかった~

 

 

 

 

 

 


神戸 旧ボリビア領事館

2012年03月21日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

北野の山本通りを少し入ったところに建っています。

かなり綺麗な状態になっていますが、中には入れません。 



良く見ると、2階の窓際には作業用の脚立が見えました。 



建てられたのは、1987年以降、明治30年代のようです。
戦前は、パナマ領事館、終戦後には、ユダヤ人の住居として使われ、
1957年(S32)現在の所有者となり、
1972年(S47)よりボリビア領事館として使用されているそうです。

ですが、ドアには「茶々」というネームプレートが掛けられています。 
喫茶店になるでしょうか・・・?

この異人館は。阪神大震災で大きな被害があったそうですが、
ゼロホームという企業が再生したようです 

内部も美しいです。
次回、営業されていたら入って見たいと思います。

 

 

 

 

 

 

 


神戸 乾(汽船)邸、旧ゲンセン邸(神戸華僑総会館)

2012年03月21日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

グラシアニ邸の並びには、まだまだ非公開の異人館が存在しています。



こちらは、神戸で創業した乾汽船所有とされる、乾邸。 



多くの洋館建築のように、明治期に活躍した実業家、
神戸の海運業の代表的な乾財閥、乾汽船の当主が建てました。

さわやかで、シンプルな洋館に和館がつながっているタイプです。  



詳しいことは、まだ分かりませんが、大正期の建築とされています。
乾邸といえば、東灘区にも美しい洋館があります。
なかなか見る機会に恵まれないのですが、大変美しい洋風邸宅だそうです。

 

 

こちらは、旧ゲンセン邸。
現在は神戸華僑の所有です。
1909年(M42)築。

 

 

 

 

 

 

その近くにも、一般住宅として使われているような、
異人館建築がちらほらと見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 


クレイクラフト展

2012年03月20日 | ★バレエ・ミュージカル・舞台・映画・展示会

 

 

久しぶりに風邪を引いてしまって、寝込んでいました
ちょっと体調がいいからと、油断していたら、散々でした





すっかり画像がたまってしまいました。
先日は、友人がお教室をしているクレイクラフトの展示会が
梅田大丸で行われたので、見に出かけました♪

先生をされている友人のクレイフラワーは、
本当のお花と見分けがつかないくらい、繊細でした
また他の先生や生徒さん達の大作や、創始者の先生の作品も
色鮮やかで、美しく見応えがありました。 

撮影はNGだと思ってカメラを持っていかなかったのですが、
OKとのことで、携帯で撮らせていただきました。



大先生のデモンストレーションを見てみましたが、
紙粘土を自由自在に操り、
あっという間にバラやフェアリーを作り上げていました
一緒に見に行った友人と、思わず見入ってしまいました

会場には、クレイクラフトの他にもハンドメイドの作品が展示されていて、
いろいろなタイプのお花を見ることが出来ました。


 

 

 

 

 


神戸 グラシアニ邸

2012年03月14日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

先月放火されたグラシアニ邸
先日北野へ出かけた時に前を通りました。
出火から半月ほど経っていましたが、まだ煤の匂いが強く漂っていました

痛ましい姿をUPするのは、どうしようかと考えたのですが、
2度とこのようなことが起きないように、
残しておきたいと思い、UPしておきます。

(2009.10.24撮影)

 

 

2012.2.14火事(3.3.撮影) 

 

 

 



実際に目にして、涙が溢れそうになりました。
100年以上もここに建ち続けてきたのに、
こんな目に遭うなんて。。。

でもすべてが燃えてしまったのではなく、
残された部分があるので、なんとかこれを上手く使って
再現、復元出来るのでは、と感じていました。

そう思っていたら今朝、レストランとして運営していた
大阪の平川商事が、焼け残った部材を出来る限り活用して、
また、神戸市と協議しながら、再建をする準備を始めているという
ニュースがありました
良かった!!

こういうことがあると、すべて撤去して新築したほうが、
簡単なため、すべて更地にされてしまうことがありますが、
本当に、素晴らしい価値観を持った平川商事、担当者の方で
良かったです

 

 

 

 

 

 

 

 


神戸 キャセリンハウス(キャセリン・アンダーセン邸)

