中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

江蘇省 南京 蘇州から南京へ初ドライブ

2024-09-19 00:09:19 | <江蘇省>観光

気晴らしを兼ねて南京まで行ってきました。

自分の車で南京まで運転するのは今回が初めてです。

 

 

蘇州から南京まで車で移動する場合、G42(滬蓉高速道路)を使うのが一般的です。

G42は上海~成都まで続く全長1960kmの高速道路、蘇州~南京は200kmちょっとです。

 

 

途中までは、北京~上海間の高速道路G2(京滬高速道路)と共用されています。

ただこの高速、交通量が非常に多く、G2、G42共用区間の無錫で必ず渋滞します。

 

 

なので、無錫周辺に出帰る際はできるだけG2、G42を避けているのですが、

南京まで行くとなるとスタート直後の無錫でジタバタしてもしょうがないので渋滞覚悟で。。

 

 

無錫の渋滞を抜け常州に入ったところで、芳茂山サービスエリアで一休み。

最近、中国のサービスエリアはリニューアルされて奇麗になったところが多いです。

 

 

常州といえば恐竜(なのか?)、芳茂山サービスエリアも恐竜推しです。

常州には中国恐竜公園という大きな恐竜テーマパーク(遊園地)があります。

 

 

ここには華東エリアに展開している中華ファストフードの老娘舅がありました。

高速道路のサービスエリアで老娘舅を見つけたのは初めて。街中よりは少し高めの値段設定です。

 

 

夏限定の魚香茄子定食(マーボ茄子みたいな感じのもの)で早めのお昼ご飯。

老娘舅はお米が美味しくて、家でもここのお米を買っています。

 

 

ちなみに常州で実際に恐竜化石が見つかった訳ではないそうです。

 

 

こちらは帰りに利用したのは鎮江市の窦庄サービスエリア。中は奇麗です。

新しくできたり改装されたサービスエリアには、たいてい日本でもおなじみのファストフードチェーン店があります。

 

 

窦庄サービスエリアはこれといった特徴があるわけではありませんが、初めて目にする看板がありました。

”女性車位”。女性専用の駐車エリアです。

なぜそれが必要なのか、そのルールを守る人がいるのか不明です。

 

 

鎮江まで来ると通行量もだいぶ少なくなって走りやすくなります。

この日の常州~南京間は渋滞もありませんでした。

 

 

今回の目的地は南京の鐘山風景名勝区、蘇州から車だと3時間半ぐらいの場所です。

大きな木々に囲まれた道は気持ちよく運転できます。

 

 

鐘山風景名勝区の中には、中山陵(孫文の陵墓)、

明孝陵(明王朝を建国した太祖洪武帝、朱元璋の陵墓)などがあります。

 

 

蘇州から南京だと鐘山風景名勝区を巡っても十分日帰りできる距離なのですが、

最近、何かとストレスを感じることも多く、気晴らしに1泊2日で緑を満喫することにしたのでした。

高速道路は新しい試みがされているサービスエリアも増えたので、

サービスエリアに立ち寄ることもドライブの楽しみのひとつになっています。

 

 

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蘇州 同里古鎮のお散歩と晩ごはん

2024-09-12 00:09:12 | <蘇州>観光

夕方5時を過ぎると(だいたい4時半頃から)、同里古鎮は無料開放されます。

今回はちょうど無料になるタイミングに行ったので、散歩してから食事もすることにしました。

 

 

同里古鎮は、周庄、用直、烏鎮、西塘、南潯と並ぶ江南六大古鎮の一つです。

宋代には既に街が形成され、元代、明代と発展してきました。

 

 

同里にある蘇州古典園林のひとつ、退思園は清代に建築された個人邸宅です。

2000年に世界文化遺産に登録されました。

 

 

池を囲む建物や回廊のすぐ下まで水があり、

水に浮かんでいるようにも見えることから貼水園とも呼ばれています。

 

 

同里古鎮の中には1000年近く前の橋も残っています。

古鎮の中心、三橋の周辺は観光客がもっとも集まる場所です。

 

 

結婚や誕生日、子供が生まれた後など、おめでたい時に、

吉利橋、太平橋、長慶橋の順に三橋を渡る風習があるのだそうです。

 

 

まだ普通に人が暮らしている通りには観光客の姿も少なく、

お年寄りたちの井戸端会議だったり、水路で洗い物をしている姿も見かけます。

 

 

18時ごろにになると、景色の良さげな席は埋まってしまうのかも、

と思って少し早めの晩ごはんにすることに。

 

