本と映像の森 244 テレビ番組「ビブリア古書堂の事件手帳」
最近、則子さんと次女のIさんと3人ではまっているテレビ連続ドラマです。
いま第6話まで、来ました。
神奈川県鎌倉市の片隅にひっそりと存在する古書店「ビブリア古書堂」の店主さんは、若い女性・しおりこさん、その弟と、風来坊の3人で運営しているところに、自分の家の古書を売りに来た若い男性、しかも幼児期のいやな記憶で本が読めなくなったという設定の若い男性「ごうらくん」の4人が織りなす「推理ドラマ」です。
本が大好きなしおりこさんは、頭がきれて、ごうらくんのなぞを解いて、しかも「私の店で働きませんか」と…。
しかし、しおりこさんは、母親のことを聞かれると無視して、弟に「母のことは聞かないで」といわれるような謎があります。
つまり、しおりこさんの「母のトラウマ」と、ごうらくんが「本が読めないトラウマ」と、これを一挙に解決して、2人を幸福にする結婚ドラマであろうと、ぼくはかってに決めつけています。
毎週月曜日、午後9時から1時間です。
今週の第6話は、しおりこさんが、なぜか愛着する、太宰治さんの「晩年」初版本をめぐるドラマです。この本をなぜか執着するマニアが、しおりこさんに密着してきます。
このマニアは誰か?
5回までのドラマを見た読者には、意外な人物です。
6回では、これまでの1回完結の形式を破って、次回、第7回にドラマが続いてしまいました。予告編の感じでは、本の「本文」を読めないごうらくんと、本が大好きなしおりこさんの、決裂??の感じまでアナウンスしています。
この危機を、ごうらくんとしおりこさんのカップル(もうかってに「カップル」と決めつけてますね)は、どう乗り切るのか?!次回をお楽しみに!
うわ、ここまで来て、ごうらくんとしおりこさんがラブラブにならなかったら、ドラマ制作者を許しませんからね。
やはり、ごうらくんが、しおりこさんを失いたくないために、本の「本文」を読めるようになってしまい、太宰治の謎も解いてしまう、という、そういう結末にしたいですね。