雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

原発ニュース 朝日新聞報道 東京地裁、衝撃の「放射能」「無主物」判決

2011年11月26日 05時34分46秒 | 地震・原発・津波・防災情報
原発ニュース 朝日新聞報道 東京地裁、衝撃の「放射能」「無主物」判決

 「朝日新聞」の特集『プロメテウスの罠』で、新シリーズ「無主物の責任」が11月24日、スタートしました。

 第一回目のサブタイルは、”「だれのものではもない」”でした。
 
 内容は、福島県二本松市のゴルフ場が、8月、東京地裁に、東電への放射能汚染の除去を求める仮処分裁判を起こしましたが、10月に、地裁は、東電の主張「放射性物質は無主物」との主張を認めて原告敗訴の判決を下しました。

 なんと、まあ!

 怒りを通り越して、なんと低水準なと、あきれ果てました。

 「雨宮日記」で中国批判をしましたが、日本も同レベル、いやそれ以下、でした。

 恥ずかしい限りです。

 なおゴミの不法投棄では、廃棄者・発生源者が判明しないときは、その不法投棄された土地の持ち主が片付ける責任を(仕方なく)追いますが、廃棄者が判明していれば,当然、その廃棄者・発生源者が片付ける責任を負います。

 しかも、論理的に考えれば、このゴルフ場に積もった放射性物質は、自然界の「無主物」ではなくて、東京電力福島第1原子力発電所の原子炉の容器内にあった放射性物質であり、当然、東電が管理・所有している物のはずです。

 どうして、原子炉内から爆発で飛び散ったら「無主物」に、転換するのでしょうか?

 「無主物」という「無責任」主張、いまだに「原子力村」体制が続いています。

 放射能をまきちらしたのは、俺じゃないよ、地震と津波だよ。
 まきちらされた放射能は、俺のじゃないよ。無主物だよ。

 うわ、ぼくの頭が、おかしくなりそうです。

 詳しい判決が手に入ったら、論理分析したいと思います。

 

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1 コメント

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三権分立 (Unknown)
2011-11-26 20:16:35
最近、裁判所の判決が政府の意向が色濃く反映されている様に思われます。
司法・行政・立法の三権分立で、それぞれが独立した権限があるのに有名無実化してきています。
これじゃ、独裁国家と変わらなくなる日が来るかも??
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