 

比較的人の少ない陸家埭まで行ってみたのですが水路沿いにはテーブルが出ておらず、

レストランも営業しているのかよく分からない状態になっていました。

 

 

どこで食事をするか迷って、結局決めきれず三橋まで戻ってきました。

食事にはまだ少し早い時間でも呼び込みが始まっています。

 

 

店の当たり外れは分かりません。基本的に三橋周辺に当たりはないと思っています。

どの店もメニューはほぼ同じで、江南水郷らしい料理の写真やメニューが並んでいます。

 

 

菱の実、鶏頭米(オニバスの実)、レンコンを使った炒め物。さっぱり塩味です。

この店では水三鮮という料理名でした。菱の実と枝豆を炒めた菱角毛豆も江南水郷の名物です。

 

 

こちらは、巻貝の中にひき肉を詰めた料理、名前は忘れました。。

大きな巻貝なのでタニシではありません。ジャンボタニシなのでしょうか。

同里古鎮のレストランには、太湖三白(白魚、白蝦、銀魚)と並んで必ずこの料理もあります。

 

 

馬蘭頭(マーラントウ)を頼んだら、予想外の炒め物で出てきました。

私の好きな馬蘭頭の食べ方は、柔らかい葉の部分だけを茹でたり炒め煮にして、ご飯に合う甘辛い味付けです。

ここのは固い葉も茎の部分も一緒に炒めているので硬くて美味しくないです。これは失敗。

 

 

筍と豚肉の醤油煮込みは、蘇州らしい甘い味付け。ビールのお供にもごはんにも合います。

良く言えばとてもよく煮込まれている、悪く言えばいつ作られたのか分からないぐらい煮込まれている。

という感じです。肉は煮崩れてほぼ原形をとどめていません。

 

 

食事を終えるころにはすっかり日も暮れて古鎮に電気が灯り始めました。

レストランの水路沿い席にもお客さんが増えてきました。

 

 

無料の時間帯になってから連れて来られる団体旅行客も多いようで、

日が暮れると最も賑やかな時間帯になります。

 

 

今年の蘇州は9月に入ってもまだ日中の気温は35℃を超えていますが、夜になると少しだけ涼しくなりました。

退思園は夜になるとライトアップされ、10月末ごろまでは踊りや昆曲なども楽しめます。

同里古鎮の中にはたくさんレストランがあるのですが、未だにどの店が評判の良い店なのか分かっていません。

 

 

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蘇州 夏の静思園と静思園大酒店

2024-09-05 00:09:05 | <蘇州>観光

蘇州呉江区、同里古鎮の近くにある静思園は、1993年に造られた新しい庭園です。

名前が同里にある世界遺産の園林、退思園に似ていますが全く別物です。

 

 

静思園は個人庭園です。蘇州園林を参考に10年かけて造ったのだそうです。

以前、静思園に来たのは2019年、今回で2回目です。

 

 

庭園には、池、橋、堂、亭、築山、石、回廊など蘇州園林の要素が全て揃っています。

 

 

明清代、民国風の建物などもあります。

蘇州古典園林との大きな違いのひとつは。。訪れる人がとても少ないこと。

 

 

今年の夏はとても暑かったせいもあるかもしれませんが、本当に少ないです。

 

 

ここだと好きな場所で好きな格好で写真も撮り放題だと思うのですが、

おばさまも、漢服を着た若者も、結婚写真を撮る人もほとんど見かけません。

 

 

今は入園料が70元するようなので、これも敬遠される理由のひとつかもです。

近くにある世界遺産の退思園は50元(同里古鎮のセットで100元)だったかと思います。

 

 

静思園に歴史的価値はありませんが、退思園とは比較にならないぐらい広い庭園です。

夏でも涼しさを感じさせる風が心地よい場所もありますし、好きな場所でのんびりできます。

 

 

また静思園には岩のコレクションが数多くあります。

最も大きな慶雲峰は、高さが9.1mで重さ136トン、1600ほどの穴が開いており、

何の記録かよく分かりませんがギネスにも登録されているらしいです。

 

 

以前来た時は、園内のレストランも営業していて、次はお茶を飲むか食事でもと思っていましたが、

レストランも売店も今は営業していないようでした。

 

 

実は、今回、静思園に来たのは。。

隣接する5つ星クラス(と紹介されている)の静思園大酒店が朝食付き357元というのを

旅行サイトで見て、怖いもの見たさも含めて宿泊してみることにしたからです。

ただし本当に5つ星クラスならこの価格設定は通常あり得ないです。

 

