福岡髭爺の今日も絶好調!!

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※記載事項について、一切責任を負いません。

10月14日・誕生日

2009-10-14 21:32:23 | 日記

本日は、小職の友人の誕生日だ。
この友人、実に面白すぎる。

既に20年くらい前の話が多いが、いくつか紹介する。

【前提確認】
 彼は誠実な人間だ。
 決して悪いことはしないし、約束は守るし、体育会系だし、いい男だ。
 常にまじめに生きている彼、神様はそんな彼に様々な試練を与え、彼をさらに成長させる。

①自転車、新車か中古か
 彼は自転車の購入を思い立った。
 安い自転車なら新車でも1万円で購入可能だが、彼は金欠であり、中古5千円を選択した。
 初めて運転するマイ自転車。
 その日雨が降りそうだった(結果的には降らないが)。
 そこで後輪の横に傘を差し込んで自転車をこいだところ、傘がスポークにからまり、自転車は壊れてしまった...
 そして、その修理代として、5千円かかってしまった...不幸だ。

②飲酒運転
 20年以上前の話である(強調)。
 当時、小職は飲酒運転に対する認識が極めて甘い学生だったが、バイクで出かけたときにお酒を飲んでも、そのままバイクで帰ってきていた。
 当時同じ家で1室ずつ間借りしていた彼と小職。
 彼はいつも飲んで帰ってくる小職に、常にこう言い続けていた。
 「お前、いつか絶対捕まるぞ」
 そんなある日、生まれて初めて、たった一回だけ飲酒運転をした彼。
 これを読まれている方の予想通りだが、彼は飲酒運転で赤切符を切られてしまった。
 いつか絶対捕まるのは、彼だった...不幸だ。

③居酒屋
 彼と一緒に居酒屋に行った。
 メニューが百種類くらいあり、お互いにいくつかづつ注文しようということになった。
 小職「○○を1つ」
 店員「有り難うございます」
 彼「○○を1つ」
 店員「すみません、本日切らしております」
 小職「○○を2つ」
 店員「有り難うございます」
 彼「○○を1つ」
 店員「すみません、本日切らしております」
 これをもう1回繰り返す(彼は3回連続で存在しない商品を注文したことになる)。
 さすがに彼は少し怒り気味にいった。
 「他に売り切れのものを先に教えてくれ」
 店員がもじもじしながら答えた。
 「100種類中、お客様が注文された3品以外は、すべてございます」
 確率統計学からすると、3/100×2/99×98/1=6/970,200だ。
 即ち、約16万分の1しかあり得ないことを彼は無意識にやってのけた...不幸だ。

④実家
 小職の母は、雷が怖い。
 さらに、暗いのが怖いから、停電とかもっての他である。
 そんなある日、小職は彼をつれて実家に帰った。
 実家の両親には、彼がいかに不幸であるかを詳しく説明していたので、大歓迎を受けた。
 しかし、事態は変わる。
 雨が降り出した。
 雷が鳴り始めた。
 雨はさらに激しく、雷も激しくなってきた。
 その瞬間、「プチッ」と電気が切れた。
 停電だ。
 あまりもの恐怖に我を忘れた母が叫んだ。
 「もう、あんたが○○君を連れてくるから!」
 何も悪いことをしていない彼、しかし不幸な出来事はすべて彼のせいにすることですべて丸く収まる...不幸だ。

⑤就職
 彼は大企業に就職した。
 バブル期だったが、業界でも屈指の絶好調な会社だ。
 意地が悪い小職は、こう言った。
 「不幸のお前が就職したせいで、きっと10年後につぶれる」
 彼は「絶対にありえない」といっていた。
 その業界の会社で過去に倒産など聞いたこともないし、仮につぶれるとしてもその会社がつぶれるとは考えられない背景が確かにあった。
 それから10年後・・・つぶれた...不幸だ。

⑥転勤
 福岡の土地勘がある人でないとわからない話で申し訳ない。
 彼の勤務先は中央区で、当時東区和白に住んでいた。
 そして婚約(おめでとう!)、早良区原に引っ越した。
 結婚式の5日前、事例が出た。
 「古賀町(現:古賀市)転勤を命ずる」
 古賀は東区和白のもっと東だ。
 彼は引っ越してすぐ、早良区原から古賀に通勤しなければならなくなった...不幸だ。

⑦市民税
 ある日、住民票のある市役所から通知がきた。
 「市民税滞納、一括して支払え(確か24万円くらい)」
 しかも、「支払わなければ差し押さえる」と明記されている。
 彼は大企業のサラリーマンで、当然給与天引きで支払っているにもかかわらず、この通知だ。
 彼は、市役所に電話した。
 「俺は○○の社員だ。天引きで払っとる!」
 市役所も「失礼しました」と謝ったらしい。
 しかし、また市役所から電話が。
 「やはり払われておりません」
 そこで彼は、勤務先の給与担当者に電話して確認した。
 もちろん、「給料から控除して払ってます」という回答だ。
 しかし、また給与担当者から電話が。
 「すみません、確認したところ、こちらのミスで給料から控除してませんでした」
 さらに続く。
 「念のため全社員1万人確認したところ、控除漏れはあなた1人だけでした」
 彼は、市役所に誤り、24万円の分割払いを懇願しなければならない立場に突き落とされた...不幸だ。

切りがないので、このあたりで。
以上の通り、彼は常に誠実に誰にも迷惑をかけることなく生きているが、神様は彼をさらに素晴らしい人間にしようとなさっているようだ。
そんな彼のおかげで、いつも大笑いできる。
感謝!!
それから、誕生日おめでとう!!