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青年団リンク・うさぎ庵Vol.9『ウィリアムの仇討ち』

2011年12月27日 | flowers
@下北沢スズナリ

作・演出 工藤千夏

キャスト
服部次郎・近藤強 服部雅子・羽場睦子 服部公人・安倍健太郎 笹本卓・水下きよし(花組芝居) 笹本まりあ・長野海 木村ビル・ジェイソン・ハンコック 結城知美・天明留理子
 
機長(声)各務立基


2011年観劇納め。

明日から大晦日まで、怒涛の仕事納めの為、今日は朝から頑張って大掃除!と意気込んで眠ったものの…

目が覚めたら9時半過ぎ

芝居なんて観にいけないかも!

しかぁし!

お尻に火が点くと人間違いますね


それからの私の仕事ぶりはあっぱれでした(笑)


という事で、無事に下北沢へ


12月ですよ。

やっぱり、仇討ちでしょ

このお芝居は『ハムレット』をモチーフに英語と日本語が交錯する…と聞き、絶対に観に行かなくちゃだわ!と思ったのでした。

舞台はニューヨークJFK国際空港からバミューダ国際空港への機内でのお話。

パンフレットから引用させて頂いちゃおう。

『あらすじ・一年前、ニューヨークJFK航空からバミューダ・インターナショナル空港に向かう途中、服部製菓社長・服部一郎と秘書・木村瑛子が飛行機事故で亡くなった。一郎、瑛子それぞれの関係者が、バミューダ島に建立された慰霊塔にむかうため、JFK空港からのチャーター機に乗り込んだが…』

ここのどこが『ハムレット』なんだろ?と思ったけれど…。

な~るほど…。

次郎社長は、一郎さんの奥さんと結婚してる…。

そこからどうくるのかしら?

シェイクスピアをモチーフとしたお芝居好きな私としては、たまりませんでした。

又、舞台が機内ですからね…

いや~~。懐かしいなぁ(笑)

それは置いておいて。。。


機内で色々な人が会話して…。

「あ~~。私は聖徳太子ではないから、耳に入ってこない…」と一瞬思いつつも、「うむこれが何かの意味があるのね」

二幕(?)で一幕がプレイバックされつつ、会話の一つがボリュームが下がり、一つはボリュームがあがる…。

そっか。こう来るのね…な展開。

さすがは、工藤さんです。

アフタートークで、渡辺源四朗商店さんの畑澤聖悟さんと工藤さんのトークがあったのですが、その点についてのお話(同じお話を微妙に変えつつの繰り返しの難しさエトセトラ)と、あとは『仇討ち』についての話。

『仇討ち』する事。その昔は許されてただけに「しなくちゃならない」みたいな物があったけど、人は何がきっかけで仇討ちするんだろ?みないな事とか。

その昔、女性が「父の仇!」って立ち向かうけど、あれは本当に仇を打てるなんて感じじゃないよね~。あれは死ぬ覚悟、それか、だれか助太刀あっての事でしょ!な話には思わず納得しちゃいました。

結城さん(服部製菓の取引先のウィリアム・チョコ株式会社で自殺した社長の娘)は、シャンパンに毒を入れて皆を殺そうとするけれど、自分自身でも言っているように『ツメが甘い』っていうか、「誰かが死んで、それをきっかけに自分が死ねばいい」くらいの感じであり、それは『父の仇~~!』なイメージなのだそうです。。。

ふ~~む。

結局、結城さんの仇を討つ為に服部製菓にもぐりこんだ我らが花組芝居の水下さん演ずる笹本さんは、あちらこちらに色々吹き込み、自分の手を汚さず仇討ちさせようとしてるお腹真っ黒な男なんだけれど…。
本来は、自分で仇を討つつもりだったのでしょうが、自分の娘や息子が可愛くて、そちらに興味が行ってしまったが故に、他の人たちに手を下して欲しかったんでしょね。

ビルはパイロットだったって所がね。。。。

残念でした。。。


って、観てない方にはまったくわからない内容で失礼いたしました。


最後に突っ込みを一つだけ。

機長さんは関係ないのに、巻き込んでごめんなさい…みたいな事を劇中でも、アフタートークでも仰ってましたが…。

副操縦士もいるんですが…

彼の立場は…



あ~~。でも良い観劇納めでした。

素敵なお芝居ありがとうございました