昭JIJI(アキラジジ)の島旅賛歌*参加

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伊豆諸島・新島の師走八日の祭り~獅子木遣と御神楽~式根島を巡る(二日目午後)

2006-09-13 03:56:50 | 11伊豆・東京都・伊豆諸島
その後、新島村博物館に出掛けた。館長から「新島は新しい島で、昔は、式根島とは繋がっていた。ここで採掘されている「坑火石(こうがせき)」は世界ではこことイタリアの島でしか採れない珍しい石である。」などの新島の歴史、文化、風俗等の説明を受けた。館内の見学を終え、外に出たら、目の前に素晴らしい夕日が地内島に沈んでいくのが見られた。


(地内島夕日)

旅館に戻り、早い目の夕食を取っていたら、添乗員さんから報告がありますとのこと。何事かと思ったら、お誕生日会を開くとのこと。誰かと思ったら、車を運転してもらった会員さんで、全員で「パピーバースデー」の歌を歌いながら、手作りケーキのロウソクの火を力強く吹き消された。

いよいよ今回ツアーの目的である「師走八日の祭りの子ども木遣獅子」を見に十三社神社に出掛ける。神社の鳥居のところに「正一位」の幟がはためいていた。格式がある神社である。


(十三社神社)

しかも、木遣歌で獅子舞を行うのは、全国的に珍しく貴重な民俗芸能として昭和33年に東京都の無形民俗文化財に指定された。この獅子は、雌雄2頭で、雌獅子が原町、雄獅子は新町が担当していて、5人ずつで舞う。なお、獅子木遣は、毎年行われるものではなく、国や村に大きい祝い事があった時になどに行われている。残念ながら今年は行われず、「子ども木遣獅子」が行われ、見物した。これは後継者育成のために始められたものである。「子ども木遣獅子」が終わると観客席から「御捻り」がたくさん飛んだ。これがお年玉になるとのこと。


(子ども木遣獅子)

その後、婦人会の踊りやおかめ・ひょっとこの踊りなどが行われ、楽しい一夜を過ごした。また、周りには色々な屋台が出ていて、賑わっていた。旅館に帰ってから「湯の浜露天温泉」に出掛けた人もいたが、私は何か疲れて寝た。色んなことがあり、充実した一日であった。