 

庭園式ホテルと呼ばれる広い敷地に大小の建物が並ぶホテルの見た目は立派です。

エントランス前の駐車スペースに空きがなく、停めた地下駐車場は若干廃墟感が。。

かなり経営は厳しそうに見えます。本館以外の建物はもう使用されていないようです。

 

 

ホテルのロビーは天井も高くとても広いですが、喫茶店も売店も営業していません。

もともとあった、宴会場、KTV、日本料理店、プールなども営業しておらず、

ホテルの食事は朝食だけ提供されているようです。

 

 

ホテルの部屋はとても広くベッドも大きいです。

部屋の中の物は全て年季が入っていますが窓の外には緑が多く、古いことを除けば快適です。

 

 

朝食は中華のみで時間帯は7時から9時までと、とても短く料理も追加されないので、

8時を過ぎると何も残っていません。1人57元らしいのでクレームレベルです。

麺だけは最後まであります。合理化とコストダウンを推進中のようです。

 

 

ホテルの名前は蘇州靜思園開元大酒店→蘇州靜思園豪生大酒店→蘇州靜思園大酒店と変化していますので、

経営難でついに合弁先もなくなったのかもしれません。

今は、団体旅行客の受け入れで何とか持ちこたえているのでしょう。

 

 

静思園は静かでいいところなのですが、静思園大酒店と共にすっかり寂れてしまいました。

以前は静思園にもホテルの敷地から直接入れたのですが、今は門も閉められています。

古い5つ星クラスのホテルは施設の古さを除けば安くて快適だったりすることもあるのですが、

ここは部屋とロビーの広さだけ5つ星で、それ以外は3つ星以下に成り下がったという感じでした。

もちろん値段からして想定の範囲内。。なのですけど。

 

 

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江蘇省 無錫 無錫影都(華莱塢影都)

2024-08-29 00:08:29 | <江蘇省>観光

無錫影都は無錫国家デジタル映画産業園の中にある映画やドラマの撮影スタジオです。

撮影用のセットなどが一般公開されています。

 

 

ここには2017年に一度だけ行ったことがありました。

当時はまだ地下鉄もなく、道路も工事中でたどり着くのに苦労した覚えがあります。

 

 

あまり大したこともない印象で、その後は全く足を運ぶこともなかったのですが、

暑すぎて出かける場所もなく、今でも存在しているということは何か変わっているのかも。

と思って行ってみることに。

 

 

入園料は110元です。

蘇州の休閑カードで入園できる施設に含まれていますので、外れだったとしても懐は痛みません。

 

 

ここで休閑カードが利用できるのは、中華民国時代の街並みのセットがある民国街と数字電影科技館です。

無錫影都電影時尚街はもともと無料で入れます。

 

 

民国街の建物や、車や小物類は以前と何も変わっていない感じです。

置いてある車の多くは乗っても大丈夫。(汚いですけど)

 

 

入り口近くの大公館では、映画かドラマの撮影が行われているようでした。

屋根があるとはいえ撮影スタッフさんはみなさんもう汗だく状態で大変そうです。

 

 

ドラマの「武媚娘伝奇」が撮影されたセットでは、スタジオ撮影体験ができるようです。

実際に演じている姿を撮ってもらえるのでしょうか、漢服を着た若者が説明を受けていました。

 

 

民国街の中で涼しい場所は、この武媚娘伝奇の撮影セットぐらいです。

 

 

汽車が停まっている上海駅も以前と変わっていません。

片方は上海駅、反対側が阜興西駅になっている駅名板も同じです。

 

 

品啦明星館は今回も外から眺めただけ。

ロケットやゲームのあった遨天一号太空館と子供向けの屋内遊園施設はもうなくなったようです。

 

 

数字電影科技館は特殊撮影や画像合成の解説や体験できるようになっています。

ここに入ったことがあるのかないのかよく覚えていません。初めてかもしれません。

 

 

タイタニック号の船首に建つ姿や、恐竜に乗って空を飛ぶ姿、森の中で小動物を戯れる姿などを

映し出してくれます。ここだけは小さなお子さんにも喜んでもらえそうかもです。

 

 

無錫影都電影時尚街は掃除も行き届いていて荒れた感じは全くないです。

でも前回来た時よりも増して何もありません。店もなく人もほとんどいません。

 

 

エアコンが効いているこのような無料の施設には、近所のご老人と孫が涼みに来るのが一般的なのですが、

そのような人たちの姿もほとんど見かけません。

もしかすると近所のマンション群も売れていないのかもしれません。

 

