Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

下鴨神社

2011年03月23日 | ★おでかけ & お食事(西日本)

先日の連休に夫と、京都の下鴨神社へお参りに出かけてきました。
西暦紀元前660年から祀られている古代からの神社です。
古代の京都を開き、京都の守護神でもあり、
国家国民の安穏と世界平和を祈願する神様、賀茂建角身命が祀られています。



長い歴史の中で、日本を見守り続けてきた神社で手を合せ、
境内を取り巻いている原生林「糺の森」の中で過ごしていると、
ほんのすこし、気持ちが穏やかになりました。



日が経つに連れ、テレビでの被災地や被災者の方達の情報が、
ずいぶん少なくなったように思います。
原発による被害はもちろん気になるところですが、
政府による退避指示で、物流支援まで止まってしまい、
その地域を見捨てているような対応を受けている被災者の方達。
原発の影響で、生業である農業や酪農の仕事を停止しなくてはならない方達のこと・・・
その補償について、「東京電力の責任において、しっかり対応して頂きます。」
と、東京電力のミスだけではないのに、民間に謝罪と責任を丸投げする政府・・・
そういった2次被害をうける方達、

避難所の方達、避難所に行かれず孤立している被災者の方達、
持病があるのに、お薬のない方達のこと・・・

前向きに立ち上がっていらっしゃる被災者の方達が放映されると
私たちも、安堵し、良かった、と思いますが、
それだけでない部分もたくさんあるはずです。



阪神大震災が起きた時、東京にいた私は、とても衝撃を受けました。
けれども、ほんの数ヶ月で、
東京のテレビで、阪神間の被災者の方たちのことを、取り上げることは無くなり、
そしてルミナリエの開催時にのみ、
いかにも神戸は、綺麗に、元気に復活したかのように報道していました。
時折、防災の日などに、曲がりくねって崩れた阪神高速の映像や
燃えている神戸の町並みの映像を流す程度でした。
私も、阪神大震災から10年以上経って、こちらに暮らすようになるまで
神戸は、阪神間は、復興したものだと思っていました。



けれど、今でも、阪神大震災の後遺症、
精神的にも、身体的にも抱えていらっしゃる方達がいること、
住居を失い、災害特例の住居に住んでいらした方達が、
災害特例の期限がせまり、これからどこで生活をしていけばいいのか、
悩んでいらっしゃるという現実を、こちらに来て、初めて知りました。

東京にいて、何も出来なかったので、せめてもという気持ちで
ルミナリエには必ず出かけ、募金をし続けていきたいと思っています。
心が苦しくてルミナリエを、いまだに見ることが出来ない方もいらっしゃるそうです。
そんな方達が、いつか、美しいルミナリエを見ることが出来るように、
継続して欲しいのです。



今、日本の皆が、世界中の人達の気持ちが、
東日本のためにひとつになっています。
極限状態の中で、支えあう気持ちは希望の道筋となりますが、
今だけではなく、これから続く、長い道のり、復興を進めていく為の
長い時間、その過程でも、支援が必要だと思います。

被災地と、そうでない地域、
時間の経過と共に、どうしても温度差が出てきてしまいます。
それは、メディアの影響が大きいと思います。
メディアはきちんと忘れずに全国に放映し続けて欲しいです。

被災していない私たちは、今だけ義援金、ではなく、
これからも忘れずに少しずつでも、
義援金や支援を続けていかなければ、と思います。


気持ちは、言葉にしないと伝わらない・・・
でも・・・
言葉にする難しさを感じています。








春は、来る!

