本と映像の森6 山田芳裕さん著マンガ『へうげもの2』講談社、モーニング
発音は「ひょうげもの」です。講談社「モーニング」に隔週で連載中。現在10巻まで刊行です。
戦国時代とその文化を知るためにはいいマンガだと思います。(もちろん、どこまでが事実かは、読んだみなさんが自分で調べて判断しましょう)。
戦国時代に信長さん・秀吉さん・家康さんに仕えた武将にして茶人、古田織部さんを描いています。千利休さんの弟子です。
織部さんの茶道の道と茶器への執着を、武士たちの暗闘の中にみごとに描いていると思います。
(いま第1巻がどこかに逃走中のため)第2巻では「本能寺の変」への新解釈を描いています(それほど奇説とは思いません。きちんと物語を構築してあると思います)。
第2巻の大半は、1582年の武田攻めです。
その冒頭、安土城内の秀吉さんの屋敷で、織部さんは秀吉さんの所有する「8種の名物」を見せられ「珠徳の茶杓(ちゃしゃく)」を自分の作ってきた茶杓と取り替えてしまいます。
利休さんの焼かせた「今焼きの赤茶碗」が秀長さん(秀吉さんの弟で腹心)に披露されるのも印象的なシーンです。
第2巻の印象的なセリフ
利休さん(明智さんに「死に近づけば近づくほど「わび」もまた、はっきりわかってくるものと存じます」
信長さん(家康さんの貧相な足袋を見て家康さんに)「貢ぐ対象がみすぼらしくて喜ぶ者がいると思うか?」
発音は「ひょうげもの」です。講談社「モーニング」に隔週で連載中。現在10巻まで刊行です。
戦国時代とその文化を知るためにはいいマンガだと思います。(もちろん、どこまでが事実かは、読んだみなさんが自分で調べて判断しましょう)。
戦国時代に信長さん・秀吉さん・家康さんに仕えた武将にして茶人、古田織部さんを描いています。千利休さんの弟子です。
織部さんの茶道の道と茶器への執着を、武士たちの暗闘の中にみごとに描いていると思います。
(いま第1巻がどこかに逃走中のため)第2巻では「本能寺の変」への新解釈を描いています(それほど奇説とは思いません。きちんと物語を構築してあると思います)。
第2巻の大半は、1582年の武田攻めです。
その冒頭、安土城内の秀吉さんの屋敷で、織部さんは秀吉さんの所有する「8種の名物」を見せられ「珠徳の茶杓(ちゃしゃく)」を自分の作ってきた茶杓と取り替えてしまいます。
利休さんの焼かせた「今焼きの赤茶碗」が秀長さん(秀吉さんの弟で腹心)に披露されるのも印象的なシーンです。
第2巻の印象的なセリフ
利休さん(明智さんに「死に近づけば近づくほど「わび」もまた、はっきりわかってくるものと存じます」
信長さん(家康さんの貧相な足袋を見て家康さんに)「貢ぐ対象がみすぼらしくて喜ぶ者がいると思うか?」