システムをより良くする努力をして進化させると、他の部分とバランスを崩して不具合を起こす場合があります。
そのような事象を事前に察知できないことが問題なのですが、精度の高い部分で進化を図ると「マジか・・・」と思うような出来事が起きたりします。
努力と研鑚が多いほど、不具合が出てしまうと凹みます。
つらいのはその事象で全てを否定されたりすると空しくなったりもします。
なにもしなければ問題がなかったことをもっとお客様に喜んで頂きたくて努力した結果、問題が起きてしまうと、目の前が暗くなったりします。
「転ぶということは前に進んでいる証拠」とどこかで開き直って、あきらめずに同じ失敗はしないように、前に向かって努力するのみなのですが、なかなか難しいことですね。
不具合に直面すると「人」の本質が浮き彫りになります。
不具合を告げる側であれば、ここぞとばかりに責め立てる人、厳しくも愛情のある人、理解して協力してくれる人、不具合を起こした側であれば、うろたえる人、逃げる人、立ち向かう人、人のせいにする人、全てを自分で抱える人、どちら側に立ったとしても、自分で自分を誇れるようにしたいと、心から思います。