2011年03月18日 | ★日記


大地震から1週間です・・・


いつも通る公園の桜の木、枝には蕾がたくさんついていました。
去年の夏の猛暑、そして大寒の冬も乗り越えて、
ちゃんと春に向けて蕾が膨らんでいました。



大地震の発生後、きっと多くの方がそうだったと思いますが、
テレビで、ずっとあのむごい惨状を見続けていたら、
恐怖感と無力感で心身に不安定な症状が出てきました。
自分が被災したわけではないのに・・・。


実家の家族や、関東に住む友人達とのメールのやりとりの中で
みんなが、大きな余震が続く中「東北の被害に比べれば・・・」という気持ちで
頑張っている様子を聞いているうちに、
何の被害もない私のほうが元気をもらっていました。


今日から葉山で過ごす予定でした。
家族との食事会、久しぶりに会える友人達と約束もしていました。
本当は、元気な顔に会いたいという気持ちでいっぱいですが、
今は、いざという時に、すぐに何か手を差し伸べることが出来るように心がけ、
笑顔で会える日を待ちます。


そして、なにより大変な被害を受けた被災者の方達の前向きな行動や言葉や、
命がけで医療、救援に携わっていらっしゃる方々の様子に
改めて人間の力の尊さと強さを感じています。


被害を受けた方達に思いを寄せながら、
1日でも早い復興が始まりますように、
自分に出来る最善のことをして、日々を過していこうと思います。


大津波が全てを流してしまった、あの大地に
また美しい緑の木々、草花が咲きみだれる日が必ず来ると信じています。


                         



今、出来ること・・・

2011年03月12日 | ★日記



東北、関東で起きた大地震。
テレビを見ているうちに、あまりの被害の大きさに、
息をするのが難しいほど、胸が苦しくなります。

昨日は、関東に住む私の両親、弟夫婦との連絡が
なかなか取れず、不安でした。
こちらからメールを送って数時間後にようやく返信があり、ほっとしました。

また、夫の母方の親戚の住む青森の情報がなかなか入らず、
大津波の様子をみながら、気を揉んでいましたが
今日になって、避難所に居るということがわかり、安心しました。

今日は、我が家でも、防災用品をしっかりチェックし、
懐中電灯や電池を買い替えに出かけました。

そして、瓦礫の中からでも光を通す小型ライトと、
高音で知らせるレスキューホイッスルを
ベッドの枕元に掛けておくことにしました。

その他の防災用品は、小型のスーツケースに入れて、
やはり、ベッドの足元に置いておくことにしました。




本当に、自然の力の驚異に打ちのめされそうになります。
被災された方々のことを思うと、言葉が出てきません。

ただ、離れた地域に住む私たちが出来ることは無いのかしら、
と思うばかり・・・

微々たるものかもしれないけれど、少しでも何か出来たら。

被災地の方々が、少しでも早く、落ち着くことが出来ますように。
ただただ祈るばかりです。




3月のフラワーアレンジメント♪

2011年03月10日 | ★お花 ・ フラワーアレンジメント



久しぶりのフラワーアレンジメントです
12月のクリスマスアレンジ、1月はバーティカルスタイルのアレンジは
画像を撮りそびれていました

先月はお休みしたので、1ヶ月ぶり♪
今月は、ファンシェイプのアレンジメントでした。



ベーシックスタイルですが、少し個性的な花材も使い、
フレンチテイストを取り入れるというレッスンでした。



1月のバーティカルは、直線的なアレンジスタイルで、ちょっと苦手でしたが、
ファンシェイプは、丸味のあるアレンジなので、楽しく出来ました



画像は、家に持ち帰って、復習を兼ねて1度挿し直したものです。
今頃、画像を見てから、「あらっ・・・?あそこ・・・」と
注意点に気がついたところです





英国王のスピーチ

2011年03月08日 | ★バレエ・ミュージカル・舞台・映画・展示会



先週、「英国王のスピーチ」を観てきました


(画像は関連HPよりお借りしました。)


現エリザベス女王の父であるジョージ6世の実話です。
最初は、イギリス王室が舞台だから、宮殿などのインテリアが素敵そう・・・
という気持ちで観ようと思っていたのですが。。。

コリン・ファース素敵~
以前に、お友達がプレゼントしてくれた「プライドと偏見」のDVDを観て、
貴族のダーシー役のコリン・ファースにときめいていましたが、
コリン・ファースって、貴族や国王という役が、本当にぴったりね
このジョージ6世の役のコリン・ファースにも、本当に引きこまれてしまいました