2012年03月13日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

3月11日、東日本大震災から1年。。。
今も3000人以上の方々の行方が不明、
いまだに東日本で多く起きている地震の速報に、心がざわつき、
もう?まだ?ようやく?あっという間?どの言葉もしっくりこない、
はがゆく、もどかしく、悔しい、無力感を思い知らされた1年でした。
被災された方々は、思いっきり、泣くことが出来ているでしょうか、
暖かく過ごされているでしょうか、涼しく過ごしているでしょうか、
少しでも、食事を美味しい、と感じているでしょうか、
少しでも、思わず笑いがこぼれる瞬間があるでしょうか、
そして、少しでも生きていて良かったと思える瞬間があるでしょうか、、、
常に気がかりです。
それでも、メディアを通じて拝見する、その姿に、
すごいな、人間って。。。想像を絶する苦しみと悲しみと絶望の中でも
それを押し殺すように、マスコミの取材の前に立つ姿。
「私達のことを忘れないで欲しい」とおっしゃっていました。
忘れられてしまうことが、一番悲しく辛いこと。。。
どれだけ、想像力を働かせても、被災していない人間には、
被災された方々の苦しみや悲しみを共有することは出来ません。
でも、絶対に忘れません。忘れることは出来ません。
同じ日本で、すべてを失い、どうしようもない気持ちで、前を向いて、
もしかしたら、前も向けずにいらっしゃるかもしれない、
でも生きている方々がいらっしゃることを。
もし自分がその立場だったら。。。
地震国で原発がたくさんある日本、明日は我が身。
場当たり的なウソの情報ではなく、どんなに辛いことでも、
本当のこと、真実を教えて欲しいと思います。
真実を知り、受け止めることが出来たら、
たくさんの時間がかかっても、小さな1歩を前に進めると思います。
少しずつ、被災地の瓦礫の受け入れ表明をする自治体が出てきています。
北九州市が全会一致で受け入れ、というニュースの直後の映像で、
傍聴席から、ものすごい剣幕で反対されている方がいましたね。
(さまざまな立場があるかと思いますが)
あの方は、遠い北九州で、自分だけ放射能や瓦礫から離れていたら
心から幸せに暮らせるのでしょうか。。。?

 

 

                              

 

 

前回の続きです。

東天閣でランチをしたあと、北野ホテルの少し横の細い路地に入り・・・ 



見えてくるのが、旧キャサリン・アンダーセン邸です。 



左側になります。お隣の建物も異人館だったそうですが、
阪神大震災で倒壊、その後建て替えられた建物です。 

キャサリン邸は、ドイツ人の夫が結婚のプレゼントに
妻に贈ったと言われています。
そのためか、他の異人館に比べて、とても女性的で
優美な雰囲気が漂っています。 

広大な庭もありますが、これでも、小さくなってきてしまったそうです。 

色合いを統一しているのか、今北野で見られる異人館の多くは
白色と、濃いグリーンで塗られています。 

もともと、異人館の2階は、ベランダになっていましたが、
六甲山が近い為に、寒さ対策で、 ベランダの柱の間にガラスをはめ込んだために
このようにガラスが多く見られると言われています。



後ろにちらっと見えるのも異人館です。
とてもいい眺めです。 
このキャセリン邸を手掛けたハンセルの邸宅(現シェウケ邸)です。

玄関側に回ると、角ばっているものと、曲線のものと、
2種類の出窓が見られます。
これは、ドイツ人の夫とイギリス人の妻の愛の証と言われているんです。 

通常非公開の、キャサリン邸を訪問したのは、 



楽しみにしている、洋館ミステリーを観劇するためです。

 

今までは、1つの洋館を使ってのお芝居でしたが、 

今回は、なんと洋館内を移動しながら、見るだけでなく、
2つの洋館を移動するという、素敵な企画でした 



以前に伺った、同じ北野のS邸とこちらのキャセリン邸を使った
お芝居だったのです。
私達は、キャセリン邸からスタートして、S邸に移動しました。

 

キャセリン邸では、最初に、現オーナーの、
まさにキャセリン邸に相応しい、とても美しい女性オーナーから
この邸宅の説明も伺うことが出来ました。

移動があったため、内部はゆっくり撮影出来ませんでしたが、
また次回のチャンスにゆっくり見学したいと思っています。 

今回は、お芝居の題材もイギリス人、E.Cベントリーという作家の
推理小説だったので、より洋館にぴったりでした。 

玄関周りだけ、少し撮影出来ました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


☆TASAKI☆DIAMOND☆

2012年03月09日 | ★お気に入り(アンティーク、食器etc)

 

 

異人館の続きをUPしたいところですが、
画像が多くて、整理が出来ていません。

 

 

先日出かけたジュエリーフェアは、
TASAKIのフェアでした
神戸に本社を持つ、田崎真珠、のお名前の方がわかりやすいでしょうか。
今年社名変更されて、TASAKIになりました。
私は、真珠の会社という程度の認識しかなかったのですが、
今回、すごい会社なのだと初めて知りました

真珠はとても有名ですが、
まだあまり知られてはいないそうですが、
実はTASAKIのダイヤモンドは、日本のトップなのだそうです。

簡単に説明すると、
ダイヤモンドの原石は、1800年代に南アフリカに鉱山を見つけた
現デビアス(グループ)が、採掘、販売権を独占的に持っているそうです。

そして、そのデビアスから、許可を受けた企業のみが、
良質なダイヤモンドを購入する資格を持つのだそうです。
詳しくはこちらを読んでみて下さいね。

日本で、そのデビアスから、ダイヤモンドの原石を購入できるのは
TASAKI、だけなのです。(サイトホルダーと呼ばれます)
と言っても、デビアスに申請すれば、どこの企業でも可能なのではなく、
デビアスが、いろいろと調べた上で、一方的に決めるのだそうです!

