この春、以前から勧められていた『ことばの学校』を導入しました。読書離れといわれて久しく経ち、確実に子どもたちは読解力以前の読む力そのものが劣化しています。この悲しい現実への働きかけが多少なりともできればとは思っています。
どれほど授業で声高に「しっかり読め、ちゃんと読め」と言ってもナカナカ実行が伴いません。あれこれ授業の中でマークの付け方や抽出の方法を伝え、試行錯誤を繰り返していますが、子供達の適応力は年々減少しているようです。これは詰まるところ、ものごとを深く考えない生活習慣そのものに起因するのではないかとさえ考えさせられる次第です。
別に速く読む必要はないのですが、文字から場面や心情・趣旨をイメージしながら読む感覚は大切にして欲しいものです。そこから他者を理解し関わり合っていく本当の生きる力が生まれてくると思うのですが…。
このコンテンツによって一朝一夕に子どもたちの読む力の向上が図れるとは思いません。しかし、少なくとも動機付けの端緒になるのではないかと期待しつつ、告知活動を始めてみようと思っている昨今です。