7時10分ほど前に家を出て、カメラ片手に散歩。屋根が真っ白になるほどの、放射冷却で気温が下がっているが、むしろ大気が澄んで気持ちいい。生温いお湯に浸かっているような、毎日気の抜けた温暖な12月の日々が続いている北陸福井のお天気。スノータイヤが減るではないか! 雪でもふればいいのに、と思わないでもない。
犬をつれた、比較的若い夫婦が、山の坂道を登っていた。挨拶し、追い越して、今度は下りに出会った時「降水確率90%だって予報だけど、こんなに素晴らしい空が広がってるのにねえ」と言うと、奥さんの方が「午後に、急激に荒れ模様になるんですって!」と返してくれる。
激変するらしい。午後なら、まだまだ時間がある。たっぷり写真を撮って、汗を流して帰宅。空腹にマリートパンを2口程放り込んで、すぐに解体現場まで走って、打ち合わせは、3分。で、Uターンして帰宅。大きなお握りと味噌汁と焼き魚を胃袋に収めて、一服。
一服していると、珍しい同級生から電話が入って、火曜日夕方「リライム」での夕食の誘い。「おお、あんた、例の助役から金塊の2、3本も貰ったってか?噂やぞ。」「ば、バカ言うなま、あの助役はよー知ってるけど、俺らみたいな権限のない小者には見向きもしないっちゃ」「何や、残念やなあ、奢ってくれるんと違うんか?」「同級生ばかりや、割り勘に決まってるやろ。」「リライムなんて、社長が死んでから行ったことないぞ。その日の朝、財布に金が1万円あったら、行くわ。」
電話を切ると、メッセージが一件、入ってきた。地元の同級生の一人が死んだと世話役が流してきた。あれは、嫌いなやつだったから、内心、「ふふふ」。どーでもいい。絶対に通夜など行く気はない。
9時20分に再び、ワイフを送って駅前に。帰り道、今度はゆっくり現場で打ち合わせ。隣接自動車屋や依頼主とも話し合う。で、再び帰宅。朝の快晴はどこへやら。空一面に雲が広がってきた。
空見をしているところに、清八会仲間の一人、組合長が柚子やレモンなど「お歳暮」だと箱に入れて持ってきてくれた。魚屋は、まだ姿が見えない。