お酒に強い、弱いは「遺伝」するそうです。
世界的に分布を調べた結果では、欧米・アフリカなどのコーカサス人種(白人)・ネグロイド人種(黒人)は、お酒が強い。
一方、中国・韓国・日本・タイなどのモンゴロイド人種(黄色人種)は、お酒に弱いそうです。そして、アメリカ先住民にもお酒に弱い人が見出されるそうです。この事は、アメリカ先住民がベーリング海峡を超えてアメリカ大陸に移動した証拠にもなっています。
アルコール誘導性フラッシング反応(お酒を飲むと顔が紅潮する反応)はモンゴロイドに限定された症候群と言われているそうです。
日本国内の分布では北海道・東北と九州・沖縄ではお酒に強い人が多く、近畿・中部には弱い人が多いそうです。これは、縄文人と弥生人の分布と関連があるそうです。
ヨーロッパの人はお酒が強いと云っても統計上の事で、個々には弱い人も当然います。
有名な例としては「ヒットラー」が「下戸」だったそうです。記録では彼が15歳の時、酒を飲んで前後不覚となり、以後禁酒の誓いをたて生涯酒を飲まなかった、とありますので本当に下戸だったのか、呑めるけれど意志が固かったのか疑問の残る所です。
ヒットラーは、健康志向が非常に強かったと言われており、母親を癌で失くしたこともあり禁煙運動に熱心だったそうです。
ひろてんさんは「アルコール分解酵素」が無いと言われています。それはどう云う事なのか調べて見ました。
お酒(エタノール)は、主に肝臓で2段階の酵素反応で分解されるそうです。
エタノールが脱水素酵素と補酵素の酸化反応でアセトアルデヒドになります。次にこのアセトアルデヒドにこれを分解する酵素が反応して酢酸になります。最終的には二酸化炭素と水に分解されてしまいます。
※脱水素酵素 アルコールデヒドロゲナーゼ=ADH
補酵素 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド=NAD
アセトアルデヒド分解する酵素 アルデヒドデヒドロゲナーゼ=ALDH
お酒に強い、弱いはアルコール分解反応の中間代謝物アセトアルデヒドを上手く代謝できるか出来ないかだそうです。
アセトアルデヒドは、シックハウス症候群の原因物質でもあるホルムアルデヒドと同様、人にとっては有害な物質です。このためアセトアルデヒドを上手く代謝できないと「フラッシング反応」を起こしたり、気持ちが悪くなったりします。
肝臓でアセトアルデヒドを酢酸に酸化反応させる酵素は2つだそうです。
細胞質にあるⅠ型酵素(ALDHⅠ)とミトコンドリアにあるⅡ型酵素(ALDHⅡ)で、それぞれ9番染色体と12番染色体上に遺伝子があるそうです。
このうち「お酒に強いか弱いか」を決めるのはⅡ型酵素(ALDHⅡ)にあります。
Ⅱ型酵素(ALDHⅡ)には2種類があり、1つは「活性型・Normal・N型」と対立遺伝子「不活性型・Deficient・D型」があるそうです。
両親から1づつの遺伝子を受け継ぎますから、組み合わせはNxN,NxD、DxDの3種類になります。NxNはお酒に強い、DxDは酵素活性性が殆どありませんから、弱いと云うより先ず飲めない事になります。NxDは、NxNの2分1かと云うと6分1になるそうで(4量体の酵素の活性はNNの約6分1)やはりお酒に弱い、と言うことになります。
このALDHⅡの487番目アミノ酸1つの違いでN型とD型に分かれるそうです。
487番目の塩基配列。N型・・・-tacactgaagtgaa-・・ D型・・・-tacactaaagtgaaaー・・
お酒に強いか弱いかは、遺伝子ではたった1文字(1塩基)の違いで決まってしまうのだそうです。
遺伝子の1文字の違いが、1%以上で見られる場合、一塩基多型、英語の頭文字からスニップ(SNP Single Nucleotide Polymorphism)と言われています。
このSNPは、遺伝病の他生活習慣病・糖尿病高血圧の発症や進行を予防する事なども可能にし、新薬の開発、オーダーメードー医療など多くの分野で活用される事が期待されているそうです。
最期に、大量の飲酒はアルコール分解に必要な各段階での酵素が枯渇して、TCAサイクルが抑制され、結果グリセリン合成や脂肪酸合成に反応が進み、中性脂肪が蓄積され脂肪肝の原因となるようです。
また、お酒に弱い人が、訓練すれば強くなると言われますが、その様な事はないそうです。(一時的にCYP2EI酵素が誘導されることがありますが、お酒を控えれば元に戻るそうです)
