四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

歌会始(うたかいはじめ)

2017-01-16 06:34:38 | 生かされて今日

 13日皇居にて古式豊かな「歌会始の儀」が行われました。つまり天皇家はやまと歌、和歌をたしなまれるのです。和歌の源流は「古事記」。神代の時代のスサノオノミコトにあると書かれているそうです。

 私は俳句が好きなんですが、俳句のもとは和歌を複数で続ける連句、それも飲んで騒ぐ場でつくるエログロ、滑稽な狂句です。その最初の発句が独立して俳句となりました。

天皇家ではそんな下品な歌を基にする俳句はなさいません。みやびな上品な和歌をたしなまれています。勅撰和歌集の初めは『古今和歌集』です。漢詩にも勅撰集はありますが、俳句にはありません。

 今年のお題は「野」で世界中から2万を超す応募がありうちうちわずか10首が選ばれ、天皇陛下の前で披講されます。大変な名誉ですね。最年少は17歳の少女、最高齢は81歳。20代、30代、50代からの作品は選ばれませんでした。

17歳の素敵な恋の歌をどうぞ。

  野原ならまつすぐ走つてゆけるのに満員電車で見つけた背中

                東京都の鴨下 彩さんの作品でいいですね。


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