企画展示を見終わった時点で、私、結構ぐったりしておりました。
観察人間なのであれこれ集中して見ないと気がすまないのですよね……
とりあえず疲労回復のためベンチに座って休憩。そこから中央ホールをぼんやり眺めて気づいたのですけど、前回ご縁のあった小さい螺旋階段塔、渡海屋(漢字これだったかな←)のオブジェが外されてすっきりしちゃってました。やっぱり暗くて危ないからかな…少々残念に思いつつ、でもホールを囲むステンドグラスにキャラがいたりと見所はいくらでもあります。あと、余談ですけどまだお客の入っていない館内からオープニングのベルが響いてきたのも良かったです(休みながらすでに思い出にひたる)。
その後少し回復したので前回見た‘動き始めの部屋’に行きました(皆様無理せず体力と相談してくださいね←一番すべきは私ですね)。
こちらも前回と大きな変化は無いように感じたのですけど、やはり発見はあって、入り口(出口?)そばの壁に設けられた沢山の小さな扉の中にジオラマがありました。ユニークな内容になっているのでぜひ覗いてみることをおすすめ。あと蓄音機のようなものに耳を寄せると側のモニターの効果音かな?が聴こえたりも。
(屋外です)
パティオの例の小窓を前回よりじっくり覗き込んだらドライフラワー等があってやっぱり好きな空間だと再確認。というかこの辺りも色んな置物があったりして楽しいですな(そしてなぜかいつもカポーがラブラブではしゃいでいる)。
いよいよヘトヘトとなり、おいとますることに。
前回、美術館のここがもっとこうなら的なことを書きましたけど、今回はわりとそれらが補完されていたように感じました。企画展示の再現のインパクトが大きかったと思います。何よりラピュタに関するものが見られて嬉しかったです。
次はどんな感じになるのか分かりませんけれど、勝手を承知で考えるとやっぱりナウシカの植物再現とかオウムの目の素材とか見たいかも……ハウル関係のものもなんとなく少ないような気がしたのでそちらの何かも(電球に囲まれるとか)。考えは尽きません。愛知万博跡地のジブリパークも楽しみです。
というわけで、ジブリ美術館再訪についての感想でした。
まもり神さまご縁があったら、また。
最後に、高畑勲監督のことを。
宮崎駿監督の信頼する同士で才能深き方という印象があり、表で様々な監督による様々な作品が発表される中でも、奥にいつもでんと構えている主…そんなイメージを抱いていました。
発表される作品もまた、一筋縄ではいかない…アニメの世界に一石もしくは新風を起こすような内容で、ジブリの精神的支柱だったのではないでしょうか。遠目からですらそう感じるので、ジブリの皆様や宮崎駿監督の喪失感はいかばかりだろうと心配にもなるのですが、1人のジブリファンとしてできることはジブリに関わる(もしくは関わった)人々の生み出した世界を知り続けることなんだろうなと。なので企画展示室のもう1つの名のように、これまでもこれからも私は知ることで与えられた感動への恩返しをしていけたらなと思っております。高畑勲監督、ありがとうございました。