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『氷屋来たる』@新国立劇場 小劇場

2007年06月21日 | theatre
【作】ユージン・オニール
【翻訳】沼澤洽治
【演出】栗山民也
【出演】
 市村正親/岡本健一/木場勝己
 中嶋しゅう/花王おさむ/大鷹明良/たかお鷹
 小田豊/宮島 健/武岡淳一/久保酎吉/二瓶鮫一
 明星真由美/野々村のん/岡 寛恵/伊藤 総/粟野史浩

私とした事が、市村さんの出演作品を危うく逃すとこで~。
『一行レビュー』で上演されてる事をしり、慌てて出かけました。ってか、ラッキーな事に手に入ったのですよ。ぴあで~。

いや~~~。
難しいお話なんだろうとは思ってましたが、なんていうか、なんていうんでしょうねぇ。

>ものがたり
1912年夏、ニューヨーク下町の酒場では、行き場のない連中が安酒に酔っては壮大な夢を語り合って自分を慰めている。そこにセールスマンのヒッキーが登場。彼は毎年酒場の主人ハリー・ホープの誕生日には訪れて、連中に酒をおごり、実現しないであろう彼らの夢をくすぐり喜ばせていたのだ。しかし、今夜のヒッキーはいつもと様子が違っていた。突然、どうすれば本当の心の平和が得られるのかと、連中を説得してまわる彼の身にいったい何が起こったのか・・・・・・。(新国立劇場HPより)

そのセールスマンが市村さん。
ほか、まぁ、娼婦のお姉さま方は出てくるけど、基本的には夢破れたおじさんが多数出てくる。。。
なんて~か、重い話です。
でも、可愛いおじさんたちでもあるが、なんとも切ない。
夢敗れて、この酒場(宿舎でもある)に住んでて、なけなしの金で飲んだくれてる。。。。。
はっきり言って、皆アル中である。
そして、皆で、なぐさめあってるんだよね~~。

いかんいかん。

こんなになっちゃいかん。。。

でも、人生が終わりに近づいて、酒しか心を慰めてくれる物がなくなっちゃって、、、って、なんだかちょっと考えさせられちゃいます。

うまい役者さん達ばかりですからね。観入りますよ。
はっきり言って、うまい役者さん達だから、3時間45分も観られるとも言える(^^;)

特に、市村さんは、本当に、こういう、純粋で、複雑で切ない男を演じさせたら天下一品だよね~~。今回も惚れ直しました。
結果的に、これはヒッキーのラブストーリーなんだ。。。って最後に思わせちゃうとこが、さすがは市村さんなのだ~。

また、私が今回感動したのは、酒場のバーテン役のたかださん。彼は、今まで、なんか面白いような役しか拝見した事なかったのですが、今回はイタリア系のバーテン役。すごくそれっぽかったの。すごいよ!メークだってしてなくて、体から、ニューヨークに住んでる流れ者みたいな空気?怪しくてセクシーで皮肉屋でずるくて、、、それがにじみ出てたんだよね。すご~い!『シラノ・ド・ベルジュラック』が楽しみ!

木場さんは、さすがですね。なんか、もう『演技派役者』とは、こういう人です!の看板がくっついてますわ。

その他、久保さんやら、花王さんやら、おじ様達すごすぎますわ。おなかいっぱ~~~い!

でも、なぜ。この作品を上演するんだろ。
って印象はあり。

ふむ。




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