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中央大学、加藤司書公

2009-10-25 17:55:13 | 労働法

24日は、中央大学法学部通信教育課程の福岡支部学生会の講師を務めた。
毎年1回だけの非常勤講師だ。
14時~17時30分の約3時間30分に及ぶ講義だ。

普段、人前で話をさせていただく際は、基本的には実務的な話が中心となる(聞いている人は法律論的な話にしか聞こえないかもしれないが・笑)。
しかし、大学の講義なので、基本が法律論とならざるをえない。

担当するのはもちろん労働法。
中央大学では、労働法は「労働法1(団体法)」と「労働法2(保護法)」の2科目があり、1は労働組合法を中心とする集団労働紛争関係で、2は労働基準法を中心とする個別労働紛争関係だ。

労働法の特徴は、条文だけ読んでも理解できないことにある。
判例、通達はもちろん、民法の背景が重要である。
また、全体的に憲法の理念、そして懲戒関係では刑法の理念も必要となる。
24日は、解雇、労働時間、ワークライフバランス、賃金と年次有給休暇、管理監督者(名ばかり管理職)など、多方面にわたる話となった。

それから25日。
10月25日は、幕末の福岡藩家老・勤皇志士である加藤司書公の命日だ。
毎年菩提寺である節信院にて、加藤司書公並びに勤王等諸烈士追悼会が行われている。
昨年に引き続き、参列した。

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↑筑前琵琶・弾き語り

加藤司書公は、今では福岡でも忘れられつつある存在だ。
戦前は西公園に銅像があったが、供出で失われた。

加藤司書公に関する書籍も実に少ない。
筑豊の福田康生さんの「自分史図書館」で発行されている、『加藤司書(司書会・復刻版)』、『犬鳴築城事件始末-加藤司書の物語-』は入手可能なのでおすすめだ。
『加藤司書の周辺-筑前藩・乙丑の獄始末』も読みやすい良い書籍だが、在庫がないようだ。

帰り道は、聖福寺から事務所まで歩いた。
途中、水鏡天満宮に立ち寄った。