 

食事ができる店は、雲南料理レストランの香巴拉·雲南餐庁だけになっていました。

以前は少ないながらももう少し選択肢があったのですが。。

 

 

一軒しかないので値段はあまり安くなく2~3品頼むと100元超える感じです。

米線などの簡単な料理もあります。味はこちらの人に合わせてあまり辛くしていないようです。

 

 

かつては華莱塢(ハリウッド)と名付けられていた無錫影都。

本業の映画産業の方で稼いでいるのかもですが、2017年当時と比べて更に客足が遠のいている状態で、

今でも営業が続けられていること自体が凄いです。国有企業だからですかね。

あまり期待せずに行けば、それなりに楽しめる要素もきっとあるかと思います。

 

 

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浙江省 嘉興市嘉善県 西塘古鎮(庭園と博物館巡り)

2024-08-22 00:08:22 | <浙江省>

西塘古鎮の中には、明清代~中華民国代の邸宅や庭園、

歴史文化や地場産業などを紹介する展示、博物館などもあります。

 

 

それぞれの料金は全て西塘古鎮の入園料に含まれています。

ただし、入る時にチケットのQRコードを使用しますので、スクショしておくと便利です。

 

 

暑くて全て回り切るのは断念しましたが、2/3ぐらいは行ったかと思います。

 

 

護国随糧王廟は、七老爺廟とも呼ばれます。

明代に金という食料を輸送する役人が飢饉で苦しむ西塘の人々に対して法を犯して食料を分配したものの、

その処罰から逃れることができずに自害しました。

 

 

後に助けられた人々がお金を出し合って寺を建立し祀ったといわれています。

 

 

酔園は明代に創建された邸宅で、元々は五進だったそうなので昔はもっと大きなお屋敷だったのでしょう。

酔経堂は、清代の著名な書家、画家の王志熙が建てました。

 

 

現在の持ち主の王さんも書画家で室内には書や版画の作品が展示されています。

小さな庭にあるレンガ造りの橋は江南の庭園では珍しいものなのだそうです。

 

 

酒文化体験館には、黄酒の醸造工程の紹介や、お酒を入れるカメや盃が展示されています。

体験館となっていますが、何が体験できるのかはよく分かりません。

何かに挑戦して達成すると記念品がもらえるようなことが書かれた看板はありましたが。。

 

 

今でもあるのかは分かりませんが、西塘では梅花三白という銘柄のお酒が醸造されていたのだそうです。

清代にはその香りが百里まで届いたとも言われています。

 

 

瓦当文化体験館には、煉瓦彫刻、古煉瓦など様々な瓦が展示されています。

展示されている300余りの瓦は西塘古鎮の董紀法さんが収集したものです。

 

 

宋代の宮殿に使用されたとされる龍紋瑠璃瓦当など希少価値の高いものもあります。

 

 

紐釦博物館(ボタン博物館)

西塘にはボタンの製造企業が500社ほどあり、中国全体の中で占める生産高の割合は50%なのだそうです。

 

 

漢代から現代までの様々なボタンが1000点以上展示されています。

また、ボタンの生産工程の解説などもあります。

 

 

西園は明代に造られた富豪の個人邸宅で、西塘古鎮の中では最も大きな庭園があります。

庭園には、小さな池や築山、亭が築かれています。

 

 

辛亥革命当時に発足した近代文学史上最大の、南社という文学団体のメンバーが、

1920年にここで集会を開いたのだそうです。当時の写真などが展示されています。

 

 

西園の2階からは細い路地(蘇家弄?)を見下ろすことができます。

他の庭園や博物館でも建物の2階部分から水路や通りの景色が見えるところもあります。

 

 

王宅も明代の個人邸宅です。

門の両側ギリギリのところまで店があるので油断すると通り過ぎそうです。

 

 

ネットで王宅を検索してみると、今でもここに一族が暮らしていると書かれている記事もありましたが、

公開されている場所は歴史や文化の展示室になっているので分かりません。

西塘の最も細い路地、石皮弄の奥にある建物には実際に人が暮らしているらしいです。

 

 

他にも倪宅、聖堂、明清木彫館、張正根彫(木根の彫刻)芸術館などがあります。

夜になっても古鎮の通りなどは賑やかで、ライトアップされた風景も楽しめます。

今年の江南地方は、日本と同じように猛暑で、最高気温が39℃以上、夜も30℃以上の日が続きました。

西塘には日差しを遮る廊棚があるとはいえ、やっぱり暑いのは暑いです。。

 

 

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