吃音障害というコンプレックスを抱えながら、国王にならざるを得ず、
そして、ドイツとの戦争を前に、国民のためにも、
それを克服していくというストーリーです。

病気や障害は、人を選ばず振りかかるもの。
私は、病気や障害を抱えていながらも、最後はハッピーエンドという
お涙頂戴系のテレビや映画は見ませんが、
この映画は、最後、本当に拍手をしてしまいそうになってしまいました。

もちろん、インテリアも楽しめます


谷崎潤一郎記念館

2011年03月07日 | ★おでかけ & お食事(西日本)


ヨドコウ迎賓館でお雛様を観てから、
「谷崎潤一郎記念館」へ寄りました。



谷崎潤一郎のことは、よくは知らず、なんとなく、女好き・・・
のようなイメージで、「細雪」以外読んだことはないのですが、



関東生まれの谷崎潤一郎が、関東大震災後、関西、特に阪神間を中心に定住するようになり、
それ以降、文学性や美意識が大きく変わった転換期であったということを知り、
とても興味を持ちました。



また谷崎潤一郎は、阪神間でたびたび住居を替えたり、建てたりしていて
今でも貴重な建物が残されているそうです。



4月には、この「細雪」の世界を中心とした特別展が始まるそうです。
この「細雪」は、たぶたび読み返している、大好きなものですが、
やはり、こちらに住むようになって、より情景が眼に浮かぶようになり
楽しく読めるようになりました


ヨドコウ迎賓館~有識雛人形展

2011年03月04日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)



昨日はお雛祭りでしたね
子供の頃は、お人形が好きでしたが、だんだん大人になるにつれ
お雛祭りも、お人形にもあまり興味を持たない時期もありました。
でもここ十数年、お雛様人形や、ビスクドールなどのお人形に心惹かれるようになってきました



↑ ↓ 毎年載せているような気がしますが、私の大事なお雛様
お人形は、顔が命と言われますが、本当に、この佐藤久さんという作家さんの
お人形のお顔は、見ていると、こちらまで和むようなお顔で
とても気に入っています。
玄関とリビングに飾っています。




週末には、ヨドコウ迎賓館で展示されているお雛様を見に出かけてきました。

ヨドコウ迎賓館は2度目の訪問ですが、
フランクロイドライトの建築した個人の邸宅です。

灘の酒造家、山邑太左衛門の依頼で、1918年に設計されて、
ライトの弟子、遠藤新、南信らによって建てられました。















こちらで展示されているお雛様は、この邸宅の建築主である、
山邑太左衛門が長女の雛子さんの誕生を祝い、
京都の人形店、1779年創業の老舗、「丸平」の3代目、大木平蔵に依頼して
製作されたものです。
1900~1901年、2年かけて作られた物だそうです。

段飾りの雛人形、花嫁人形と嫁入り支度をしている様子の人形達、
そして明治天皇夫妻の人形を含む花見人形が飾られていました。



スタッフの方が、とても丁寧に説明してくださったので、
とてもゆっくり、その美しい技術を味わうことが出来ました。
お人形そのものもとても美しいですが、そのお着物やお道具の精巧さに目が奪われます
絹のお着物に、見事な手刺繍が施されています。
またお道具は漆蒔絵、そして山邑太左衛門が桜をとても好んでいたことから
(桜正宗という蔵元です。)
全て「桜唐草」というオリジナルの文様が施されています

お人形も身分や役職によって、お着物、お化粧、髪型が全て違っています。
当時の富裕層の暮らしぶりも伺え、優雅な気持ちになりました

お人形達も、大切に作られ、大切に守られてきているため、
なんとなく、幸せそうなお顔つきに見え、
生き生きとした表情が、今にも動き出しそうに見えました。

100年以上経っている、お雛様が、シミもなく、虫にも荒らされず、
長い間、とても大切に受け継がれてきたことに、驚くとともに、
こうして私たちも鑑賞できることに感激しました。