世界的に分布を調べた結果では、欧米・アフリカなどのコーカサス人種(白人)・ネグロイド人種(黒人)は、お酒が強い。
一方、中国・韓国・日本・タイなどのモンゴロイド人種(黄色人種)は、お酒に弱いそうです。そして、アメリカ先住民にもお酒に弱い人が見出されるそうです。この事は、アメリカ先住民がベーリング海峡を超えてアメリカ大陸に移動した証拠にもなっています。
アルコール誘導性フラッシング反応(お酒を飲むと顔が紅潮する反応)はモンゴロイドに限定された症候群と言われているそうです。
日本国内の分布では北海道・東北と九州・沖縄ではお酒に強い人が多く、近畿・中部には弱い人が多いそうです。これは、縄文人と弥生人の分布と関連があるそうです。
ヨーロッパの人はお酒が強いと云っても統計上の事で、個々には弱い人も当然います。
有名な例としては「ヒットラー」が「下戸」だったそうです。記録では彼が15歳の時、酒を飲んで前後不覚となり、以後禁酒の誓いをたて生涯酒を飲まなかった、とありますので本当に下戸だったのか、呑めるけれど意志が固かったのか疑問の残る所です。
ヒットラーは、健康志向が非常に強かったと言われており、母親を癌で失くしたこともあり禁煙運動に熱心だったそうです。
ひろてんさんは「アルコール分解酵素」が無いと言われています。それはどう云う事なのか調べて見ました。
お酒(エタノール)は、主に肝臓で2段階の酵素反応で分解されるそうです。
エタノールが脱水素酵素と補酵素の酸化反応でアセトアルデヒドになります。次にこのアセトアルデヒドにこれを分解する酵素が反応して酢酸になります。最終的には二酸化炭素と水に分解されてしまいます。
※脱水素酵素 アルコールデヒドロゲナーゼ=ADH
補酵素 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド=NAD
アセトアルデヒド分解する酵素 アルデヒドデヒドロゲナーゼ=ALDH
お酒に強い、弱いはアルコール分解反応の中間代謝物アセトアルデヒドを上手く代謝できるか出来ないかだそうです。
アセトアルデヒドは、シックハウス症候群の原因物質でもあるホルムアルデヒドと同様、人にとっては有害な物質です。このためアセトアルデヒドを上手く代謝できないと「フラッシング反応」を起こしたり、気持ちが悪くなったりします。
肝臓でアセトアルデヒドを酢酸に酸化反応させる酵素は2つだそうです。
細胞質にあるⅠ型酵素(ALDHⅠ)とミトコンドリアにあるⅡ型酵素(ALDHⅡ)で、それぞれ9番染色体と12番染色体上に遺伝子があるそうです。
このうち「お酒に強いか弱いか」を決めるのはⅡ型酵素(ALDHⅡ)にあります。
Ⅱ型酵素(ALDHⅡ)には2種類があり、1つは「活性型・Normal・N型」と対立遺伝子「不活性型・Deficient・D型」があるそうです。
両親から1づつの遺伝子を受け継ぎますから、組み合わせはNxN,NxD、DxDの3種類になります。NxNはお酒に強い、DxDは酵素活性性が殆どありませんから、弱いと云うより先ず飲めない事になります。NxDは、NxNの2分1かと云うと6分1になるそうで(4量体の酵素の活性はNNの約6分1)やはりお酒に弱い、と言うことになります。
このALDHⅡの487番目アミノ酸1つの違いでN型とD型に分かれるそうです。
487番目の塩基配列。N型・・・-tacactgaagtgaa-・・ D型・・・-tacactaaagtgaaaー・・
お酒に強いか弱いかは、遺伝子ではたった1文字(1塩基)の違いで決まってしまうのだそうです。
遺伝子の1文字の違いが、1%以上で見られる場合、一塩基多型、英語の頭文字からスニップ(SNP Single Nucleotide Polymorphism)と言われています。
このSNPは、遺伝病の他生活習慣病・糖尿病高血圧の発症や進行を予防する事なども可能にし、新薬の開発、オーダーメードー医療など多くの分野で活用される事が期待されているそうです。
最期に、大量の飲酒はアルコール分解に必要な各段階での酵素が枯渇して、TCAサイクルが抑制され、結果グリセリン合成や脂肪酸合成に反応が進み、中性脂肪が蓄積され脂肪肝の原因となるようです。
また、お酒に弱い人が、訓練すれば強くなると言われますが、その様な事はないそうです。(一時的にCYP2EI酵素が誘導されることがありますが、お酒を控えれば元に戻るそうです)
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