そしてTASAKIは、自社でダイヤモンドの原石を研磨、加工できる
資格も所有しています。

それ以外の企業は、ダイヤモンドをTASAKIから仕入れて、
研磨や加工を以来するという訳です。
または、海外で同じ資格を持つ企業に依頼するということです。

TASAKIに依頼できない企業は、イランなどに送って、
そして、また日本に戻して、と手間がかかってしまうため、
クオリティーの低いダイヤモンドも、価格が高くなってしまうのだそうです。

つまり、ダイヤモンドジュエリーは、
自社ですべて行えるTASAKIの価格が、一番適正なのかもしれません。

TASAKIでは、とっても小さなダイヤモンドも
すべて、日本人の職人さんが、神戸の工房で
1つ1つ研磨や加工、デザイン、製作をしています。

その精巧なカットの技術は、世界でも認められていて、
ダイヤモンドの原石最大供給元のデビアスの社長が
奥様に贈るダイヤモンドを、TASAKIに依頼をしたほどだそうです。

また、あのティファニーも、TASAKIにダイヤモンドの購入を
希望したそうですが、これは何故かTASAKIが断ったそうです。


TASAKIのダイヤモンドは実際に会場で見ていて、
素人の私でも、今まで見てきたダイヤモンドとの違いに
びっくり

吸いこまれそうなほどの透明感と細やかなカットから放たれる輝き
ジュエリーのデザインは、どこも似ているものが多いですが、
輝き方が全く違います 

  

 

ずっと、シンプルなタイプのリングとネックレスを探していたところ、
ちょうど、このフェアに誘って頂きました。

そして、ネックレスを見せて頂いていた時に、
他のお客様担当の方が、こっそりと1つのネックレスを差し出して来ました。。。
すっ~と突然、私達の所に入ってきたので、不思議だったのですが、
その方は、職人さんでもあるそうで、
自分がとても気に入っている1本を、隠し持っていたそうです

お話を良く聞いていると、職人として、とても貴重なダイヤモンドだと思うものだそうで、
また、この1日限定フェアのために作られたもので、
普段は、まず出せないものとのこと。。。
西日本と東日本で、それぞれ1本ずつしか、販売することが出来ないそうで、
本来は、自分の担当のお客様に見せる予定だったそうですが、
そのお客様がいらっしゃらず、ネックレスを探していた私に見せてくれたのです。

デザインは、とてもベーシック&クラシカルなものですが、
使われているダイヤモンドとカットが違うと、こんなにも美しさが違うのかと
魅入ってしまいました

すべて、神戸で、日本の職人さんが作っていると思うと、
日本人としても、とても嬉しい気持ちになります・・・

職人さんが、見せて下さった、ネックレスと、
ずっと、欲しいと考えていたタイプの指輪が、サイズがぴったりだったので、
その2つを購入しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


東天閣 (旧ビショップ邸)

2012年03月07日 | ★美建築レストラン

 

 

昨日は、美味しい和食を御馳走になった後、
素晴らしいジュエリーをたくさん見てきました
6cm幅に、ぐるりと極上のダイヤモンドがレースのように編みこまれた、
すべて職人さんの手作りという、
1600万円のブレスレットを手首に着けて頂いた時は
胸がドキドキしてしまいました
あまりにまばゆいので、なんだか形が良く分かりませんでしたけど。。。

 

 


 

さて先日は、ずっと忙しかった夫と、北野の東天閣で中華ランチを頂きました
北野ホテルのほぼ真向かいに建つ、異人館、旧ビショップ邸です。

ランチも、とても美味しいです
特に青菜炒めは、シンプルなだけに、絶対に家庭では作れない、
お店からも、お勧めの一品だそうです 

ちょうど、トアロード側の2階のテラス席だったので、
北野ホテルで結婚式をされたカップルの記念撮影の様子などを
眺めながら、のんび~りお食事出来ました。 

とても堂々とした、大型の異人館、旧ビショップ邸は、
北野の異人館群の中でも、最古と言われています。 

ちょっと光が強すぎて、白くなっていますが、
外側の装飾がとても凝っています。 

1894年(M27)に、イギリス人ガリバーによって設計されました。

東天閣は、1945年(S20)から、
レストランとしてオープンしたそうです。 



世界大戦終戦前後の、その時期に、異人館を使って
レストラン、という考えはすごいですよね。 

大戦も震災も乗り越えて、こうして存在していることが
本当に、素晴らしく、そしていとおしく感じます。 

先日、放火によって火災となったグラシアニ邸のように、
100年近くそこに存在し続けた建物が
1日にして焼失してしまいます 

 

階段の腰壁の装飾ですが、さまざまな草花が彫られているのですが、
1枚1枚図柄が違っているようです。  

異人館では、大抵、階段の踊り場に、
素晴らしいガラスがはめ込まれています。
こちらも、ひし形に枠取られている中に、
小さな紋様が施されていていました 

 

 

窓ガラスもとても多く使われています。
中には、当時からのものらしい、独特のガラス、
表面がユラユラと波打っているガラスが、使われていました。 

 

 

 

 

とっても美しい建物でした 
この後も、異人館続きます~。