ヨドコウ迎賓館のお雛様は、こちらからご覧になれます

まだ出かけてはいないのですが、
西宮の蔵元、「白鷹」の禄水苑でも、辰馬家に伝わる、
こちらも京都の「丸平」の5代目大木平蔵によるお雛様が展示されているそうです。





マリンボックス神戸でお寿司ランチ♪

2011年03月03日 | ★おでかけ & お食事(西日本)



以前から夫が興味を持っていた、神戸東部市場の横にあるこの建物。
(カメラをせっかく持っていたのに、メモリーカードを忘れていました
携帯画像です~。)



調べてみると、一般の人も魚介類を安く購入出来、また美味しくて安いお寿司が頂けるとのこと♪



芦屋の深江浜にあるので、週末に海岸線をドライブしながら出かけてきました。



スーパーでは見かけない魚介類やお持ち帰りのお寿司が、
ほんと、お手頃で販売されています



広い倉庫のような店内には、釣り堀もあって、
子供連れの家族が、盛り上がっていました。
釣った魚を店内で調理して頂けるようです♪



かなりたくさんのテーブルが用意されています。
お昼になるにつれ、ゾロゾロとたくさんの人が来ていました。



私たちが注文したお寿司。特選握り12貫と、特選海鮮丼。



どちらもこれで、ナント!1000円~
携帯画像なので、色が悪いですが、お魚の大きさがとても大きくて
ひと口では、難しいほどで、新鮮でプリプリしていて美味しい~
寿司飯も美味しかったです
赤だしも、落ち着きました~!



普段、近所のスーパーでは、美味しい~!と思えるお魚は
なかなか販売されていないので、いいお店が見つかって良かった



心配だったお手洗いも、とても清潔なので、女性も安心です。
夜も8時くらいまで営業しているようです。


この後は、ヨドコウ迎賓館へお雛様を見に出かけました



2月・イタリアン・クッキング♪

2011年03月01日 | ★お菓子・お料理教室

2月も、美味しいイタリアンクッキングレッスンを楽しんできました

お料理の実習を始める前に、年に1度はイタリアへ出かける先生から
イタリアの地図を見ながら、地方によるお料理の違いや、歴史、特色などのお話、
またハーブの事なども教えて頂けて、とても勉強になります。


ひよこ豆のスープ
お豆類大好きなので、すごく楽しみだったスープ
とても美味しく、ヘルシーなので、普段のお食事にぴったりです。



天然酵母の白パン
先生が焼いてくださる、天然酵母のパン
阪神間には、美味しいパン屋さんが多いのですが、
やはり手作りの、天然酵母のパンの美味しさは格別
今月も注文して、お持ち帰りしました。



マルケ風魚介フリット
タコ、サーモン、イカ、エビを使ったフリット。
実は、エビが大の苦手です。
子供の頃に食べ過ぎて以来、見るのもダメ状態で30年以上食べていませんでした。



でも、でも・・・数種類のハーブを使った衣の香ばしさに誘われ・・・
ものは試しに、ひと口・・・
エビ自体の味は、私にはピンとくる味ではありませんでしたが、
このハーブ衣の美味しさで、2尾食べることが出来ました

前に通っていたイタリアン教室でも、同じようなハーブの衣を使った
カキのフリットがあったのですが、とても美味しくて
苦手なカキが、食べられたんですよね・・・
このハーブを使ったフリット、美味しい~
ただ、エビやカキは今でも触るのはダメ~なので、他の魚介で早速やってみたいです。



プチシュークリーム・苺ソース
大好きなシュークリームも、教えていただくと、私にも出来そう~
カスタードクリームと、簡単に出来る苺ソースの組合せが、とても気に入りました



今月は、関西弁トークが、とても賑やかなクラスで
笑いも絶えず、大笑いしっぱなしの、美味しいレッスンでした